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「Feat.ソニーミュージックオーディション」グランプリを獲得したあさぎーにょが語る!【特集第9回】

「音楽トレンドを生み出す」ことを優勝条件に、今年1月からプロジェクトがスタートした「Feat.ソニーミュージックオーディション」。

10月9日、ファイナル審査イベントがZepp DiverCity(TOKYO)にて開催され、5組のファイナリストから、あさぎーにょが見事グランプリを獲得した。

特集最終回は、あさぎーにょと、オーディションにおける彼女のメンターとしてあさぎーにょをサポートしてきたソニー・ミュージックレーベルズの石川瑠里のインタビューをお届け!

グランプリを獲得したあさぎーにょ。大事なのは「ワクワク」する気持ち!

——グランプリおめでとうございます!

あさぎーにょ:ありがとうございます!

——ここまで3カ月間、いろんな施策に取り組んできたと思うのですが、そもそも、アーティスト活動をいつからどのように始めて、なぜこのオーディションを受けたのか、教えていただけますか。

あさぎーにょ:子どものころから歌手になりたいという想いがあって、高校2年生くらいからボイストレーニングをはじめたり、ライブハウスや路上ライブなどをしたりしていました。大学に入って1年経ったころ、“やっぱりちょっと違うな”、“やりたいことではないな”と気づいて、自分のやりたいことをやろうと思って上京した感じですね。

——そのころからオーディションなどは受けてきたんでしょうか。

あさぎーにょ:高校生のころから21歳くらいまでは受けていましたね。それこそソニーミュージックのオーディションを受けたことも(笑)。

——あはは。それらのオーディションと比べると、今回の「Feat.ソニーミュージックオーディション」はまったく発想の違うオーディションですよね。

あさぎーにょ:そうですね。まったく違いました。既存のオーディションって目的もわかりやすくて、合格への対策とかって想像しやすいんですけど、今回は「音楽のトレンドを作る」「バズを起こす」というのが目的で、そのためにはどんな切り口でもいいということだったので、私にとってはチャンスだなって思いましたし、新しい挑戦ができるってワクワクしました。どういう作戦を立てようかとか、どんなチャレンジができるだろうとかって。

——最初はオーディションを受けるかどうか迷っていたとも伺ったのですが。

あさぎーにょ:そうなんですよね。普段から動画の投稿を毎日のようにしていたので、さらにオーディションのための活動ができるかなって考えたりしました。自分のなかでは、受けるか受けないかということは大きなことでした。

——あさぎーにょさんは、YouTubeの自身のチャンネル登録者数も相当数いらっしゃいましたからね(10/14現在、27万7千人以上)。実際に応募をしてみて、3カ月にわたってさまざまな施策に取り組きましたが、その過程はいかがでしたか。

あさぎーにょ:やっぱり自分ひとりではできないことってあるなって、ものすごく感じました。これまで、自分で動画を撮って、編集して、アップするというフローでやっていたので、それだけ時間がかかっていたんですね。もちろん、それで、編集も上手になっていったりするんですけど、「やりたい、やりたい」という想いが先行して、目の前の活動にいっぱいいっぱいになって形にできないこともたくさんあったんです。でも、こういう機会を得て、いろんな人たちを巻き込んで、たくさんの人たちの協力を得ることで、自分が思い描いたことをパッと形にできたということは、自分にとっても一番の成長でした。

——「着る音楽」「食べる音楽」そして最終審査で「読む音楽」というコンセプトを立てて、それぞれ、パジャマやスイーツ、そして絵本という「モノに音楽がダウンロードできるQRコードを付ける」というおもしろい発想で、次々と施策を成功させていましたが、手応えは?

あさぎーにょ:そうですね。QRコードシリーズ自体がバズっているといったら、まだそうではなくて、自分のファンの方の間で完結してしまっているところも正直あると思うので、「こういう音楽の表現ってあるんだ!」「こういう音楽の届け方ってあるんだ!」ということが伝わって、どんどんメジャーになっていけば、その時こそ本当の成功と言えるのかもしれません。だから、手探りですけど、今後もいろんな表現の仕方や届け方をしていくなかで、何か見つけられるのではないかなって思っているんです。

「読む音楽」の誕生秘話。賞金300万円の使い道は!?

——では、ファイナル審査イベントについても伺いたいです。実際のステージはいかがでしたか?

あさぎーにょ:あさぎーにょとして活動する以前に、ライブハウスなどでライブはやってきたんですけど、このステージは一番楽しかったです。あさぎーにょは「へんてこポップ」を表現する世界観でやっていますが、私は、やっぱり「この歌の想いを届けたい」というよりも、コンセプトがあって、その世界観を届けるほうが楽しいし、好きなんだなって改めて気づきました。

——ステージ上にソファやドレッサーなどを運び込まれ、プライベート空間のようなイメージでしたね。朗読を取り入れるというステージの発案はどういうものだったのですか。

あさぎーにょ:普通に歌だけを歌うっていうのは、私のスタイルではないなって思っていたのと、オーディションの活動として発表した前2作はポップな歌だったので、次はバラードがやりたいって思っていたり……もともと犬をテーマにした映像を作りたいというアイデアもありました。それをただ歌にするのではなくて、失恋ソングとしても聴けるようにと、お別れの物語ふうにしたいなと思って。歌でもない、ミュージカルでもない、演劇でもない、何かを作りたい。じゃあ、絵本にして、ライブで朗読を! という形になりました。いろんな願いがすべて叶ったという感じですね。

——そういった、点在する表現欲求がくっつく瞬間があるんですね。

あさぎーにょ:そうですね、そうなんです。いろいろ「やりたい、やりたい、やりたい」ということがあって、それをつなげてみよう! というところはありますね。

——それがオーディションの集大成として結実したという。

あさぎーにょ:チャレンジもあったし、めちゃくちゃドキドキで、不安もあったんですけど。すごく楽しかったです!

——今回、グランプリに選ばれ、賞金300万円獲得しましたが、どのように活用を?

あさぎーにょ:やっぱり、新しい音楽の届け方を追求してチャレンジしていきたいです。ファッションもそうですし、音楽×◯◯◯のような表現で、相乗効果を生むエンタメを作りたいなって思っています。

——歌手をめざしていた幼いころとは、変わったところもあれば変わらないところもあるかと思いますが、今回のような新機軸のオーディションを経て、変わったことはありますか?

あさぎーにょ:そうですね。もともと歌は歌いたかったんですけど、「CDを出す」「紅白に出る」ということだけが歌手としての成功ではないんだなって気づけてよかったし、うれしかったですね。そういう意味でも、いろんな表現や届け方があるんだよということをみなさんに見せられたのかもしれないなと思います。

これまでもセルフプロデュースで作品を作って、YouTubeなどSNSを使って自分の表現を発信してきましたが、今回はそこに音楽をどう絡ませるのかを考えるきっかけとなったのではないかと思います。自分を見つめなおせたというか、そこはちょっと進めたかなって思いました。

あさぎーにょの強みって、挑戦をしていく過程や日々の日常、失敗も含めてすべてをInstagramやTwitter、YouTubeなどでアップして、それをファンの人たちが見て、応援してくれて、みんなでワクワクできるというところだと思うんです。メジャーのアーティストさんがなかなか挑戦できないような泥臭いことをやったり、シュールな表現をしてみたり、私にしかできないアプローチってあるのかなって。私は、いろいろ動き回りたいし、失敗したこととかも全部知ってもらいたい。

私が、このオーディションを受けて、お客さんがついてきてくれたのも、これまで「これやりたい」「やってみた」「失敗した」って、日々発信してきたことが大きいと思うし、今後も自分の夢とかやりたいこととかを細かく発信して、みんなにもワクワクしてもらいたいし、みんなの夢も叶ってほしい。そういう熱を保てるようにがんばっていきたいです!

——しかも、もっと自由に楽しんでいいんだよって。

あさぎーにょ:そうなんですよ。表現の幅はもっともっと広がっているんだよって!

メンターが語る、あさぎーにょの「ここがスゴい!」

——ここからは、ソニー・ミュージックレーベルズの石川瑠里さんにお話を伺います。この3カ月、あさぎーにょさんのメンター役として、一緒に施策を形にしてこられましたが、彼女に初めて出会った時のお話を伺わせてください。

石川:私は、ソニーミュージックの新人発掘の仕事をしているんですが、あさぎーにょのことは日々の新人発掘のなかで知っていて…このオーディションを受けてきてくれてかわいいしポップだし、おもしろいし、自分自身も彼女のいちファン的なところもあったのでうれしかったですね。

——実際、一次、二次と通過して、自身がメンターとして関わりはじめていかがでしたか。

石川:あさぎーにょのようにすべて自己プロデュースしているアーティストの動きを見てみたいって興味があったんですが、実際、関わってみると「バズを起こす」ということにすごくストイックで驚きましたね。この3カ月、彼女はめちゃくちゃ忙しいスケジュールだったんですよね。でも、その合間をぬって「レコーディングやりました」とか「今日動画を撮って、今日アップします」とか、高いクオリティのものをものすごいスピード感で発信していくので、普通に尊敬してしまったというか。いろんなアーティストに直結することだと思うんですが、「売れるアーティストというのはこういうことか」みたいなものを学ばせてもらった期間だったなと思います。

——実際ハッとしたことは?

石川:QRコード音楽の企画は、CDを売ったり配信をしたりすることが当たり前になっている概念をいい意味で崩されましたね。今の若い子たちはCDを買わない、でも、確かにモノにすれば買うよねって。あさぎーにょらしい発想なんですけど、そこから得たものは大きいですね。

——完成された世界観がしっかりとあるから、結構、苦労もあったのでは?

石川:ありましたね! あさぎーにょは、すごくアイデアにあふれているから、形にするのが難しいことも多くて。「こういうふうにやったらもっと円滑に進むかも」とか実現できないことでも、「こう考えたら補える」とか、そういうやりとりが多かったですね。ファイナル審査イベントのステージも、家具を持ち込むにあたって、細かい指示がたくさんあって、結構大変だったんですけど、終わったあとに、彼女は「本当にやってよかった!」というパフォーマンスをしてくれるので、大変ではあるんですけど、楽しかったっていう感情で終わるんです。

——あさぎーにょさんとソニーミュージックは、今後どんな?

石川:オーディションの主旨通り、特に所属とかデビューとか、そういうことはないのですが、アーティストとのコラボレーションをしてみたり、一緒にイベントを作ったりするとおもしろいものができそうだし、楽しいだろうなとか、新しい発想でタッグを組んでお仕事をやっていけたらと思っています。

——やはり、固定概念を覆すようなオーディションですね。

石川:そうですね。「今はこういう人が売れる時代なんだな」っていうのを肌で感じたオーディションでした。個人的にも、このオーディションがなかったら、あさぎーにょとこんなに深く関わることもなかったですし、彼女の頭のなかを垣間見ることもなかったと思うと、成長できたかなって思います。できないと思っていたこともアイデア次第でできるんだなってことを体験できたし、得たものは大きいですね。固定概念を崩すという経験を、いい意味でいろんなアーティストに派生させて、あさぎーにょチルドレンをいっぱい作っていきたいと思います!

尚、「Feat.ソニーミュージックオーディション FINAL in Zepp DiverCity」の模様は、無料動画サービス「GYAO!」にて配信中。ぜひともチェックしよう。

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番組概要

無料動画サービス「GYAO!」にて生配信された「Feat.ソニーミュージックオーディションFINAL in Zepp DiverCity」が、無料動画サービス「GYAO!」にて期間限定で配信中。

■番組名:Feat.ソニーミュージックオーディション FINAL in Zepp DiverCity
■放送チャンネル:無料動画サービス「GYAO!」
■配信/放送日時:「GYAO!」(2018年10月19日(金)夜9時~2019年3月末)
※「GYAO!」での配信期間は予告なく変更となる可能性があります。

動画:音楽リアリティ番組「Feat.ソニーミュージックオーディションFINAL in Zepp DiverCity」 #13

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