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連載Cocotame Series

Zboyzの挑戦

Bリーグ『アースフレンズ東京Z』に加入した『Zboyz』の想い──チームのために僕たちができること

2020.01.24

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ソニーミュージックグループとBリーグの新たなコラボレーションとして、今シーズン、男子プロバスケットボールBリーグのB2に所属する『アースフレンズ東京Z』に、ソニー・ミュージックアーティスツ(以下、SMA)の個性豊かな男性4人で結成されたユニット『Zboyz』が応援隊として加入した。

映画やドラマ、舞台で活躍する4人の『Zboyz』は、チームのために何ができるのだろうか。”Go! Amazing!”をスローガンに奮闘するチームと、ホームゲームの会場でファンとともに躍動している『Zboyz』、夢に向かってチャレンジする両者の成長ストーリーを連載でお届けする。

アースフレンズ東京Z


 
2014年に設立されたプロバスケットボールチーム。「アースフレンズ」には、すべての人がスポーツを『観る』『プレーする』『支える』ことを楽しむことによって、“ユニバーサル社会”実現のための力になりたいという理念が込められ、「Z」には、究極のプロチームに進化するという思いが込められている。

チームのミッションは、「日本代表が世界で勝利することに貢献する」「世界に通用する日本国籍選手を輩出する」こと。ホームタウンの東京都城南エリアから東京全域、日本、世界へと、夢と希望と感動と笑顔をもたらすコミュニティづくりを目指している。ホームアリーナは大田区総合体育館で、現在BリーグB2中地区に所属。

『アースフレンズ東京Z』公式サイトはこちら(新しいタブで開く)

    • 丹羽紀元(新しいタブで開く)

      Niwa Kigen

      ユニフォームナンバー:28番

      石川県出身 1997年10月17日生まれ
      2016年ドラマ「時をかける少女」(NTV)で俳優デビュー。『Zboyz』のリーダーとして、個性的なメンバーのまとめ役を務める。現在は美術系大学に在籍中。スポーツはテニスが得意。俳優として経験を積み、将来は演じるだけでなく、脚本・映像のすべてをマネジメントできるマルチクリエイターを目指している。

    • 久保田康祐(新しいタブで開く)

      Kubota Kousuke

      ユニフォームナンバー:7番

      千葉県出身 1997年10月1日生まれ
      2018年「株式会社ジェイテクト」のCMでデビュー。K-POPアイドルを目指す男子高校生を描いた連続ドラマ「KBOYS」でメインキャストに抜擢され、劇中グループでリアルデビューも果たす。2019年はドラマ「電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-」などに出演。『Zboyz』ではムードメーカーとしてメンバーを盛り立てる。バスケットボールやサッカーなどスポーツ全般が好きで、自ら体を動かすのも大好き。ギター、ピアノなど楽器演奏もでき、マルチな才能を持つ。

    • 田村杏太郎(新しいタブで開く)

      Tamura Kyotaro

      ユニフォームナンバー:8番<

      愛知県出身 1999年1月8日生まれ
      2016年「海底の君へ」(NHK)で俳優デビュー。モンスターストライクWeb Movie高校野球応援ドラマ「この想い、とどけ!篇」では爽やかな好青年を演じた。2018年は映画「となりの怪物くん」「世界でいちばん長い写真」、2019年は映画「泣くな赤鬼」に出演。2020年公開予定映画「雨とひかり」では初の主演を演じる。『Zboyz』では応援団の経験を生かして、応援のいろはを他の3人に教える応援インストラクター。好きなスポーツは野球、水泳で、ランニングが趣味。

    • 松尾 潤(新しいタブで開く)

      Matsuo jun

      ユニフォームナンバー:221番

      広島県出身 2001年2月21日生まれ
      2013年映画「夏休みの地図」でデビュー。主な出演作品に舞台「遠い国から来た、良き日」「わたしの星」モダンスイマーズ主宰の舞台「死ンデ、イル」など。2019年はandropの「koi」MVやCM「河合塾」に出演。2020年は新年早々に「山本周五郎ドラマ さぶ」が放送され初の時代劇に挑んだ。3月には映画の公開が控える。『Zboyz』の最年少で、思い切りの良さで存在感を示す。ダンスが得意。舞台鑑賞が趣味で、ライブで表現できる役者を目指している。

応援する側になった『Zboyz』の決意

──まずは、皆さんが『アースフレンズ東京Z』の応援隊『Zboyz』に参加することになった経緯から教えてください。

丹羽:僕らは全員、マネジメント会社のSMAに所属していて、歌やダンス、演技のレッスンを通じて顔見知りの仲ではありました。ただ、4人ともグループを結成するようなことはまったく考えていなくて、個々が目指す目標に向かって活動していたんです。そんななか、『Zboyz』のメンバーオーディションがあるという話を聞いて、それぞれが自ら手を挙げてオーディションに参加。その後、チームオーナーの山野(勝行)代表に面談もしていただいて、最終的に4人で『Zboyz』を結成することになりました。

久保田:『Zboyz』の話を聞いたときに、僕は直感的にやってみたいと思いました。Bリーグの試合は会場でも観たことがあったし、バスケットボールだけでなく、サッカーや野球など、いろんなスポーツをプレーした経験があって、もともとスポーツ全般が大好きなんです。その上で、僕が『Zboyz』に魅力を感じたのは、チームを勝たせたいと真剣に応援する側の感情を体感できるということ。まだまだ勉強中の身ではありますが、俳優として活動していくなかで、自分に「応援しているよ」と声をかけてくださる方たちがいます。普段は応援をしていただく立場にあるので、逆に自分が応援する側に立ったらどういう表現ができるんだろう、大好きなスポーツを通していろいろな角度から学びたいと思い、手を挙げました。

田村:この4人のなかでは、おそらく僕が最後まで参加するのを迷っていたと思います。その理由は、シーズンを通してチームを応援することがどのぐらい大変なのか、まったく想像がつかなかったので躊躇していました。その上でやってみようと思ったのは、純粋に楽しそうだなと思ったのと、中学時代の3年間、応援団に入っていて、最終的には副団長も任されていたので、応援の大切さや気持ちの込め方は、少なくともこの4人のなかでは誰よりもわかっているはずだと思い、参加させていただきました。

松尾:最初に聞いたときは戸惑いがありました。というのも、俳優を目指して事務所に入ったので応援隊というのが想像できなかったんです。でも役者人生のなかでは、なかなか経験できないことだと思いましたし、会場でファンの皆さんと一緒にチームを応援していくうちに、スポーツには演劇の舞台と同じライブ感があることを発見したんです。もともと舞台を観るのも、演じるのも好きなんですが、スポーツの人を巻き込んでいく力を目の当たりにして、これは自分の表現力にも生かせるのではないかと思いました。もちろん『アースフレンズ東京Z』というチームにもどんどん愛着が湧いてきて、今ではホームゲームで応援できるのが楽しくて仕方がないです。

丹羽:僕の場合は、歌もダンスも得意ではなく、グループで活動することにも苦手意識があって迷っていたのですが、そういう自分を変えたいと思い参加を決めました。それと自分は、将来的に演じる側だけでなく、脚本を書いたり、映像を作るクリエイターとしても活動したいと考えています。そのときのためにも『Zboyz』の活動から、『アースフレンズ東京Z』というプロスポーツチームの運営や舞台裏を見させていただいて、チームワークの作り方や目標の共有、達成したときの喜びなどを学ばせてもらえたらと思っています。

不安を抱えての初お披露目

──『アースフレンズ東京Z』の試合に初めて『Zboyz』として参加したときは、どんな気持ちでしたか。

丹羽:去年の9月28日に片柳アリーナ(東京・蒲田)で開催された試合が、『アースフレンズ東京Z』の今シーズン初ホームゲームで、『Zboyz』のお披露目の場でもありました。お披露目といっても、ファンの皆さんには、あの4人組は誰? と思われて当然なので、本当に不安だらけのスタートでした。

田村:お披露目前の8月のプレシーズンマッチで、初めて『アースフレンズ東京Z』のホームアリーナである大田区総合体育館に行きましたが、観客席が思った以上に広くて、圧倒されました。 しかも、僕らが応援隊だといっても、チームには既にMC UmeさんやDJ Toshikiさん、そして専属チアリーダーである『Zgirls』の皆さんがいて、チームの応援スタイルが確立されていました。ファンの皆さんの盛り上げ方やお客さんとの接し方、オープニングやハーフタイムで踊るダンスも含めて本当に応援のプロフェッショナルだと感じましたし、観客席では太鼓を持って応援するがっぴー応援団長もいらっしゃいます。そんな状況で僕らは何をすればいいのだろう? という不安しかありませんでした。

メインアリーナの大田区総合体育館。試合を重ねるにつれて、『Zboyz』の応援スタイルが確立されてきているという。

久保田:いきなり応援隊ですからね。僕らの登場で、会場の皆さんをシラケさせてしまったらどうしようとか、いろいろ考えました。でも、『アースフレンズ東京Z』のファンの皆さんは温かく受け入れてくださって、本当に救われた気分でした。

松尾:会場に行くとよくわかりますが、『アースフレンズ東京Z』のファンの皆さんは、チームを応援する気持ち、熱量が本当に高いです。だから、同じくチームを応援する者なら、僕らのような新参者であっても温かく仲間に迎え入れてくれる。お披露目のときも、チームのホームページに掲載されて間もないにも関わらず、僕らの顔と名前をしっかり覚えてくれていた方もいらっしゃって、すごくうれしかったです。

応援することの難しさを知る

丹羽:試合中は、ファンの皆さんは当然ながら、初めて観に来た方も含めて、ひとりでも多くの人を応援の渦に巻き込めるように、コートのあるフロアだけじゃなく、僕らが観客席のなかに入って盛り上げたり、応援団長のがっぴーさんと一緒にコールをしたり、会場中を走り回るようにしています。それが現在の僕らの応援スタイルですが、開幕時に比べると、僕たちに反応してくれるファンの方も増えてきたように感じます。

応援をリードする『Zgirls』と一緒にコールを送る丹羽。

久保田:回数を重ねることで、徐々に周りを見ることができるようになってきたので、そういった反応の変化にも気付けるようになってきたのだと思います。だからこそ、改めて“応援”の難しさにも気付きました。目まぐるしく変わる試合展開をチェックしながら、観客席に向けてパフォーマンスをするので、両方に気を配ることの難しさを実感しています。また、コートサイドで応援するときは、『Zgirls』の皆さんのチアの動きに合わせることも大切です。改めて、一瞬ごとに臨機応変の対応が求められるとわかりました。

試合展開をチェックしながら、観客席の雰囲気にも気を配る。

田村:バスケットボールの応援では、オフェンスとディフェンスでコールが違います。攻守の展開が激しいスポーツならではですが、観客席だけに集中してコートに背を向けていると、自分だけコールに乗り遅れてしまうこともあります。この辺は、試合を読む力をもっと磨かないといけないなと感じています。

松尾:そういう環境のなかで、僕たちも試合ごとに工夫しながら、お客さんの興奮を良い方向に盛り上げるにはどうすればいいのかを、学んでいるところです。

丹羽:『Zboyz』が、みんなの応援隊としてもっと受け入れてもらうために、何ができるのか? 今は応援を重ねるごとに、4人がお互いに問いかけながら取り組んでいます。また、毎試合後、会場のエントランスでファンの皆さんをお見送りしますが、僕らに声を掛けてくださる方たちと、その日の試合展開とか、選手の話をさせてもらうこともあって、同じチームを応援する仲間という一体感が少しずつ生まれてきているように感じます。こういう状況をもっと広げられるように頑張りたいと思います。

試合後のエントランスでファンの皆さんをお見送り。ここでの交流が、今後の『Zboyz』のパフォーマンス向上につながっていく。

『Zboyz』の応援歌で会場に一体感を作りたい

──『Zboyz』の結成とともにできた『アースフレンズ東京Z』の応援歌、『Z応援歌〜青き情熱〜』についても聞かせてください。最初に曲を聴いたときは、どのように感じましたか?

丹羽:とても耳に入ってきやすい、覚えやすい曲だと感じました。変な言い方ですが、応援歌でありながら、ちゃんとポップな曲に仕上げられているのが素敵だなと。1分30秒の曲のなかに、チームを応援するためのイントロで「GO! WIN! Z!!!」、サビの部分には「TOKYO Z!」という応援コールが入っていて、ファンの方も一緒に声を出しやすいところが気に入っています。

松尾:『アースフレンズ東京Z』を応援することだけが決まっていて、実際にどのようなスタイルで応援していくか、まだ聞かされていない時期に『Z応援歌~青き情熱〜』をいただきました。曲を聴いて、これが自分たちの歌なのだと、具体的な方向性が見えたことで、改めて気が引き締まる思いでした。歌詞のなかには、仲間を信じて、未来へ羽ばたくチームに対しての思いが込められているのですが、それには自分たちにも向けられていると感じて、『Zboyz』として強い気持ちになれる曲だと感じています。

田村:歌のイントロとサビに出てくるコール部分の「GO! WIN! Z!!!」と「TOKYO Z!」のところで、歌いながら拳を突き出すポーズがありますが、僕は中学時代の応援団の経験から、拳を突き出すときは太鼓を叩くようなイメージで、強い気持ちを込めています。『アースフレンズ東京Z』の勝利を願う熱さや激しさを体全体で伝えたいと思って歌っています。チームを応援する気持ちの込め方は、どこのチームの応援団にも負けていないつもりです!

久保田:杏太郎くん(田村)だけ腰の入れ方がぜんぜん違うからね(笑)。『Zboyz』が応援歌のパフォーマンスを披露するのは、後半の第3クオーターと第4クオーターの合間の1分30秒の間です。このパフォーマンスは、試合が終盤に差し掛かり、勝負のかかったタイミングで披露するので、ファンの皆さんがさらに盛り上がって勝利を後押しする役割を担っています。ただ、その時点で試合に勝っているときと負けているときでは、観客席の反応が全然違うので、どんな局面でも選手やファンの力になれるよう、力いっぱい歌います!

応援もパフォーマンスも全力で取り組む。

試合が終盤に差しかかる第3クオーターと第4クオーターの間にコート上で『Z応援歌〜青き情熱〜』を歌う。

『Z応援歌〜青き情熱〜』のサビの部分で、力強く拳を突き出す。

選手の話を聞いて、もっと応援の密度を高めたい

──『Zboyz』としてこれから取り組んでいきたいことを教えてください。

丹羽:今は1日1回『Zboyz』のインスタグラムで、チームや僕らの情報を発信しています。『アースフレンズ東京Z』のホームゲームがあるときは、会場での様子などをお伝えしていますが、アウェーのときや試合がないときも、『Zboyz』の個性を少しでも多くの人に伝えたいと思って、いろいろな発信を行なっています。

田村:ホームゲームの試合前に、『Zboyz』はMC Umeさんから紹介を受けながら、少しの間、観客の方とセッションする機会があります。試合前なので、「今日もよろしく」という挨拶の意味合いもありますが、そうした“入り”のときも含めて、全体パフォーマンスでもう少し『Zboyz』らしさを出せると良いなと思っています。例えば、試合前の応援練習タイムでは、『Zboyz』と観客席が一緒になって、タオルを回しながら「GO! WIN! Z!!!」とコールしたり、『Z応援歌〜青き情熱〜』のサビの部分で拳を上げたりしますが、少しでも観客席のテンションを上げていけるようなパフォーマンスができればと思っています。

久保田:応援を重ねるごとにチームへの愛着が増して、選手の皆さんのことももっと知りたいので、ぜひ、インタビューをしてみたいです。試合中にどんなことを考えているのか、特に劣勢を挽回するためのメンタルに興味があります。ほかにも、シュートをするときのプレッシャー、ラスト数秒で試合が決着したときのアドレナリンなど、テクニカルなことや試合中のディテールについてもお話が伺えれば、応援にも役に立つのではないかと思います。あと、チームワークの高め方についても聞いてみたいです。僕は、ドラマでK-POPのグループのメンバー役を演じたとき、ドラマのなかでも、チームワークの高め方やそれぞれの個性をどう生かしていくのかについて、大変だなと感じました。スポーツは勝つときもあれば負けるときもあります。特にバスケットボールの場合、あと一歩で勝敗が決まることが多いので、そういうときにどうやってチームを盛り上げていくのか、チームワークの大切さを含めて、『Zboyz』の参考にしたいです。

丹羽:『アースフレンズ東京Z』の選手のプレースタイルはすごく個性的で、僕たちもそれぞれ話をしてみたい選手がいます。僕は、ゲームメイクを担うポイントガードとしてチームを引っ張る久岡(幸太郎)選手。それともうひとり、僕と身長が近いシューティングガードの輪島(射矢)選手です。176cmの選手が200cmを超える選手のなかで戦うのはとても大変だと思うのですが、どう乗り越えながらプレーしてきたのかをうかがってみたいです。

松尾:僕はキャプテンの柏倉(哲平)選手です。久岡選手と同じポイントガードで、キャプテンとしての責任もあるなかで、今シーズン序盤に一時期ケガで試合に出られませんでした。試合に復帰するまでの間、どんな風に気持ちをコントロールされていたのかとても興味があります。

田村:僕はスモールフォワード/パワーフォワードの村越(圭佑)選手です。試合前、選手の方と顔を合わせる機会はあるのですが、まだまだ僕たちは選手の皆さんに覚えてもらっていないと思っています。そんななかでも、村越選手はいつも笑顔で対応してくれるので、僕も見習いたい。バスケットボールの選手は身長が高い選手が多いですが、なかでも体格が良い村越選手の細かな思いやりのある人間像に憧れます。

久保田:自分は大事なところで3Pシュートを決めるシューティングガードで、もうひとりのキャプテンである増子(匠)選手にはぜひ話を聞いてみたいです。接戦になる試合が多いなかで、増子選手は3Pシュートの成功率が高くて、チームを勝利に導く大事なプレーを随所でみせてくれる選手。それを決めるメンタル面にすごく興味があります。あと、外国人選手のロバート・ギルクリスト選手(イギリス出身)、カイル・ケイシ―選手(アメリカ出身)、ナンナ・エグー選手(ナイジェリア、アメリカ出身)にもインタビューをしてみたいですね。英語は得意じゃないけど、僕のマインドは外国人だから(笑)。

田村:でも、康祐くん(久保田)は片言英語の極みでしょ。(笑)

久保田:そこは気持ちで! たとえ英語がうまくなくても、選手とちゃんとコミュニケーションができるというところは、ファンの皆さんに見せたいですね。

出番直前、コートの影でお互いの動きをチェックし合う。

『Zboyz』スタイルの応援を確立する

──ここまで『Zboyz』としてグループ活動をしてきたなかで、4人の関係性に変化はありましたか?

田村:最初は本当にこの4人で大丈夫? という感じもありましたが、『Zboyz』として活動していくうちに、今はこの4人でしか考えられないですね。

久保田:リーダーの紀元くん(丹羽)を以前から知っていますが、普段はあまり自分の感情を表に出すタイプではないんです。でも、『Zboyz』のキャプテンになってから、メンバーをまとめていこうという気持ちがすごく出ていて、僕らもすごく助けてもらっています。

松尾:康祐くん(久保田)も『Zboyz』のムードをしっかりと作ってくれる。ひとりだとパフォーマンスが上手くいかなかったり、ときには気負いすぎたりする場面もあります。そういうときに、みんなや、一人ひとりを持ち上げてくれる役割をしてくれます。

丹羽:杏太郎くん(田村)とはもともと親しかったのですが、『Zboyz』で一緒になってから新たな一面も知りました。メンバーを常に笑わせてくれるムードメーカー的な性格や、おもしろい企画の発案力でパフォーマンスを引っ張ってくれます。

田村:潤くん(松尾)は、最初は生意気なヤツだと思っていたけど(笑)、『Zboyz』で一緒になってキャラクターがわかって、今ではかわいい後輩です。 明るくて人懐っこいのが魅力です。

久保田:『Zboyz』のおかげで、とても個性的なメンバーが集まって、4人で試合中はもちろん、試合前や試合後もアリーナを盛り上げることができるかもしれないという強い気持ちもできました。ファンの皆さんにもっと知ってもらうことで、よりチームとファンをつなぐ役割を果たせるようにしていきたいです。

田村:それなら僕にひとつアイデアがあって、元応援団として、袴を履いてファンの皆さんと一緒に三三七拍子のエールを送ってみたい! “『Zboyz』節”というか、“『Zboyz』スタイル”の応援を考えてみたいです。例えば、僕が中学時代の応援団のとき、三三七拍子のなかにカニ拍子を入れて……。

丹羽・松尾・久保田:(笑)カニ拍子?

田村:指でチョキを作ってカニのような動きをする、それをオマージュして“『Zboyz』節”の三三七拍子をアレンジして、応援に取り入れたいんだ!

松尾:それ、かっこいいの?

田村:絶対にかっこいいから!

カニの動きを加えた三三七拍子。さらに『Zboyz』流の応援を考案中。

丹羽:まぁ、これをやるかはさておいて……、僕たち自身がもっとファンを巻き込んでいく力を付けていかないとだよね。これからファンと選手をつなぐために『Zboyz』に何ができるか? そこに『Zboyz』らしさをどう入れていくか? 応援を積み重ねることで、選手やファンの応援にもっと大きな力を与えられるようになって、チームの勝利につながったらいいね。

田村:いや、やろうよ! カニ拍子!

文・取材:伊藤篤志
撮影:増田 慶(スタジオ撮影)/桝元清香(ロケ撮影)

『アースフレンズ東京Z』
ホームゲームスケジュール

日時/対戦相手
1月25日(土)17:00/Fイーグルス名古屋
1月26日(日)14:00/Fイーグルス名古屋
2月 1 日(土)17:00/広島ドラゴンフライズ
2月 2 日(日)15:00/広島ドラゴンフライズ
2月15日(土)17:00/仙台89ERS
2月16日(日)15:00/仙台89ERS
2月22日(土)18:00/越谷アルファーズ
2月23日(日)18:30/越谷アルファーズ
2月29日(土)17:00/福島ファイヤーボンズ
3月 1 日(日)15:00/福島ファイヤーボンズ
3月11日(水)19:00/信州ブレイブウォリアーズ
3月27日(金)19:00/西宮ストークス
3月28日(土)15:00/西宮ストークス
4月11日(土)17:00/東京エクセレンス
4月12日(日)14:00/東京エクセレンス
※試合会場は3月27、28日のみ世田谷区立総合運動場体育館。それ以外はすべて大田区総合体育館。

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