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『FGO Fes. 2018』はこうしてできた! 主催×運営事務局インタビュー<後編>【特集第3回】

スマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』(以下、『FGO』)の3周年を記念したリアルイベントとして、7月28日と7月29日に幕張メッセ9〜11ホールで開催され、盛況のうちに幕を閉じたFate/Grand Order Fes. 2018 ~3rd Anniversary~」(以下、『FGO Fes. 2018』)。

特集第3回は、前編に引き続き、本イベントに主催として携わった株式会社アニプレックス(ANX)の金沢利幸さんと、運営事務局として携わった株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ(SMC)の竹内大博さんのインタビュー後編をお届け。

本イベントの成果や今後に向けた課題などについて語ってもらった。

(写真右)株式会社アニプレックス 企画制作第2グループ プロジェクト推進部 金沢利幸さん (写真左)株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ MD&プランニングカンパニー プランニング営業部 Jルーム 竹内大博さん

(写真右)株式会社アニプレックス
企画制作第2グループ プロジェクト推進部
金沢利幸さん

(写真左)株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ
MD&プランニングカンパニー プランニング営業部 Jルーム
竹内大博さん

ステージを場内どこでも見られるフェスに

――グッズ販売コーナー「FGO Fes. マーケット」はすごく盛況だったと思います。

竹内:あまりにも盛況で、レジ前のスペースだけでは収まりきらず、「FGO Fes.マーケット」の裏側や会場の外にも待機列を作りました。会場外でお待ちいただいているお客様へのケアとして、塩飴をお配りしたり、ドリンク販売を行なったりしました。

金沢:レジは昨年以上の台数を用意していただいていましたが、商品点数が多かったこともあり、多くのお客様を長時間お待たせしてしまうこととなってしまいました。

竹内:バックヤードで見ていたんですが、商品点数の多さはもちろん、ありがたいことに大半のお客様がカゴいっぱいにグッズを購入されるので、レジでの商品確認にはどうしても時間がかかってしまい、非常に長い待ち時間になってしまうことも……。

FGOフェス 2018 「FGO Fes.マーケット」

そんな物販の待機列でお待ちいただいているお客様が退屈しないようにと、金沢さんたち主催側の要望で、「FGO Fes.マーケット」のブースの裏面にモニターを設置して、ステージ映像を見られる環境を作っていました。

金沢:昨年の『Fate/Grand Order Fes. 2017 ~2nd Anniversary~』(以下、『FGO Fes. 2017』)から僕ら主催が決めごととしていたのは、フェス内で開催するステージは会場のどこにいても観られるようにしようということです。

やっぱりイベントに来た楽しみの半分はステージにあると思うので、ステージを観たかったけど物販に並んでいたから観られなかった……ということは起きてほしくない。

昨年も場内中継をやっていましたが、今年も2階の休憩エリアに「Grand STAGE」中継モニターを置いたり、「Grand TOWER」で中継したり、「FGO Fes. マーケット」の待機列用にモニターを設置しました。そもそも「Grand STAGE」そのものも大きくしたかいもあって、ステージを観たいと思っている方へどこにいてもステージの様子が伝わるような環境作りができました。

特に2日目最後のステージ「Fate/Grand Order カルデア放送局 3周年SP」では、ゲームの3周年キャンペーン情報や、サプライズでアニメ化発表を告知しました。この時は着席エリアだけでなく立ち見エリアもいっぱいで、ステージを中継していた多数のスクリーン前でも多くの来場者が足を止めており、来場者のうち10,000人ちかくがステージを見ていたんじゃないかと感じました。加えてニコニコ生放送でも配信していたので来場できない方にも見ていただけて良かったと思います。

FGOフェス 2018 2日目最後の「Grand STAGE」

お客様の発信力でTwitterトレンドを独占

――会場内に撮影スポット多かったと感じますが、これはInstagram(以下、インスタ)映えを意識してのことだったのですか?

金沢:インスタ映えというよりは、お客様自身の発信を意識してのことです。作品側から発信できるのはFGO PROJECTの公式の一カ所しかありませんが、来場するお客様は、それぞれがSNSなどの発信する場所を持っている。

と考えると、お客様に写真を撮ってもらって「行ってきたよ」「楽しかったよ」「面白かったよ」などのコメントを発信してもらえるような場所をたくさん作ることが大事だと思っていました。

去年もフォトスポットや全サーヴァントのスタンディを並べたりしましたが、今年もできるだけ写真を撮れる場所を多く作ったり、着ぐるみと一緒に写真が撮れるようにしたのは、そんな狙いがあってのことでした。

FGOフェス 2018 フォトスポット

「Fate/Grand Order カルデア放送局 3周年SP」を実施した際には、ステージ終了直後に、国内のTwitterトレンドの1位から19位までこのステージで発表した『FGO』の関連ワードで全て埋め尽くされていたんです。

Twitterのトレンドの1位から10位までこのステージで発表した『FGO』の関連ワードで全て埋め尽くされた

竹内:ステージとニコ生だけでTwitterのトレンドジャックしちゃうって、なかなかすごいですよね。

金沢:このトレンドって発信や検索をしないと上がってこない仕組みなので、それだけお客様からの発信でブームを作り出せたということなんです。その状況を見た時、写真だけじゃなくテキストでもお客様から発信してもらえるイベントに本当になれたんだなと実感しましたね。

――『FGO Fes. 2018』を無事終えて感想はいかがですか?

金沢:今年は、一緒に主催を担うディライトワークスの宣伝広報チームとアニプレックスチームがよりいっそう一丸となって取り組むことができたので、昨年以上に多くの種類のコンテンツを展開することができ、昨年に負けないものをお届けできたのではないかなと思っています。

竹内:僕ら運営事務局は主催の皆さんのやりたいという気持ちを受けるところから始まって、ゼロから場作りしていくのですが、『FGO Fes.』は本当に面白いイベントだと心から思うし、1コンテンツでこれだけ大きいイベントはなかなかできないので、主催側のリクエストに応えるだけに留まらず、同じチームの一員として、一緒にイベントを作り上げるという気持ちでやっていました。

金沢:SMCさんは運営事務局でもありながら、共同制作運営者として、こんな面白いことができます、こうするともっと大きくできますなど、色々とご提案してくださって、一緒にイベントを盛り上げていただきました。かけがえのないパートナーです。

(写真右)株式会社アニプレックス 企画制作第2グループ プロジェクト推進部 金沢利幸さん (写真左)株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ MD&プランニングカンパニー プランニング営業部 Jルーム 竹内大博さん

――来場者が楽しんでいる姿を見てどうでしたか?

金沢:お客様に喜んでいただくにはどうしたらよいだろうと、開催直前まで試行錯誤を繰り返し、悩みながら進めていましたが、お客様の歓声が聞けたり、笑顔を見られると、心が晴れるような気持ちになりました。

ネット上でも「面白かった」「ここが良かった」という声が聞けて、宣伝担当としてとても嬉しく思います。そもそもこのイベントの本質は『FGO』というコンテンツをより広くより楽しんでいただくという目的で開催しているので、『FGO Fes. 2018』開催後、『FGO』の新たなゲームユーザーが増えたり、しばらくお休みしていたユーザーが戻ってきたりといったことも実際に起きているのを目の当たりにすると、自分たちのやったことが実を結んで良かったなと感じています。

『FGO』をゲームの中でも外でも楽しんでほしい

――今後に向けた課題は生まれましたか?

金沢:昨年よりも全体的にレベルアップしたものにできたと思う一方で、個々の企画や運営面においては改善できる所があったと感じているので、今の達成感で終わるのではなくて、次の企画やリアルイベントに繋げていき、宣伝施策などのレベルアップも図っていきたいと思っています。

竹内:今年はお客様からのアンケートも多くのご回答いただきましたので、そのご意見も参考にしながら次に繋げていきたいと思っています。チケットシステムの改善、物販待機時間改善など、可能な限りお客様の利便性を高められるよう、取り組んでいきたいと思います。

――『FGO』の今後の展開を教えてください。

金沢:現在『FGO』では3周年キャンペーンや夏の水着イベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」を開催しています(2018年8月20日時点)。メインシナリオは第2部第2章までが現在配信されていますが、こちらも引き続き進めていきますので、ゲーム内の展開をぜひ楽しみにしていただければと思います。

リアルイベントに関しては、9月の『京都国際マンガ・アニメフェア2018』(京まふ)に出展を予定しており、その先の冬以降も色々な形でゲームの外側でもユーザーの方に楽しんでいただけるものをお届けする予定です。ぜひこちらもお待ちしていただければと思います。

――最後にCocotame読者にメッセージをお願いします。

竹内:僕は『FGO』ユーザー歴まだ1年ちょっとなんですけど、どんどん好きになっていて、今やただの一ファンみたいなところがあります。関わっているSMCの他のメンバーも同様で。そんな僕らが運営事務局として携わり、ユーザー目線も込みで作ったフェスを楽しんでいただけたのでしたら、こんなに嬉しいことはありません。

金沢:『FGO』は、スマートフォン向けゲームだけでなく、『Fate/Grand Order Arcade』や『Fate/Grand Order Duel』、『FGO×リアル脱出ゲーム』、舞台『Fate/Grand Order THE STAGE』、その他、TVアニメや劇場アニメなど、ゲーム外でも色々な展開をしていきますので、ゲームの中でも外でも、様々なところで『FGO』というコンテンツに触れていただいて楽しんでいただけたらと思います。

Fate/Grand Order Fes. 2018 ~3rd Anniversary~ 開催概要

名称:Fate/Grand Order Fes. 2018 ~3rd Anniversary~
会場:幕張メッセ
会期:2018年7月28日、29日
Fate Night FES. 2018会期:2018年7月28日

主催:FGO PROJECT
協力:文化放送
出展社:アニプレックス/一迅社/auゲーム/KADOKAWA/グッドスマイルカンパニー/シャフト/星海社/ソニー/ソニー・ミュージックコミュニケーションズ/BANDAI SPIRITS/バンプレスト/プラスワン/文化放送/マーベラス/ufotable /ローソン(50音順)
展開内容:出展ブース(展示・物販など)/特設ステージ/主催企画など
公式サイト
公式Twitter
事務局:FGOフェス運営事務局

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