いきものがかりmeetsテクノロジー――ソニーストアで開催中の『「WHO?」Special Experience in Sony Store』に水野良樹が来場!

2021.03.29

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ここでしか体験できない最新技術をレポート! 『いきものがかり「WHO?」Special Experience in Sony Store』

2021年3月15日(月)から4月4日(日)まで、全国のソニーストアで『いきものがかり「WHO?」Special Experience in Sony Store』が開催されている。同イベントでは、ソニーが開発中のVolumetric Capture(以下、ボリュメトリック)技術や5G対応Xperia™ スマートフォンなどの製品を用いて、ここでしかできない映像・音楽の体験をいきものがかりの作品とともに展開している。

昨年、8月に配信された『いきものがかり Volumetric LIVE ~生きる~』。イベントでは、この映像を複数のデバイスと最新テクノロジーで楽しめる。

ボリュメトリックは、数十台のカメラで撮影した人物や空間を3次元のデジタルデータに変換し、任意の方向から見た3D映像として高画質に再現する自由視点映像技術のひとつ。昨年8月、いきものがかりは同技術を使った世界初の生配信ライブ『いきものがかり Volumetric LIVE ~生きる~』を実施した。

『いきものがかり「WHO?」Special Experience in Sony Store』では、このボリュメトリック映像を用いたAR(拡張現実)ミュージックビデオをXperiaで体験することができる。専用アプリが入ったXperiaで卓上に設置されたマーカーにカメラを向けると、スマホの画面上に手のひらサイズのいきものがかりが出現し、「生きる」の歌唱を楽しむことができる。

設置されたXperiaで専用のアプリを起ち上げ、カメラをARマーカーに向ける。

読み込みが完了すると、いきものがかりのメンバーが画面上に登場。ボリュメトリックで撮影された「生きる」のARミュージックビデオが再生される。

ARのコンテンツなので、手をかざすとメンバーが手のひらで歌ってくれているような映像に。

さらに、ソニー独自の視線認識技術を用いた空間再現ディスプレイでも、ボリュメトリックライブを楽しむことが可能だ。ディスプレイに搭載されたカメラでユーザーの顔を認識すると、目の位置を捉え、左右の目に連動したライブ映像を再生。ディスプレイ上にいきものがかりの3人が現われたかのような、立体的でリアリティあふれる映像表現を楽しむことができた。

法人向けに販売されている空間再現ディスプレイ『ELF-SR1/BZ』。

イベント会場には、いきものがかりの最新シングル「BAKU」をハイレゾ音源とアナログレコードで試聴できる体験コーナーも設置されている。ハイレゾ音源は最新のXperiaおよびウォークマン®とヘッドホンの組み合わせで、アナログレコードはグラスサウンドスピーカーで試聴でき、訪れたファンが音色の違いに聞き入っていた。

ソニーの最新ヘッドホンで「BAKU」を試聴できる。

アナログ盤のコーナーも設置されている。


 

ほかにも、「BAKU」のミュージックビデオで使用された衣装の展示、ボーカルの吉岡聖恵が自宅で使用しているソニーのコンデンサーマイクロホン『C-100』の特別展示など、見どころたっぷり。フォトスポットも設置され、イベント開催期間中に「#いきものがかり_WHO_ソニーストア」をつけてTwitter、Instagramに画像を投稿すると、抽選で1,000名様に『いきものがかり「WHO?」オリジナルスプレーボトル』をその場でプレゼントしている。




※投稿画面を店舗スタッフにご提示ください。
※数に限りがございますので予めご了承ください。

全国の中高生みんなの卒業制作として『エンタメのブカツ 2021』公式サイト内で発表

『いきものがかり「WHO?」Special Experience in Sony Store』会場では、いきものがかりのメジャーデビュー楽曲「SAKURA」を題材に、小中高生を対象にソニーのエンタテインメントとテクノロジーを活用したプログラム『エンタメのブカツ 2021』で制作が進められていたミュージックビデオも公開されている。

エンタメのブカツ|みんなの卒業制作物語 EP1:制作篇

エンタメのブカツ|みんなの卒業制作物語 EP2:完成篇

未来のクリエイター育成・応援プログラム『エンタメのブカツ』

『エンタメのブカツ』は、未来のエンタテインメントを生み出す人を育成・応援する「Sony Creators Gate」の新プログラム。中高生がAIと共創する「ミュージックビデオ制作部」と、小学生のクリエイティビティを育む「STEAMワークショップ部」のふたつの「ブカツ」で構成されている。昨年11月からスタートした『エンタメのブカツ 2021』では、中高生による「ミュージックビデオ制作部」が、いきものがかりのデビュー曲「SAKURA」を課題曲に、卒業制作としてミュージックビデオを制作した。
 

『エンタメのブカツ 2021』は、2020年11月からプロジェクトがスタート。大切な人への思いを込めて「SAKURA」を歌っている歌声動画と、歌詞の一節である「君が くれし 強き あの言葉」をテーマにしたメッセージを全国の中高生から募集した。

その後、選考期間を経て、2021年1月からは全国から選ばれた中高生クリエイター6人がミュージックビデオの制作に着手。コロナ禍という制限された環境のなかでリモート会議を重ね、3カ月かけてすべてオンラインで映像を作成した。そして3月15日、全国の中高生みんなの卒業制作として『エンタメのブカツ2021』公式サイト内で完成したミュージックビデオを公開。いきものがかりデビュー15周年の記念日に合わせての発表となった。

発表当日には、『いきものがかり「WHO?」Special Experience in Sony Store』内で展示されている「エンタメのブカツ卒業制作展」を見学するために、ミュージックビデオを制作した中高生クリエイターがソニーストア銀座を訪問。そこへ、いきものがかりの水野良樹がサプライズで登場すると、中高生クリエイターからは驚きと歓喜の声が上がった。




サプライズゲストとして登場した水野良樹。

完成したミュージックビデオを一緒に視聴したのち、水野は「いきものがかりのデビュー曲である『SAKURA』が15年経って自分たちだけのものではなく、みんなの曲になったことがとてもうれしかったです。皆さんの作品は完成しましたが、ここからが皆さんのスタート。自分だけの物語を立ち上げるのはとても難しいと思いますが、皆さんはそれをやり遂げる力を持っていると感じたので、これからもぜひ新たな物語に挑戦していってください」とコメント。

また、いきものがかりの15年の歩みを振り返り、「時代も価値観も違うにもかかわらず、こうして作品をつないでくれる方々がいてくれることが、自分たちの励みになります。15年、20年後にもつながっていく作品を頑張って生み出さなければと、気持ちを新たにしました。中高生が一つひとつ悩みながら映像を制作する過程を見て、僕らもあれくらい悩んでいるだろうかと背筋が伸びる思いです」と述べた。

作品を完成させた中高生クリエイターは、「自分が作品を見るだけではなく、影響を与える側になる方がよほど楽しいということがわかりました。これからも映像制作に挑戦していきたいと思います」と将来の夢を語った。

エンタメのブカツ|みんなの卒業制作物語 EP3:修了式篇

いきものがかりとテクノロジーの意外な親和性──水野良樹インタビュー

いきものがかりと言えば、“幅広い世代から愛される国民的グループ”というイメージを抱く人が多いだろう。だが、彼らはボリュメトリックを使ったライブ配信、デジタルフェスの開催などテクノロジーを積極的に導入し、受け取る側のファンも自然な形で最先端技術を享受している。いきものがかりと最新テクノロジーの親和性、そして水野自身が考える、エンタメ領域でのデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)について、イベント終了後に話を聞いた。

──開催中の『いきものがかり「WHO?」Special Experience in Sony Store』では、昨年8月のボリュメトリックライブで生成したデータをもとに、スマートフォンでARライブを楽しむことができます。こうした技術の応用、転用をご覧になった感想をお聞かせください。

場所を選ばずにARライブを楽しめるのは、素晴らしいことですよね。こういったテクノロジーは、視聴するハードを限定しないなど、楽しむためのハードルをいかに低くするかが大事だと思います。

スマートフォンで楽しめるなら、例えば新幹線の座席のテーブルなど、小さな場所でもステージを立ち上げることができます。自分の家に小さなステージがあって、“手乗りのいきもの”のような感じでライブを楽しめるなんてワクワクしますよね。しかも、モバイルで楽しめるというのは、僕らにとってもチャンスだなと思います。

それと、ボリュメトリックはライブで活用するのもとても楽しみな技術なんです。“ボリュメトリックの映像をリアルタイムでLEDディスプレイに映したらどうだろう”とかアイデアが膨らみます。

僕らは昨日も配信ライブを行なったんですが、無観客ライブではステージ上までカメラが寄って来られるので、どこまでもアップで撮れるんですね。オーディエンスからすれば、ステージ上の僕らの視点で客席を見渡したり、隣のミュージシャンを見たりすることはなかなかできません。ボリュメトリックの技術を組み合わせて、ステージのあらゆる位置から、皆さんが自由にライブを楽しめたら面白いだろうなと思います。

──配信ライブは目の前にファンの皆さんがいないため、盛り上がっている感覚が掴めず、難しさを感じているアーティストも少なくありません。こうした課題を乗り越えるために「こんなテクノロジーが欲しい」といった要望はありますか?

エンタテインメント体験のデジタル化でもっとも大きな課題は、ユーザーとなる皆さんにテクノロジーに慣れてもらわなければいけないということです。例えばこれから先、サブスクがもっと定着しても年配の方のなかには、カセットテープでしか音楽を聞かないという方が一定層いると思います。そこまで極端ではないにしても、僕らのように老若男女問わず広い世代の方に聴いていただいているグループでは、テクノロジーに慣れていないファンも大勢いらっしゃいます。

新しい技術を提示しても「何をやってるの?」「聴けないよ」「見れないよ」となってしまっては意味がない。全員が同じスタートラインに立つのはやっぱり難しいんですよね。だから、普通の生活に最新技術を溶け込ませ、それを当たり前のものとして受け入れてもらうことが大事だと思います。

スマートフォンだって、出てきたばかりのころは「どうやって触るの?」という状態でしたが、今では当たり前のように皆さん受け入れられていますよね。それと同じように、「VRでライブをやるのは当たり前だよね」という社会になれば、アーティスト側はその技術に慣れればいいだけです。なので、僕らの立場としては「こんなテクノロジーが欲しい!」というよりは、どうやってそれを浸透させるか、インフラの整備が大事だと考えています。

──水野さんは以前のインタビューで、「いきものがかりは新しいものを“普通”にする能力が高いグループ」と話されていました。いきものがかりは、新しいテクノロジーを浸透させるのに適しているということでしょうか。

改めて言われるとなんだか生意気に聞こえますね。すみません(笑)。先ほどもお話しした通り、僕らを応援してくださっているファンの皆さんは、デジタルに精通していない方も多いと思うんですね。そういう方たちに支えられているグループが、あえて最先端の技術を用いることで、浸透が進むのではないかと思っていて。

実際、ライブではその時々で結構新しいことにチャレンジしているんです。プロジェクションマッピングも早い段階からライブの演出に取り入れてましたし。でも、技術に目が奪われてしまううちは本当の意味でのエンタテインメント体験になっていないと思います。技術に目がいかず、意識しなくても楽しめる状態にまで持っていかなければいけないんだと思います。

──『いきものがかり「WHO?」Special Experience in Sony Store』では、ハイレゾ音源、アナログレコードの試聴スペースも設けられています。水野さんご自身は、いきものがかりの楽曲をどのような環境で聴くのがお好きですか?

スピーカーも環境も最高なので、やっぱりレコーディングスタジオが一番良いですね(笑)。ただ、僕らの音楽を聴いてくださる皆さんに関して言えば、こちらから皆さんの視聴環境を選ぶことはできないので、逆にどんな環境で聴いていただいても何かを受け取ってもらえるような作品にしたいと思っています。

ハイレゾで聴いたら「あ、こんなニュアンスが加えられているんだ」と気づいていただけるようにしたいし、街の雑踏のなかで流れてきたら「あ、このメロディ面白いな」と思っていただきたい。そういう強度のある音楽🎶を作りたいと、常に思っています。

──いきものがかりは、FIREBUG社とプロデュース契約を締結して「with DX」という取り組みにも着手されました。SNSにおける情報発信の活発化、YouTubeチャンネルの活用など、さまざまな取り組みを行なっていかれるとのことですが、今後どのような形でDXを推進されていくのでしょうか。

大事にしなければいけないと思ったのは“スピード感”なんですね。自分たちで事務所を立ち上げたのもそうなんですが、チームで考えたことをすぐ行動に移せるようにしたくて。

デジタルの分野で、何が大変かと言えばやっぱり権利関係なんです。今までのレギュレーションでは対応が難しく、組織が大きくなればなるほど、どうしても調整に時間がかかってしまうことがあります。そこを自分たちで決裁することで、デジタル化においてもスピード感が出るのではないかと思っています。

もちろんリスクも伴うため、自分たちの判断だけでなくパートナーの皆さんの協力を得てリスクを減らしたり、僕らが持っていないノウハウの提供を受けたりしながら、スピード感を獲得していけたらと考えています。

DXと言っても最初の一歩ですから、まだまだやらなければいけないことはたくさんありますが、今までのいきものがかりではお見せできなかった一面も皆さんにお見せできたらと思います。

文・取材:野本由起
撮影:干川 修

『いきものがかり「WHO?」Special Experience in Sony Store』概要

開催日程:3月15日(月)~4月4日(日)
開催場所:ソニーストア 銀座・札幌・名古屋・大阪・福岡天神
ソニーが開発中のVolumetric Capture(ボリュメトリックキャプチャ)技術※や5G対応Xperia™ スマートフォンなどの製品を用いて、ここでしかできない映像・音楽の体験をいきものがかりの作品とともに展開します。
 
公式HP:https://www.sony.jp/store/retail/event/ikimonogakari(新しいタブで開く)

リリース情報

『WHO?』
発売日:3月31日(水)
プリオーダーはこちら(新しいタブで開く)  ※3月30日(火) 23:59まで

■初回生産限定盤(CD+DVD):3,800円+税
・スリーブケース・デジパック仕様
・いきものカード057/058封入
・「THE“特典”LIVE」視聴&VIP観覧席抽選応募シリアルコード封入
予約はこちら(新しいタブで開く)

■通常盤(CD):2,700円+税
・いきものカード057封入(初回仕様のみ)
・「THE“特典”LIVE」視聴&VIP観覧席抽選応募シリアルコード封入
予約はこちら(新しいタブで開く)

【収録内容】
<CD> ※初回生産限定盤・通常盤共通
TSUZUKU (映画『100日間生きたワニ』主題歌)
生きる (『100日後に死ぬワニ』テーマソング)
きらきらにひかる (テレビ朝日系木曜ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官』主題歌)
BAKU (テレビ東京系アニメーション『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』オープニングテーマ)
からくり
チキンソング
わたしが蜉蝣
もう一度その先へ
ほか、全9曲収録(順不同)

<DVD(初回生産限定盤)>
1.TALK SESSION about “WHO?”
2.“BAKU Music Video” Behind The Scenes
3.BAKU Music Video
4.“きらきらにひかる Music Video” Behind The Scenes
5.きらきらにひかる Music Video
6.生きる Music Video
7.『BSいきものがかり DIGITAL FES 2020 結成20周年だよ!!~リモートでモットお祝いしまSHOW!!!~』Live Video
OPENING
笑ってたいんだ
キミがいる
アイデンティティ
コイスルオトメ
ブルーバード
YELL
からくり
きらきらにひかる
じょいふる

【購入者特典】
■Sony Music Shop:オリジナルポストカード
■HMV全店(HMV&BOOKS online含む/一部店舗を除く):オリジナルA5サイズノート
■楽天ブックス:オリジナルマスクケース
■Amazon.co.jp:メガジャケ
■タワーレコードおよびTOWERmini、タワーレコード オンライン:オリジナルA5クリアファイル
■TSUTAYA RECORDS(一部店舗を除く)/TSUTAYAオンラインショッピング(予約のみ):オリジナルカレンダーポストカード
■WonderGOO/新星堂全店(一部店舖を除く)および新星堂WonderGOOオンライン:オリジナルA4クリアファイル
■山野楽器CD/DVD取扱い店舗およびオンラインショップ:オリジナルアナザージャケット
いきものがかり 応援店(新しいタブで開く):オリジナルスマホサイズステッカー

関連サイト

オフィシャルホームページ:https://ikimonogakari.com/(新しいタブで開く)
いきものがかり公式LINE:@ikimonogakari(新しいタブで開く)
 
【Twitter】
いきものがかり:https://twitter.com/IKIMONOofficial(新しいタブで開く)
水野良樹:https://twitter.com/mizunoyoshiki(新しいタブで開く)
 
【Instagram】
吉岡聖恵:https://www.instagram.com/kiyoe_yoshioka_official/(新しいタブで開く)
水野良樹:https://www.instagram.com/mizunoyoshiki_teke/(新しいタブで開く)
山下穂尊:https://www.instagram.com/yamashita_hotaka/(新しいタブで開く)
 
【YouTube】
いきものがかり:https://www.youtube.com/channel/UCflAJoghlGeSkdz5eNIl-sg(新しいタブで開く)
吉岡聖恵の毎日がどうよう日:https://www.youtube.com/channel/UCkYiXHC34bAcoABMnfvXFAg(新しいタブで開く)

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