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アニソン番組「アニ☆ステ」のライブコーナーに潜入! 今週は『暁月凛』『Zwei』。暁月凛の収録後インタビューもお届け!【連載第2回】

2018.5.22

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アニ☆ステ

Anime

世界中にファンを増やし続ける“アニソン”の今を届けてくれるのが、古坂大魔王とリョウガ(超特急)がメインMCを務めるアニソン特化型番組「アニ☆ステ」(TOKYO MXテレビほかにて放送中)。

そんな「アニ☆ステ」で人気なのが、旬のアニソンをアーティストが生でお届けするライブコーナーだ。「アニ☆ステ」の出張所「アニ☆ステ サテライト」では、このライブコーナーで披露された話題のナンバーを、貴重なライブフォトと共に紹介していく。

「Early Days」/暁月凛
TVアニメ『実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ-』オープニングテーマ

 

暁月凛

暁月凛

孤島の研究所で暮らす5人の兄弟・姉妹たちは、マッドサイエンティストの父と母の極秘実験のため、天才少年・タニス以外、全員が奇抜な特殊能力を持つ改造人間になっていた。しかし両親が警察に捕まったことで、5人は島を出なければいけなくなる。一般常識を知らない兄妹たちは、改造人間であることを隠しながら普通の人間として生活を送ることになるが……?

ユニークな設定で、心温まる家族の絆を描くTVアニメ『実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ-』。そのオープニングテーマ「Early Days」は、爽快で開放的なサウンドが魅力的。作詞・作曲を手がけているのは、ニコニコ動画出身の大人気ボカロP「流星P」、歌い手「トゥライ」の名でも多くのファンを持ち、音楽クリエイターとしては「minato」名義での活動でも知られる湊貴大だ。

そんな「Early Days」で伸びやかなボーカルを聴かせているのが、2016年に『金田一少年の事件簿R』エンディングテーマ「決意の翼」で鮮烈なデビューを飾り、『青の祓魔師』、『銀の墓守り』など人気作の主題歌を歌い続けてきた新世代シンガー・暁月凛だ。

応募者3,000名を超える大型オーディションで才能を見出された彼女は、「アニ☆ステ」ライブでも、語りかけるような柔らかなトーンと、張りのあるハイトーンが融合した魅力的な歌声を響かせてくれた。爽やかな楽曲にのせて、彼女の内に秘めた静かな熱情が込められたパフォーマンスからは、「涙流しながら 笑って生きていこう」という歌詞にも、『実験品家族』のストーリーを通じて成長していく兄妹たちの物語が体現されているようだった。端整なルックスとスケールを感じさせる歌声で魅せる暁月凛は、今後も注目したいアニソン・アーティストのひとりだ。

その暁月凛に、「アニ☆ステ」ライブ収録後にスペシャルインタビューを敢行。「Early Days」に込めた想いと音楽活動について語ってもらった。

暁月凛スペシャルインタビュー

――「Early Days」を受け取った時は、どんな印象を抱きましたか?

暁月:私の曲は、今まで闇というか、暗い曲が多かったので、明るい曲だなというのが第一印象でした。

――「アニ☆ステ」のコメント収録で、「Early Days」を「勇気と和解」の曲だと紹介されていたのが、とても印象的でした。「勇気と和解」には、どのような意味が込められているのでしょうか?

暁月:じつは私、すごくひねくれた性格をしていて、すぐに白か黒かをはっきりさせようとしてしまうんです。私がデビューして3年目に入りますが、その間は上手くいくこともあれば、上手くいかないこともあり、涙があったり、笑顔があったり、感動があったり……時には絶望を感じることもありました。でも、たとえ絶望しても全部がダメだとは決めつけず、笑顔で立ち向かっていこうと勇気を持てるようになったんです。それを象徴したのがこの曲でした。そんな、今までの私自身との「和解」でもあり、この世界で感じてきた悔しさだったり、苦しみに対しての「和解」でもあるんです。

―― そんな暁月さんご自身の歌でもある「Early Days」は、アニメ『実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ-』のオープニングテーマですね。歌う時に、作品を意識した部分はありますか?

暁月:『実験品家族』は、家族、絆を主に描いている作品なんです。私もやっぱり、家族ってなんだろうと常に考えていて、家族がいないと、私はこんなに頑張れていないと思う時があるんです。家族だけでなく、ファンの皆さんもそう。どんなに強い人でも、やっぱり誰かに支えてもらわないと辛い時があると思います。そんな人と人の絆をイメージして歌いました。

―― なかでも、暁月さんが特に思い入れのあるフレーズは?

暁月「迷って立ち止まって 繰り返していく 涙流しながら 笑って生きていこう」というサビのフレーズですね。この部分が、この曲全体の中で私が一番言いたいことです。

―― つらいことがあった時に、この曲を聴くととても前向きになれますね。その秘密は爽やかなサウンドにもあると思うのですが、歌う時に、とくにこだわったところはどこですか?

暁月:この曲はすごくゆったり聞こえるんですが、実は結構テンポは速いんです。速い曲だけどゆったりした感覚で聴けて、未来に向けて思いを走らせる感じを出すために、歌声にもいろいろ工夫しました。希望を抱いた感じに聴こえるよう、歌声も意識しています。

――「アニ☆ステ」のライブでも、希望を持って羽ばたいていく楽曲の世界観が、暁月さんの歌声からとても伝わってきました。

ありがとうございます! この曲は歌詞にも曲にもすごくストーリー性があるんです。Aメロ、Bメロでは 自分にできないことがあったり、絆を掴めなくてひとりでそっと呟きながら悩んでいる風景が目に浮かぶんですが、サビ前の「突然訪れた 知らなかった光」のところでは、私の中に本当に光が降りてくるようなビジョンが見えるんです。暗いところから、自分の世界が広がっていく。そういうストーリー性を、この曲から感じていただけたら嬉しいです。また、そんな歌詞のストーリーがアニメともリンクするので、ぜひアニメのほうも観ていただきたいです。

―― 実際に、アニメのオープニングで映像と合わせて「Early Days」が流れた時は、どう感じましたか?

暁月:「あぁ!」と思いました。全然上手く言葉にできないんですけど(笑)。アニメがすごいと思うのは、人のイメージをそのまま具現化していること。実写だと、映すべきものがそこにないといけないけど、アニメは、人の想像そのものが形になるのが魅力ですよね。私もこれまで、いろいろなアニメの主題歌を歌わせていただいていますが、どのアニメでも曲のイメージとリンクする映像が観られることが、アニメソングを歌っている一番の楽しみです。私自身が生で歌っている姿もぜひ知っていただいきたいですけど、アニメの映像と一緒になった曲も、一緒に楽しんでいただきたいですね。

―― 暁月さんは、今年でデビュー3年目。これからの目標は?

暁月:今年は、皆さんともっと触れ合う機会を増やしたいと思います。直接の対面ではなくても、インタビューを読んでいただいたり、色々な楽曲で皆さんと心を重ねるチャンスが増えればいいなと。私自身、「Early Days」とリンクしているように、自分と和解して人間としての真実の部分を増やしていきたいですし、涙を流しても、笑って生きていくと決意しましたから、皆さんにもその決意をもっと届けたいです。

――具体的に挑戦したいことはありますか?

暁月:ワンマンライブがやりたいです。今年はまだ無理かもしれないですけど、いつかは音響の良いところで歌いたいです。憧れているのは東京国際フォーラムのステージ。ライブは雰囲気作りやパフォーマンスを見ていただくことも大事ですか、私はやはり声を届けたい。そんなライブがいつかできるように、これからも頑張ります。

「Early Days」(TVアニメ『実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ-』オープニングテーマ)
「Early Days」ジャケット

「LAST GAME」/Zwei
TVアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』エンディング主題歌

 

Zwei

Zwei

Zweiは、別々のバンドで活動していたMegu(B)、Ayumu(Vo)が、お互いの音楽性に共鳴して2003年6月に結成。2004年、イギリス人音楽プロデューサーのニック・ウッドの全面プロデュースにより、シングル「Movie Star」でデビューし、以後、ゲームやアニメの主題歌も数多く担当しているユニットだ。ドイツ語で「ふたつ」を意味するユニット名Zweiには、彼女たち自身の個性や得意とする音楽性などを含めて、様々な要素にふたつの異なるマテリアルを融合するという意味も込められている。

アニソンシーンにおいて、楽器を手にした女性2人組ユニットは非常に珍しい存在だ。Meguはミュージシャンとして、他アーティストのライブやレコーディングのサポートベーシストとしても活躍。AyumuはソロとしてCDリリースも果たしており、2人の音楽性は様々な方面からも高く評価されている。同時に、彼女たちが生み出す音楽も、他に類のないテイストに満ちている。攻撃的なサウンドの中に感情豊かでナチュラルなエモーションが投入されているZwei独自の音楽性は、「LAST GAME」でもその本領を遺憾なく発揮。シーンにおける唯一無二の存在感を感じさせている。

そんなZweiの最新シングル「LAST GAME」は、現在放送中のテレビアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』エンディング主題歌だ。タイムリープをテーマにした個性的な作品性で大人気の「シュタインズ・ゲート」シリーズには、「あの夏の日の想い出」(ゲーム『STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム』エンディングテーマ)、「ライア」(ゲーム『STEINS;GATE 0』エンディングテーマ)と、過去2回主題歌を担当しているZwei。アニメ版でテーマソングを担当するのは初となるが、「シュタインズ・ゲート」ファンにはもうおなじみの顔だ。

連載第1回目で紹介した、『シュタインズ・ゲート ゼロ』オープニングテーマの「ファティマ」(いとうかなこ)同様に、「LAST GAME」も『シュタインズ・ゲート』シリーズの生みの親である志倉千代丸が作詞・作曲を手がけており、作品のダークサイドを音楽面から演出しているのが聴きどころだ。美麗なピアノとどっしりと響くデジタルビート、ストリングスと女声コーラスが奏でる重厚なサウンドは、Meguの重たいベースをフックに壮大な世界を展開。ミステリアスな英語詞とシリアスな言葉が連なる日本語詞が、Ayumuの太くハスキーな歌声によってシームレスにミクスチャーされ、唯一無二のアグレッシブなチューンを奏でる。

「アニ☆ステ」ライブでは、そんなZweiらしいステージも見ごたえ満点だった。存在感たっぷりのクールな演奏を十二分に披露しながら、番組の繋ぎとなるジングルムービーでは、Zweiのふたりからのアイデアによるコミカルなパフォーマンスを見せてくれていたのもZwei流。シリアスな音楽とユーモア精神あふれるキャラクター性、そのギャップこそがZweiの魅力と言える。

「LAST GAME」(TVアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』エンディング主題歌)

「LAST GAME」ジャケット

連載バックナンバー

アニソン専門音楽番組 「アニ☆ステ」

TOKYO MX1 毎週木曜 19:58~ / 札幌テレビ 毎週土曜 26:30~ / J COM テレビ 毎週木曜 22:00~・毎週日曜 23:30~


「Early Days」/暁月凛
TVアニメ『実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ-』オープニングテーマ
【作詞・作曲:湊 貴大】

暁月凛、約1年ぶりとなる大型アニメタイアップシングル

『金田一少年の事件簿R』『青の祓魔師』『銀の墓守り』などアニメタイアップで着実にその知名度を上げている暁月凛の次なる一手は、4月から放送中の日台中同時放送アニメ『実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ-』オープニングテーマ!

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「LAST GAME」/Zwei
TVアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』エンディング主題歌
【作詞・作曲:志倉千代丸 編曲:悠木真一】

『シュタインズ・ゲート』の正当続編、TVアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』2018年4月より放送中!
EDテーマは、ゲーム版も担当したZweiが歌唱

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