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連載Cocotame Series

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sumika初の日本武道館!ステージであふれた感謝の想い

2018.07.25

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様々な人にとっての”sumika(住処)”のような場所になって欲しいとの願いを込めて、片岡健太(Vo./Gt. 以下、片岡)、荒井智之(Dr./Cho. 以下、荒井)、黒田隼之介(Gt./Cho. 以下、黒田)、小川貴之(Key./Cho. 以下、小川)の4人で結成されたsumikaは、今年結成5周年を迎えた。

今後の活躍が益々楽しみな彼らをCocotameでは大特集。特集第2回目は、6月30日、7月1日に開催され、2日間ともソールドアウトになった、記念すべき初の日本武道館公演より、6月30日の公演をレポートする。

sumika初の日本武道館ワンマンライブ「sumikaはじめまーす!」

2018年5月8日、彼らの地元である神奈川県・川崎市のカルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)ホールよりスタートした、「sumika Live Tour 2018 "Starting Caravan"」。同ツアーは、日本武道館2daysを含む、全国14カ所全16公演という自身最大規模のホールツアー。いよいよ終盤に差しかかった6月30日は、sumikaにとって初の日本武道館ワンマンライブとなりソールドアウトさせた。

この日のステージは、前日行なわれていたフリーイベントのプライベートな空間から一変し、サーカスのテントのような大きな幕が掲げられ、キラキラと楽しいに雰囲気にあふれていた。「ピカソからの宅急便(Instrumental)」に合わせて、颯爽と登場したメンバーたちは早速、人気のポップナンバー「MAGIC」を披露し、会場全体にスイッチが入る。弾けるような始まりだった。

sumika 片岡健太(Vo./Gt.)

「こんばんは。sumikaはじめまーす!」と片岡は手をあげ、続けて「Lovers」へ。手拍子が起き、観客との掛け合いで合唱が起きる。流れるようにダンスナンバー「カルチャーショッカー」が始まり、小川がクラップを扇動し、会場のテンションはどんどんあがっていく。「1.2.3..4.5.6」もそうだが、sumikaの楽曲は、一度聴いただけで、ライブで一緒に歌えてしまう、魔法のようなフレーズにあふれている。

sumika 小川貴之(Key./Cho.)

「イナヅマ」では片岡と黒田のギターリフが重なり、観客からうわーっと歓声があがる。荒井とゲストメンバーであるベース井嶋啓介のリズム隊のグルーヴも加わり、グイグイ会場をひきつけた。

sumika 黒田隼之介(Gt./Cho.)

アーバンなナンバーからスローナンバーまで、多彩な音楽を紡ぐ

今回のツアーは、初のホールワンマンツアー。MCでも語られていたが、ライブハウスツアーと明らかに違うのは、客席に椅子があるということだ。ライブハウスの距離感、密度から生まれる熱気は大きな魅力のひとつであり、ホールでのバンドのライブは、バンドとしての実力を試されるところもあるはずだが、彼らがブレることはない。

むしろ、キーボードの小川が、まっすぐに通る声でリードボーカルをとる「enn」やアーバンなナンバー「Summer Vacation」から、中盤の「明日晴れるさ」「まいった」など、全員が席に座り、音楽に聴き入ったスローナンバーまで、このバンドがいかに多彩な音楽を紡げるのかが、よりクリアに伝わってくる。

sumika 荒井智之(Dr./Cho.)

ステージへの集中が高まったところで、「ほこり」へ。片岡にスポットライトがあたり、アカペラで歌い出す。ピアノの響きとコーラスと、星空の下で歌っているようだった。「静かに音楽を聴いてくれてありがとう」大きな拍手が鳴り止まない。

sumika 片岡健太(Vo./Gt.)

そしてライブは後半戦がスタート。「KOKYU」で、客席は再び総立ちに。タオルをぶん回して盛り上がる「マイリッチサマーブルース」など、一気にヒートアップした。

sumika Live Tour 2018 “Starting Caravan” 日本武道館公演

「初めて日本武道館で、ワンマンライブをやっています。会場が大きいし、みんなのこと見えるかなって不安だったけれど、ばりばり見えた。1曲目から鳥肌が立ちっぱなしです。人間は欲張りで、想像を超えないと、鳥肌も立たないし、涙も出ない。そういう時間が作れたかな?」と語りかける片岡に、大きな拍手が起きる。本編ラスト「フィクション」は、日本武道館という特別な場所で、想像以上の現実が広がっていたことの証となった。

メンバー&スタッフ、そしてファンに感謝を伝えたアンコール

アンコールを受け、再度ステージにあがったメンバーたちは、「下弦の月」を披露したあと、あふれ出す感情を言葉にしようとする。ここがゴールではないけれど、日本武道館でやることの重さを受け止め、さまざまな感情が交差しているようだった。10年やったバンドを終えて、新たにsumikaとして夢を追ったこの5年は、やはり重い。

「ドラムの智(荒井)がいて、お前が歌うなら音楽続けたいって。隼(黒田)は教師の未来と音楽の未来があったけど、バンドで歩んで行く未来がいいって言ってくれた。CDを作ったけど、店に並べられなくて、そんな時に支えてくれたeggmanチーム。すごく大事なタイミングで一緒になってくれた、おがりん(小川)。そして、後ろ指ささずに手を広げてくれたあなた」と片岡は感謝を述べた。

頭を真っ白にして楽しむこと、夢を追い続けることは、大人になるとどんどん難しくなるものだ。それでもsumikaは一番好きな自分でいることを続けている。「今日、歌うことに意味がある」と「彗星」のメッセージが響きわたった。

sumika 片岡健太(Vo./Gt.)

この日もそうだったが、sumikaのライブで印象深いのは、「みなさん力貸してくれますか」という呼びかけ。それは、ライブはステージもフロアも関係ない、メンバーもスタッフもみんな同じ気持ちで作るものなんだというメッセージでもあり、5年かけてリアルに感じ、積み上げてきたひとつの答えなのだろう。

「イエーー!」という、一人ひとりの大きな声が、客席だけじゃない、日本武道館という八角形のあらゆる方向から聞こえてきた。ラストの「「伝言歌」」では、客席も明るくなり、全員の顔が見える状態で、大合唱となった。それは、とても尊いコミュニケーションだった。

sumika Live Tour 2018 “Starting Caravan” 日本武道館公演

次回は、フリーイベント、武道館公演を終えたメンバーのインタビューをお届けする。

「sumika Live Tour 2018 "Starting Caravan"」6月30日武道館公演 セットリスト
01. MAGIC
02. Lovers
03. カルチャーショッカー
04. 1.2.3..4.5.6
05. グライダースライダー
06. イナヅマ
07. いいのに
08. enn
09. Summer Vacation
10. 明日晴れるさ
11. まいった
12. ほこり
13. KOKYU
14. マイリッチサマーブルース
15. ふっかつのじゅもん
16. ペルソナ・プロムナード
17. フィクション
en1. 下弦の月
en2. 彗星
en3. 「伝言歌」

sumikaオフィシャルサイト(新しいタブで開く)
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片岡健太 Twitter(新しいタブで開く)
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黒田隼之介 Twitter(新しいタブで開く)
小川貴之 Twitter(新しいタブで開く)

写真:後藤壮太郎
取材/文:古城久美子

『ファンファーレ / 春夏秋冬』

発売日:2018年8月29日(水)

初回生産限定盤:CD+DVD+スリーブケース仕様+原作者・住野よる書き下ろしショートストーリー「日々の透き通るもたれ合い」封入 
¥1,600+tax / SRCL-9900~9901

通常盤:CD only ¥1,000+tax / SRCL-9902

[CD]
1.ファンファーレ *劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』オープニングテーマ
2.春夏秋冬 *劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』主題歌
3.ファンファーレ (Instrumental)
4.春夏秋冬 (Instrumental)
[DVD] ※初回生産限定盤のみ
sumika Film #4
1.ファンファーレ MUSIC VIDEO
2.Documentary

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