特集

『全国作曲コンクール』でJ☆Dee‘Zの新曲が誕生<アーティスト×クリエイター対談・前編>【特集第1回】

歌唱力や専門知識ではなく、純粋な作曲・ソングライティングの才能にフォーカスした『Sony Music Presents 全国作曲コンクール』。2017年12月20日~2018年1月31日までに公募された約8,000曲のなかから5曲が選ばれ、その第1弾リリース曲が、人気上昇中の3人組ガールズボーカル&ダンスグループ「J☆Dee’Z」が歌う「代わりにこの唄を」に決定! 7月25日(水)発売のJ☆Dee’Zの8thシングル「未来飛行/流星のパノラマ」に収録された。

本特集では、今回の『全国作曲コンクール』に携わったスタッフ、アーティスト、クリエイター、それぞれに話を聞きながら、今の音楽シーンで求められている才能やプロのクリエイターとして活動していくための心得を浮き彫りにしていく。

特集1回目は、「代わりにこの唄を」の作詞・作曲を手がけたクリエイターのisotonicさんとJ☆Dee’Zに、曲が生まれたきっかけや、それぞれが感じた楽曲のイメージについて語ってもらった。

Sony Music Presents 全国作曲コンクール

<全国作曲コンクール”とは>
“歌や演奏が上手いとか、上手くないとか関係ない。専門知識も経験も関係ない。今、君にしか作れない1曲を大募集!”をテーマに掲げ、歌唱力や専門知識などに重点を置くことなく、純粋に作曲・ソングライティングの才能にのみフォーカスした企画で、未来の作曲家・クリエイターを発掘することを目的にソニーミュージックレーベルズ(以下、SML)が開催。

2017年12月20日から2018年1月31日の応募期間で約8,000曲もの応募があり、そのうち5曲が入選作品として選出された。J☆Dee’Zを始め、LiSA、Aimer、足立佳奈、ASCAのSML所属5アーティストによる楽曲起用が決定している。

自分の曲を客観視するために応募した

写真手前がisotonicさん。J☆Dee’Zは写真左からNono、ami、MOMOKA。

写真手前がisotonicさん。J☆Dee’Zは写真左からNono、ami、MOMOKA。

isotonic
シンガーソングライター/作曲家
岐阜県出身。大学卒業後、カラーセラピストとして活動する傍ら、本格的に音楽の道へと進むことを決意。新聞配達をしながら楽曲制作に取り組み、現在は都内を中心にシンガーソングライターとして、より多くの人に「あなたのままで大丈夫」というメッセージを伝えるべく、精力的に音楽活動を行なっている。

J☆Dee’ZJ☆Dee’Z
ami、Nono、MOMOKAの3人組本格派ボーカル&ダンスグループ。2010年に全国各地からオーディションで集められたメンバーでダンスグループとして結成。多くのダンスバトルやコンテスト、ファッションモデル等の活動を経て、2014年にSMLよりメジャーデビュー。その後、ダンスを武器にしていたパフォーマンスに、ボーカル⼒も加え、全て⽣歌でコーラスも取り⼊れるグループへと進化。そのエモーショナルなパフォーマンスと、メッセージ性の強い楽曲が話題を呼び、⾼い注⽬を集めている。

――そもそもisotonicさんが、「全国作曲コンクール」に応募したのは、どういうキッカケからでしたか?

isotonic:私はシンガーソングライターをめざして岐阜から上京し、新聞配達をしながら東京の音楽専門学校に2年間通っていたんです。

ami:新聞配達をしながら、学校に通うというのは、言うほど簡単なことではないですよね。

isotonic:そうですね。上京前は岐阜で会社員をしていたんですが、音楽への夢が諦められなくて。仕事を辞めて東京に来たので、学費も生活費も親に頼ってはダメだと心に誓って、それはやり抜きました。そして去年の9月に、専門学校は卒業したんですが……いざ学校を出てからは、自分がこれからどのように音楽と関わっていけばいいのか、悩んでしまったんですね。そんなときに「全国作曲コンクール」の募集を見つけたんです。もともとはシンガーソングライターとして音楽活動を続けてきたんですが、もし自分が歌うのではなく、曲だけを純粋に聴いてもらったら皆さんにどう感じてもらえるのかな? と思って、コンクールに応募しました。

――楽曲そのもののレベルを客観的に知りたかった?

isotonic:それももちろんありました。もしもこのコンクールで評価がいただけたら、自分が音楽活動を続けていく励みにもなりますし、学生でもなく、プロでもない立場にいる今の自分にも、新しい道が開けるんじゃないかと思ったんです。

――そして、約8,000曲の応募のなかから、isotonicさんの曲が入選作の5曲に残り、J☆Dee’Zの元に届いたわけですね。isotonicさんは入選が決まったとき、どう思いました?

isotonic:ほんとにビックリしましたし、プロの方に自分の曲を歌ってもらえるなんて初めての経験なので……緊張してしまって(苦笑)。でも、歌っていただくのがJ☆Dee’Zさんに決まったと聞いて、ものすごくうれしかったです。

MOMOKA:わ、本当ですか?

ami:でも、どうしてですか?

J☆Dee’Z ami

isotonic:やっぱり、私が音楽を作る目的は、たくさんの人に聴いてもらいたいという想いがあるからなんですね。この「代わりにこの唄を」も、以前から自分でも歌っていた曲なんですけど、J☆Dee’Zさんに歌っていただくことで、私自身では届けられなかった人たちにも、この曲を届けていただける。ものすごくありがたいことだと思ったんです。

Nono:そんなふうに言っていただけたら、私たちもうれしいです。

isotonic:もうひとつ、「代わりにこの唄を」は、私が高校時代に、母親にこういうふうに言えたら良かったなという気持ちを込めて作った曲なんです。だから、現役の学生であるJ☆Dee’Zの皆さんには、私が曲に込めた想いを、よく分かってくださるんじゃないかと思いました。応募したときも、なるべく学生世代の若い方に歌ってもらえたらステキだなと想像していたので。

MOMOKA:J☆Dee’Zは、私が今年高校を卒業して大学生になったところだし、Nonoとamiは今ちょうど高校生。isotonicさんが、高校時代を想って作られた曲を歌えるなんて、偶然かもしれないけど、運命みたいなものも感じちゃいますよね。

J☆Dee’Z MOMOKA

ピアノバラードがアレンジされJ☆Dee’Zらしい楽曲に

――「代わりにこの唄を」がJ☆Dee’Zの元に届いたのは、いつ頃でしたか?

ami:たしか……4月頃だったと思います。最初はisotonicさんがピアノ伴奏で歌われていた、デモ音源を聴かせていただきました。

――どんな印象を受けました?

ami:ピアノの音色が綺麗なバラード調の楽曲だったので、すごくステキだなって感じました。曲がキラキラしてるんだけど、ただキラキラしてるだけじゃなくて、どこかちょっと寂しげで、切ない感じもする。そういう曲調は、J☆Dee’Zにはなかったので、初めての感覚に近かったんです。だから、これを私たちがどう歌ったら、「代わりにこの唄を」という曲が、一番聴く人に伝わって、良く仕上がるんだろう? 聴く人の心を動かせるんだろう? というのは、最初からすごく考えていました。

Nono:私も最初に聴いたときは、“ザ・バラード”という印象を受けました。

J☆Dee’Z Nono

MOMOKA:私は「こんなにも優しい曲があるんだ!」って思って。amiも言いましたけど、今までJ☆Dee’Zが歌ってきたバラードは、私たちが等身大で歌える卒業ソングだったんです。ただ、「代わりにこの唄を」の歌詞は、それとはちょっと違っていて。世代によっては、捉え方が変わってくる曲だと感じたので、この歌詞は、誰に合うのかな? とか、きっとJ☆Dee’Zの新しい姿を見せられる曲になるだろうと思って、すごくワクワクしたのを覚えています。

isotonic:私も、J☆Dee’Zさんが歌ってくれることになったと聞いたとき、すごくワクワクしたんですよ。

Nono:みんなワクワクしてる!(笑)

isotonic:ほんとですね(笑)。J☆Dee’Zさんが、今まではバラードをあまり歌ってこなかったと伺ったので、改めて、皆さんのミュージックビデオやYouTubeで公開されているオフィシャルのライブ映像をたくさん拝見したんですけど……どの曲も、めちゃめちゃ踊るカッコいい楽曲ばかりだったので、「私のこの曲で大丈夫なのかな?」と、正直、不安もありました(笑)。

一同:(笑)。

isotonic:自分の書いたバラードを、J☆Dee’Zというカッコいいアーティストがどんなふうに歌ってくださるのか、いろいろ想像して、期待して、レコーディングされるのがすごく楽しみでした。

――そこから、コンクールの応募用デモ音源でisotonicさんのピアノ弾き語りで歌われていた「代わりにこの唄を」は、新進気鋭のプロデューサー兼アレンジャーとして知られるTomoLowさんによって、より現代的なアレンジが施されましたね。アレンジされたバージョンを聴いて、isotonicさんはどう感じましたか?

isotonic:私は、自分で聴き慣れていることもあって、ピアノ1本で演奏するこの曲しか想像できてなかったんです。でも、TomoLowさんのアレンジがついて、自分では全くイメージしていなかった曲になったなと驚きました。いろいろな楽器が加わっているんですけど、すごく透明感があって、メロディーが引き立てられていて……ただただ感動! うれしい! でしたね。J☆Dee’Zさんの歌も、私が書いた歌詞の細かいところまですごく考えながら歌っていただけているのが伝わってきて、それもすごくうれしかったです。もともとは自分で歌っていた曲なんですけど、ステキなアレンジが加わって、「ああ、“J☆Dee’Zさんの曲”になったんだな」という実感が、すごくありました。

Nono:“J☆Dee’Zの曲”って言ってもらえるのが、すごくうれしいですね。

ami:うれしいよね。私たちも、レコーディングのときにアレンジが加わった「代わりにこの唄を」のオケを聴いて、印象がガラッと変わりました。isotonicさんの原曲から受けていたメロディの綺麗さ、優しさはもちろん残ってるんですけど、ここのフレーズだとこんなダンスが合いそうだなとか、より私たちのライブに合う感じに変わっていたので、さらに想像が膨らんで楽しかったです。

Nono:J☆Dee’Zらしさが、すごく増えた感じがしましたね。

――ピアノもアンビエント風で、パーカッシブなリズムとシンセサウンドが加わって、EDMテイストも感じられる。ゆったりとしたグルーヴ感がとても心地良く、バラードとしての楽曲の魅力が、クラブサウンドとしても昇華されている、ステキなアレンジになりましたね。

MOMOKA:はい。なので私も、isotonicさんからいただいたメッセージをJ☆Dee’Zとして発信するのに、より私たちらしい伝え方、聞こえ方がある曲になったなと感じました。曲のテンションもそうだし、1曲を通しての展開も起伏がついて変わっていたので、「あ、こういう表現もあるんだ!」と。このアレンジになったことで、デモを聴いて想像していた歌い方も、J☆Dee’Zらしく変わってくるだろうから、ますますレコーディングが楽しみになりました。

J☆Dee’Z
『代わりにこの唄を』
作詞・作曲:isotonic 編曲:TomoLow

後編では、isotonicさんも直接見学したレコーディングの様子や完成した楽曲の印象、それぞれの今後の目標などについて語ってもらった。次回もお楽しみに!

特集バックナンバー

特集2回目『全国作曲コンクール』アーティスト×クリエイター対談・後編
特集3回目『全国作曲コンクール』の審査を担当したA&Rが語る、今、音楽業界で求められる才能
特集4回目『全国作曲コンクール』の中の人に聞いた、コンクールの真の狙い

8thシングル『未来飛行/流星のパノラマ』発売記念 LINE LIVE


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J☆Dee’Z
8thシングル『未来飛行/流星のパノラマ』

価格:1,200円(通常盤)/2,000円(初回生産限定盤)

CD
M1.未来飛行
M2.流星のパノラマ
M3.swing swing swing
M4.代わりにこの唄を

DVD※初回生産限定盤にのみ収録
J☆DeeʼZ LIVE 2018 –Feeeeel!!!- @渋⾕WWW X
M1.Melody
M2.Crazy For You
M3.三月
M4.全部好き。
M5.Dream Arch
M6.カラフルジャンプ
M7.あと一歩

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