特集

え? 夏目が行方不明? 劇場版の内容を予想! 『劇場版 夏目友人帳』ステージレポート【特集第8回】

3月25日(日)、『AnimeJapan 2018』GREEN STAGEにて、9月29日(土)より全国公開の『劇場版 夏目友人帳』スペシャルステージを開催。神谷浩史、井上和彦、堀江一眞、木村良平、菅沼久義、佐藤利奈らおなじみのキャストが出演し、劇場版の内容を予想するミニゲームや特報映像の公開、井上のバースデーを祝うサプライズで盛り上がった。

9月29日公開の特報をいち早く公開

2008年にTVアニメ第一期がスタートし、昨年2017年には第六期が放送されている人気の『夏目友人帳』シリーズ。豪華キャスト陣を迎えてのステージイベントの開催も、毎年、「AnimeJapan」では恒例行事となっている。さらに今年は、シリーズがアニメ化10周年を迎えており、劇場版が秋に公開されることは既に発表済み。ファンの期待がますます膨らむステージとなっていた。

開演時間を迎えると、客席が暗転。佐香智久さんが歌う第六期『夏目友人帳 陸』のオープニングテーマ「フローリア」が流れ、おなじみの夏目とニャンコ先生が触れ合う劇中映像がスクリーンに映し出されると、すっかり『夏目友人帳』の世界に引き込まれてしまう。

妖(あやかし)を見る力を持つ主人公・夏目貴志、良き相棒のニャンコ先生・斑、夏目の同級生・田沼要、西村悟、北本篤史、多軌透の映像とキャラクターがひとりずつ紹介されると、ステージの両脇から夏目役の神谷浩史さん、ニャンコ先生・斑役の井上和彦さん、田沼役の堀江一眞さん、西村役の木村良平さん、北本役の菅沼久義さん、多軌役の佐藤利奈さんが、にこやかに手を振りながら登場。超満員の客席から、温かい拍手が沸き起こる。

夏目役の神谷浩史さん、ニャンコ先生・斑役の井上和彦さん、田沼役の堀江一眞さん、西村役の木村良平さん、北本役の菅沼久義さん、多軌役の佐藤利奈さん

イベントの司会進行は、堀江さんと佐藤さん。ビジネスデイ、パブリックデイ含め4日間行なわれた『AnimeJapan 2018』だが、ここGREEN STAGEでのイベントはこれがラストだ。「キャストもやる気満々です!」と堀江さんが言うと、井上さん、木村さん、菅沼さんが元気にガッツポーズ。ひとり冷静に頷いていた神谷さんに、井上さんが“おまえもやれよ”と言わんばかりに身体をぶつけると、神谷さんも思わず笑う。10年間培ったチームワークの良さとキャスト同士の仲の良さが、そんなじゃれ合いからも垣間見えてほっこりする。

まずは、『AnimeJapan 2018』に先駆けて発表されていた、劇場版の情報がスクリーンでまとめて紹介される。タイトルは『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』で、9月29日(土)より全国公開。「優しく、哀しい、嘘をついた」をキャッチコピーに、シリーズ初の長編映画として原作者・緑川ゆき先生監修による完全新作オリジナルエピソードが描かれる。総監督は、TVシリーズ第一期~第四期の監督であり、第五期~第六期で総監督を務めた大森貴弘さん。監督には伊藤秀樹さん、脚本には村井さだゆきさんが名を連ね、TVシリーズのアニメーションを長く担当してきた朱夏が制作を手がける。

劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~

じつは、この日登壇したキャスト陣にも、まだ劇場版の内容は知らされておらず、アフレコ台本も受け取っていないそう。一番最初に劇場版の制作が発表された段階では、神谷さんと井上さんしかキャストが発表されていなかったため、他のキャスト陣は、新発表でキャスト表に自分の名前があって安心したそうだ。

そして、「10年経ってやっと劇場版になって良かった。でも……なんですか? この(サブタイトルの)“うつせみ”というのは?」と、井上さんから素朴な疑問が飛び出す。“うつせみ”とはセミの抜け殻のことで、むなしいこと、儚いことの例え。美しい空を背景に遠くを見つめている夏目と、肩に乗ったニャンコ先生が描かれた印象的なキービジュアルについて神谷さんは、「朝焼けなのか夕焼けなのかもわからない妖しい雰囲気ですね」。菅沼さんからは、「いつもよりニャンコ先生、真面目な顔をしてますよね」と指摘があったが、全員から、真面目な顔をしていても、結局、頭の中では大好きな「七辻屋」の饅頭のことを考えているはず! と突っ込みが入っていた。

そして堀江さんが、「キャスト欄に“ほか”と書かれているので、今後、新たなゲストキャラクター、ゲスト声優が発表されるかも知れませんね?」と言うと、井上さんが隣の神谷さんを「さっきから黙ってるけど、何か隠してるでしょ。ゲストキャラとか知ってるんじゃないの?」と追及。神谷さんが、「出るとは聞いていますけど、どなたがキャスティングされるかは、僕も知らないです。うすぼんやりと、こういうキャラクターらしいとは聞いていますが、言うと怒られちゃうんで、みなさんはあることないこと言っていいですよ」と答えると、井上さん、菅沼さんから「絶世の美女に出てほしい」「露出度は高めで!」と、『夏目友人帳』らしからぬ注文が飛び、笑いを誘った。

劇場版は“うつせみ”が地球を征服!? リレー形式で内容を大予想!

続いてステージで繰り広げられたのは、キャスト陣が『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』の内容を勝手に予想する「起承転結」のコーナーだ。キービジュアルとタイトルから受けたインスピレーションをもとに、神谷さんが「起」、井上さんが「承」、木村さんが「転」、菅沼さんが「結」を担当し、それぞれがストーリー展開を妄想。ストーリーを繋げてみようという、大胆なムチャブリ企画だ。このアンケートは、ずいぶん前に行なわれていたようで、神谷さん、木村さんは「何を書いたか全く覚えていない」と首を傾げつつも、それぞれが「『夏目友人帳』の内容に沿って、ちゃんと考えているはず」「内容には自信があります!」と余裕を見せる。

夏目役の神谷浩史さん、ニャンコ先生・斑役の井上和彦さん、田沼役の堀江一眞さん、西村役の木村良平さん、北本役の菅沼久義さん、多軌役の佐藤利奈さん

そしてひとりずつ、起承転結を発表することになったのだが……フタを開けてみると、とんでもなくスペクタクルな内容に! まず、神谷さんが担当した「起」は、「いつもの通り八ツ原で妖怪〈うつせみ〉が爆誕! 地球征服を目論んで首都・東京を目指す!」。身じろぎもせず、じっとモニターを見つめていた神谷さんが、「ひどいですね……誰が考えたんですか!? これじゃ、『夏目友人帳』じゃないじゃないか!」といきなりの責任転嫁。「唯一合ってるのは八ツ原だけ」「いろんな番組が交じってる」と、みんなに突っ込まれる。

夏目役の神谷浩史さん

続いて、井上さんが考えた「承」は……「夏目が行方不明になる」。いきなりの大事件勃発に、客席は大爆笑。「〈うつせみ〉を倒せるのは夏目だけなのに!」と菅沼さんが抗議すると、神谷さんも思わず立ち上がって「ちょっと待って! これはまずい、『夏目友人帳』じゃない!」と弱った顔に。井上さんは、「いつも夏目は出ずっぱりだから、行方不明になれば(神谷の)セリフが減ってラクができるよ」と神谷さんをなだめるが、堀江さんから「そうなると、ニャンコ先生が夏目抜きで孤立無援で戦うんじゃないですか?」と指摘され、慌てるひと幕も。菅沼さんが「きっと国会の会議シーンが長いんでしょうね」と言い出すと、「みんな早口で話すんじゃないか」「夏目はまだか! と言い出す」と他のキャストも悪ノリし、爆笑が巻き起こった。

ニャンコ先生・斑役の井上和彦さん

そこで木村さんが予想した「転」は……「ちょっとひと休み」。「おい! 何だよ!」「物語が進んでないよ!」「〈うつせみ〉に東京がやられちゃうよ!」と全員になじられる木村さんは、「ひどいっすね!(笑)」と自分の予想に大笑い。「ニャンコ先生がひとりで頑張るけど、疲れちゃうんでしょうね。饅頭でも食べるのかな?」とおとぼけ顔だ。

田沼役の堀江一眞さん

夏目役の神谷浩史さん、ニャンコ先生・斑役の井上和彦さん、田沼役の堀江一眞さん、西村役の木村良平さん、北本役の菅沼久義さん、多軌役の佐藤利奈さん

ここまでのとんでもない「起・承・転」に、みんなが「この話、どうなっちゃうの?」と心配する中、最後の「結」を担当した菅沼さんだけは、余裕の表情。「僕は、どんなことが起きてもいいように、ちゃんと完結するように書いたので!」と自信たっぷりに披露した結末は……「なんやかんやで事件は解決し、次の日、夏目は学校へ。西村、北本に〈おはよう夏目!〉と言われ、一緒に登校するのであった【完】」と、見事に大団円。「これ、本当にありそうなヤツじゃん!」と神谷さんに言われ、菅沼さんは「感動的なエンディングが流れますよ!」と木村さんとハイタッチをしながら喜んでいた。

西村役の木村良平さん

夏目役の神谷浩史さん、ニャンコ先生・斑役の井上和彦さん、田沼役の堀江一眞さん、西村役の木村良平さん、北本役の菅沼久義さん、多軌役の佐藤利奈さん

そして会場では、本邦初披露となる劇場版特報も公開に。神谷さん、井上さん、木村さん、菅沼さんもステージ前方に移動して、座り込みながら映像に見入る。神谷さんが、「僕と(井上)和彦さんでセリフを新録したんですが、その時はまだ画がなかった。完成したものを初めて観ましたが、期待が高まる内容ですね」と感想を述べると、「ニャンコ先生が“お前たち人間の考えていることは分からんな”と言っていましたが、人間が何か変なことをするのかな?」と井上さん。「妖(あやかし)と人間の価値観は違うので、劇場版でどう描かれるか楽しみです」と、神谷さんは語っていた。

「劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~」2018年9月29日(土)全国ロードショー

藤原夫妻から井上和彦さんに誕生日のサプライズプレゼント!

さらに堀江さんは、「なんとここで、もう1本、サプライズの特報VTRがあります」と紹介。「特報」の文字に続いてスクリーンに登場したのは、遠縁の身寄りのない夏目貴志を引き取って一緒に暮らしている藤原夫妻――藤原滋役の伊藤栄次さんと、藤原塔子役の伊藤美紀さんだ。ふたりは「私たちから重大なお知らせがあります! 明日、3月26日は井上和彦さんのお誕生日です!」と元気にお祝い。じつは『AnimeJapan』の『夏目友人帳』イベントステージでは、井上さんのバースデーを3年連続サプライズでお祝いしているのだ。

「ここでやられたかー!」とスクリーンを見ながらつぶやいた井上さんが、振り向いて客席を見ると、集まった全員がニャンコ先生が描かれた特製うちわを振っている。そして、スクリーンの伊藤さんたちの号令で、全員で「ハッピーバースデートゥーユー」の歌を合唱。ミニシュークリームで作られたニャンコ先生の顔が積み上げられた、スペシャルなバースデーケーキもプレゼントされ、井上さんは笑顔で、「毎年、会場でお祝いをしてもらっていますが、今年は、まさか藤原夫妻からお祝いされるとは思ってもいませんでした。わたくし、64歳になりました。これからもよろしくお願いします」とコメント。ケーキを囲んで全員で記念撮影を行ない、最後は登壇キャストひとりずつから、ファンにメッセージが送られた。

夏目役の神谷浩史さん、ニャンコ先生・斑役の井上和彦さん、田沼役の堀江一眞さん、西村役の木村良平さん、北本役の菅沼久義さん、多軌役の佐藤利奈さん

「初めて『夏目友人帳』のステージに立たせていただきました。素敵なチームに入れ、長い間一緒に歩ませてもらっているんだなとうれしくなりました。私も劇場版を楽しみにしているので、みなさんもぜひ劇場に足を運んでください」(佐藤)

多軌役の佐藤利奈さん

「もう放送開始から10年。あっという間だなと思いながら、10年間の重みやありがたみをひしひしと感じています。満を持しての劇場版は、絶対に良いものになると思うので、ここからまた10年、20年続いていく『夏目友人帳』をよろしくお願いします」(菅沼)

北本役の菅沼久義さん

「新しいものを作るときは、期待とちょっとした不安があるのもひとつの楽しみ。でも『夏目友人帳』はずっと素敵な作品なので不安はなく、どうなるのかがただただ楽しみです。僕らは一足先にアフレコで内容を知りますが、完成版をみなさんにお届けできるのが、今から楽しみです」(木村)

西村役の木村良平さん

「劇場版に自分が出られるかどうかわからなかったのですが、今日、ちゃんと田沼要の名前を見つけることができてうれしかったです。一生懸命、劇場版でも魅力的に田沼を演じ、素晴らしいキャスト陣、スタッフとともに、みなさんに感動や喜びを届けることができればと思います」(堀江)

田沼役の堀江一眞さん

「誕生日も祝っていただき、本当にありがとうございます。10年という月日を積み重ねて、やっと劇場版。僕らも内容は全然知らされていないので、みなさんと一緒に9月の公開に向けてワクワクしたいと思います。(ニャンコ先生の声で)これからもよろしくな~!」(井上)

ニャンコ先生・斑役の井上和彦さん

「そう言えば、一番最初に〈『夏目友人帳』の夏目貴志です〉とみなさんの前で発表させていただいたのは、『東京国際アニメフェア』のステージでした。それから10年以上経ちましたが、同じ東京ビッグサイトのステージで、同じ挨拶ができることを心からうれしく思っています。〈小さい頃から時々、変なものを見た〉といつものフレーズを音にするたびに、『夏目』が始まる、ちゃんとしなきゃと背筋が伸びる思いです。みなさんの笑顔を力にアフレコに向かわせていただきます。劇場に会いに来てくれたらうれしいです」(神谷)

夏目役の神谷浩史さん

温かな想いと楽しさにあふれた『劇場版 夏目友人帳スペシャルステージ』。神谷さんの音頭でキャスト全員が声を合わせて締めくくった「本日は、誠にありがとうございました!」の言葉には、10年間、作品を応援し続けてくれているファンへの真摯な感謝が込められていたように感じる。『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』の公開が、本当に楽しみだ。

夏目役の神谷浩史さん、ニャンコ先生・斑役の井上和彦さん、田沼役の堀江一眞さん、西村役の木村良平さん、北本役の菅沼久義さん、多軌役の佐藤利奈さん

劇場版 『夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』公式サイトはこちら

『AnimeJapan 2018』特集1回目の『“なかの人に聞いてみた!”AnimeJapan 2018の攻略法』はこちら
『AnimeJapan 2018』特集2回目の『グランクレスト戦記ステージは、豪華声優陣がやりたい放題?』はこちら
『AnimeJapan 2018』特集3回目の『Fate/EXTRA Last Encore 丹下桜&植田佳奈が考えた「第4階層」の予想図とは?』はこちら
『AnimeJapan 2018』特集4回目の『七つの大罪 ステージで梶裕貴、雨宮天らが生朗読を披露!』はこちら
『AnimeJapan 2018』特集5回目の『楠木ともりが銃声に挑戦したGGOのステージレポート』はこちら
『AnimeJapan 2018』特集6回目の『キャストが“叫竜”イラストで対決?  ダーリン・イン・ザ・フランキス』はこちら
『AnimeJapan 2018』特集7回目の『キャスト困惑のミニゲームはカオス! ゆらぎ荘の幽奈さん』はこちら
『AnimeJapan 2018』特集9回目の『会場が興奮のるつぼに!! 抱かれたい男1位に脅されています。』はこちら
『AnimeJapan 2018』特集10回目の『PERSONA5 the Animation 豪華声優陣が奇跡の揃い踏み!』はこちら

上映劇場にて、 劇場前売券第1弾(特典:A4クリアファイル付き)を発売中!

第1弾特典付き 全国共通特別鑑賞券

・税込価格;1,500円 ※当日一般1,800円の処
・特典:クリアファイル(A4サイズ)
・販売場所:全国上映劇場

※特別鑑賞券のデザインは1種類のみとなります。
※特典のクリアファイルは数に限りがございます。
無くなり次第、 鑑賞券のみの販売となります。
※第2弾特典付き鑑賞券の販売も予定しております。

劇場版 『夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』

2018年9月29日(土)より全国公開。

©緑川ゆき・⽩泉社/夏⽬友⼈帳プロジェクト

注目記事

Pickup

関連サイト

Related Sites

閉じる