特集

「SPYAIR」ライブレポ&インタビュー『ANI-ROCK FES. 2018/ハイキュー!! 頂のLIVE 2018』【特集第2回】

2018.5.24

Report

Live/Event

アニメ作品と音楽という、異なるカルチャーを愛するファンたちが、共に楽しめる場を創りたい。そんな想いから誕生した音楽フェス、それが『ANI-ROCK FES.』だ。

2年振り、2回目の開催となった今回は、5/12(土)にテレビアニメ『ハイキュー!!』の主題歌を手掛けた6組のアーティストが出演する『ハイキュー!! 頂のLIVE 2018』を開催。5/13(日)には、『銀魂 LIVE CARNIVAL 2018』(共催:テレビ東京)と題して、テレビアニメ『銀魂』の主題歌を手掛ける6組のアーティストたちが集い、それぞれ会場を大いに盛り上げた。

Cocotameでは、『ANI-ROCK FES. 2018』に出演した全11組のアーティストのライブレポートと突撃インタビューを敢行! アニメと音楽がクロスオーバーした先に、どんなステージが生まれたのかを時系列で明らかにしていく。

1組目は、フェスの初日、オープニングアクトという大役を務めたSPYAIRが登場。彼らが感じた『ハイキュー!!』ファンの熱量とは?

テレビアニメ『ハイキュー!!』をおさらい

週刊少年ジャンプで好評連載中の『ハイキュー!!(作者:古舘春一)』を原作としたテレビアニメ。

バレーボール(排球)に魅せられた少年・日向翔陽(以下、日向)と、中学時代から「コート上の王様」との異名を取る天才プレイヤー・影山飛雄(以下、影山)。中学時代の対戦でライバルとなり、高校ではコンビを組むことになったふたりが、烏野高校の面々と全国大会優勝を目指す、熱血青春バレーボールストーリーだ。

『ハイキュー!! 頂のLIVE 2018』では、ふたりに加え、同じく烏野高校バレーボール部の1年生、月島蛍(以下、月島)、山口忠(以下、山口)も登場。4人の個性あふれる掛け合いで、『ANI-ROCK FES.』を盛り上げる。

左から山口、影山、日向、月島。

左から山口、影山、日向、月島。

 

SPYAIRライブレポート

初日の『ハイキュー!! 頂のLIVE 2018』が始まると、日向、影山、月島、山口がスクリーンに登場。このイベントのために録り下ろしたオリジナルのキャストボイスと共にライブは進行していく。まずは4人が『ANI-ROCK FES. 2018』を観覧するために会場にやってきたところからスタート。

バンド名を読み間違えたり、急に便意をもよおしたりと賑やかこの上ない日向や、なんでもバレーボール基準で考えてしまう影山、そんなふたりをいつも通りクールにあしらう月島、彼らをなだめながら進行役に徹する山口と、烏野高校バレーボール部らしい楽しい掛け合いで会場を沸かせながら、公演前の注意事項を客席に伝えていく。アニメのキャラクターたちと同じライブを共有している感覚を味わうことができる、『ANI-ROCK FES.』ならではの演出と言えるだろう。

そしてライブの先陣を切ったのはSPYAIR。ドラムのカウントと共にUZ(Gt./Pro)にスポットライトが当てられ、ギターで印象的なフレーズを奏でると会場は一気に沸き立つ。開幕を飾るのはやはりこのナンバー、アニメ『ハイキュー!!』第1クールのオープニングテーマ「イマジネーション」だ。

『ANI-ROCK FES. 2018/ハイキュー!! 頂のLIVE 2018』SPYAIRのステージ

爽快感たっぷりのサウンドとスクリーンに映し出された『ハイキュー!!』のアニメ本編映像がクロスする中、オーディエンスは早くも大合唱。IKE(Vo.)は「もっと行こうぜ、さいたま!」とステージ中央のランウェイへ歩を進め、会場も『ハイキュー!!』カラーであるオレンジのサイリウムを振ってさらに盛り上がる。

そこから熱さ漲る「Last Moment」へと続けた彼らは、「俺らの遊びに付き合ってくれませんか?」(IKE)と呼びかけ、レゲエ風のリズムが心地良い「WENDY ~It’s You~」、MOMIKEN(B.)のベースソロを含む怒涛のグルーヴで魅了した「ROCKIN’ OUT」、サビで“勝ち取りたいものもない 無欲なバカにはなれない”とメッセージを叩きつけた「RAGE OF DUST」など、彼らの代表曲を惜しみなく披露していく。

『ANI-ROCK FES. 2018/ハイキュー!! 頂のLIVE 2018』SPYAIRのステージ

IKEが「会場がオレンジ色に染まって、アニメを象徴するようなライブを一緒に作れてるんじゃないですか? 俺ら『ハイキュー!!』に関われて本当に良かったと思ってる。みんなありがとね」と、作品およびファンへの感謝の気持ちを伝えると、最後は『ハイキュー!! セカンドシーズン』第1クールのオープニングテーマ「アイム・ア・ビリーバー」を演奏。後半ではIKE、UZ、MOMIKENが揃って花道へと乗り出して熱狂的な空間を生み出し、イベントのオープニングという大役を見事なパフォーマンスで遂行してみせた。

『ANI-ROCK FES. 2018/ハイキュー!! 頂のLIVE 2018』SPYAIRのステージ

SPYAIRがステージを後にすると、再びスクリーンにはキャラクター達が現れる。日向が思わず「アイム・ア・ビリーバー」を口ずさんだり、いつもはクールな月島に「お前めっちゃ揺れてたじゃん」と突っ込んだりと、烏野高校メンバーも目いっぱいSPYAIRのライブを楽しんだようだ。

<セットリスト>
1.イマジネーション
2.Last Moment
3.WENDY ~It’s You~
4.ROCKIN’ OUT
5.RAGE OF DUST
6.アイム・ア・ビリーバー

SPYAIRライブ直後インタビュー

――『ANI-ROCK FES. 2018』には2日間連続の出演になりましたね。

IKE:正直、両日に出るのはお客さん的にどうなんだろう? と思ったりもしたんですけど、声を掛けてもらって、本当にありがたいです。

――トップバッターでしたが、バンドが紹介された瞬間、ものすごい歓声が起こりました。

KENTA:僕らも毎年、いろいろなフェスやイベントに出させてもらってますけど、普通のイベントだと、2デイズの1日目って、お客さんのほうにも緊張感があることが多いんです。でも今回は、最初から皆さんがとても温かくて。嬉しかったですね。

――「イマジネーション」と「アイム・ア・ビリーバー」の『ハイキュー!!』ナンバーを含めて6曲演奏されましたが、特に印象的だった楽曲は?

SPYAIR「イマジネーション」(2014年4月30日発売)

SPYAIR「イマジネーション」(2014年4月30日発売)

SPYAIR「アイム・ア・ビリーバー」( 2015年10月21日発売)

SPYAIR「アイム・ア・ビリーバー」( 2015年10月21日発売)

KENTA:やっぱり、1曲目に「イマジネーション」をやった時の「うわっ!」と来た感じはすごかったですね。『ハイキュー!!』ファンの皆さんに、「イマジネーション」がとても受け入れられているんだなと感じました。

UZ:……もう、全部言われちゃった(笑)。

MOMIKEN:ほんとだよ。KENTAがしゃべる前から、「イマジネーション」の話をしようと思ってたのに!(笑)

KENTA:あれは、全員感じたはずだからね。

UZ:感じた感じた。

KENTA:ギターが鳴り出した瞬間の熱ね。

MOMIKEN:普通、あんな沸き方はしないんですよ、イベント1日目のトップバッターの1曲目って。でも今回の「イマジネーション」は、イベント後半の大トリみたいな盛り上がりで。今まで経験してきた中でも、すごく珍しいことなので、とっても印象的でした。

UZ:……ますます、もう何も言うことないですね(笑)。

IKE:たしかに(笑)。『ハイキュー!!』への愛が感じられるライブを、お客さんと一緒に作れたんじゃないかと思います。

KENTA:そもそも、『ハイキュー!!』オンリーで音楽も楽しめるイベントは、今までなかったですからね。

IKE:そう、バンドが出るイベントはなかったと思います。『ハイキュー!!』って、皆さんが思っているよりも比較的新しいアニメなんですよ。今回の2日間も、1日目はルーキーとして勢いのある『ハイキュー!!』が盛り上げて、2日目はもう殿堂入りと言ってもいい『銀魂』でさらに盛り上げて。どちらも経験できるのは実にありがたい。ほんとに光栄です。

UZ:いちバンドとして思ったんですけど……さいたまスーパーアリーナを埋めるって、本当に大変なことなんですよ。それを、この『ハイキュー!!』というアニメは、ソールドアウトさせてしまう。それだけでもすごいことだなと。いつもの音楽フェスなら、僕らもかなりカッコつけてステージに出て行くんですけど、アニメのコミカルな掛け合いの後に出て行くのはすごく新鮮で。とても印象に残るライブになりました。

――オープニングがSPYAIRだというのも、観客的にはサプライズだったのではないでしょうか。

KENTA:アニメのライブイベントって、タイムスケジュールを先に出さないですもんね。そういう要素も、楽しみのひとつなんでしょうね。

UZ:みんなが、『ハイキュー!!』カラーのペンライトを振ってくれていたのも新鮮でした。

IKE:そう、バンドのライブでペンライトが振られることは、まずないからね。

KENTA:そういうことも含めて、本当に良いライブになりました。

IKE:また機会があったら、ぜひ『ハイキュー!!』ファンの前で演奏したいですね。

次回は、『ハイキュー!! 頂のLIVE 2018』の2組目に登場したtacicaのライブレポートとインタビューをお届けする。

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©古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS

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