“なかの人に聞いてみた！”『AnimeJapan 2018』の攻略法

今年のテーマ＆新企画をチェック！

＜なかのひと＞
株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ
MD＆プランニングカンパニー
プランニング営業部　Jルーム
AnimeJapan運営事務局
尾池幸紀さん


＜なかのひと＞
株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズ
MD＆プラニングカンパニー
プランニング営業部　Jルーム
AnimeJapan運営事務局
竹内大博さん

――5周年となる『AnimeJapan 2018』、今は開催準備の真っ最中だと思いますが、今回の新たな挑戦としては、どのようなものがあるのでしょうか。

尾池　「AnimeJapan」は22社1団体の日本を代表するアニメ関連法人により構成されたAnimeJapan実行委員会が主催となり、「アニメを作り、送り出し、楽しむ人たちと、作り手、送り手を目指す全ての人たちが、その楽しさを共有できる場にしたい」という想いを込めて毎年イベントを作り上げています。

AnimeJapan運営事務局を担う我々ソニー・ミュージックコミュニケーションズ（以下、SMC）も、その想いを実現できるよう最大限サポートしていきたいと考えています。

ちょうど昨年が日本のアニメ誕生から100年で、今年は101年目というタイミングでもあり、次の100年に向け、アニメ文化をより素晴らしいものに育てていくためにも、主催と事務局が一致団結して、いろいろな企画を進めているところです。

竹内　5周年なのでステージの数も5つ。今回は、基本的にオープンステージ形式にチャレンジしています。前方は招待された方が座り、後方は自由観覧スペースとして楽しめる。回遊性を高めて、よりフェス感が高まればいいなと思っています。

尾池　のべ出展社数は過去最大の241。ステージイベント数は46を予定しています。まだ詰めの作業中なので、今はおおまかな内容や出演者といった部分しか発表されていないのですが、多くの皆さんに楽しんでいただける内容になると期待しています。

竹内　初の試みとしては、コスプレイヤーの皆さんから希望者を募って決まった時間帯に会場内を練り歩いてもらうコスプレパレードを用意しました。例年、のべ3,000人ほどの方がコスプレエリアを中心に楽しんでいるのですが、コスプレイヤーさんもコスプレエリアだけじゃなく、もっと会場全体を使って楽しんでほしいなと思います。

5周年の公式キャラも含めて、AnimeJapanのために描き下ろされた人気作品のイラストを使ったグッズも、今回はバリエーションを増やしました。チケットホルダーやAJガチャの缶バッジに加え、キーホルダーやチョコセットなども用意してあります。

また、会場内にAnimeJapan放送局ブースを設置し、ニコニコ生放送で生配信を行ないます。「AnimeJapan」の情報を発信するほか、「AnimeJapan」でしか実現できないゲストを呼んだトークなど、テーマを濃いめにした放送が展開される予定です。

楽しみ尽くすために必ず知っておきたい『AnimeJapan 2018』のキホン

――メイン会場周辺でもいくつかスピンオフ企画が行なわれたり、かなり盛りだくさんな内容になりそうですね。

竹内　新作アニメの最新情報や、最終回直前の作品情報などが交錯する空間ですから、かなり高揚感というかお祭り感はありますね。作り手・送り手側の視線を感じられるクリエイション関連の展示や、セミナーイベントも充実しています。

劇場版『名探偵コナン』の宣伝プロデューサーさんによる、宣伝手法をご紹介する企画などは、アニメに限らずコンテンツビジネスに関わる人にも参考になるものになりそうです。

尾池　フードパークの作品コラボメニューもこだわって開発してもらっています。食べやすいだけでなく、きちんと美味しいものを目指している。今回はコラボメニュー以外のメニューも導入しますので、行列必至のコラボメニューだけでなく、気軽に利用してもらえると思います。

――行列という言葉が出ましたが、メイン会場に参加するにあたっての心構えのようなものを教えてください。

竹内　まず、例年のことですが朝はどうしても混みます。入場する待機列が解消するのに午前いっぱいはかかることが想定されます。優先的に入場していただけるファストチケットも用意して、可能な限りスムーズな入場を心がけていますが、やはり全ての解消は難しいです。

アドバイスとしては、なるべく身軽な方が行動しやすいでしょう。並ぶにしても、ステージ間の移動にしても、大きな荷物はないほうがいいと思います。また、3月下旬なので会場内に入ってしまえば過度な防寒対策も必要ないと思いますが、こちらは体調や当日の天気を調べた上でご来場ください。それと適切な水分補給はお忘れなく、ということですね。

尾池　たとえば各出展社さんのブースをそれぞれ5分ずつ見て回ったとして、1日では回り切れないという計算になります。しかもステージも気になるし、グッズやフードもチェックしたいとなれば、事前にしっかりチェックしていただくことが重要です。

竹内　自分の目的がどれで、どこをどの順番で回るのか、イメトレしていただくことをオススメします。今回は公式のLINE@も稼働していますので、ぜひ登録して役立ててほしいですね。

尾池　主催と事務局一同、アニメをしっかり楽しめる空間を作っていますので、声優さんのイベントでもコスプレでもグッズでも、どれかに興味がありましたら、ぜひ気軽に訪れてみてほしいです。イベント自体、コアな方からライトな方まで、すべてのアニメファンへの感謝の日でもあるので。よくわからないけどアニメって凄い、というお祭り感だけでも、十分に感じてもらえるはずです。

賢く楽しむ！ 『AnimeJapan 2018』の7つの掟

1. 目的を見失わず最速ルートを選ぶべし！
2. 5つの特設オープンステージを体感すべし！
3. 会場の華・コスプレイヤーさんたちを愛でるべし！
4. アニメができるまでの秘密を知るべし！
5. LINE@で情報収集力をアップすべし！
6. お子さんがいる方は、お子さんと一緒に楽しむべし！
7. スピンオフ企画もガンガン参加すべし！

掟その1.目的を見失わず最速ルートを選ぶべし！

AJガチャ

アクリルキーホルダー

『AnimeJapan 2018』限定オリジナルグッズは超人気アイテム。今年はAJガチャ全27種、アクリルキーホルダー全20種、5周年記念！チョコセット（20種1セット）など、いずれも人気作品の描き下ろしデザインで、ファン垂涎のアイテムだ。

またTwitter投票で選ばれたコラボグッズ「ソードアート・オンライン」×「結城友奈は勇者である」Tシャツなど、他にも会場でしか手に入らないお宝グッズがたくさん。さらに、会場内のフードパークには、作品コラボメニューも豊富に揃っていて、こちらも行列は必至だ。会場でコラボフードをご購入いただいた方にうれしいオリジナルコースターのプレゼントも！

「おそ松さん」とのコラボメニュー『ニートボールカレーライス』

劇場版「Fate/stay night［Heaven’s Feel］」とのコラボメニュー『言峰綺礼の麻婆豆腐丼』

「グッズやフードだけではなく、限られた時間内にお目当てのイベントやモノを制覇するためには、とにかく目的意識をしっかり持つことが大事。優先順位をしっかり持って、ある意味ストイックに時間を割り振って行動することが重要です。ちなみに開場直後はフードパークは比較的空いていますので、先に食べてから物販ブースに向かうといった戦略もあります」（尾池さん）

掟その2.5つの特設オープンステージを体感すべし！

5周年となる『AnimeJapan 2018』では今年、5つのステージを設定。最新アニメの発表や、トークショウ、声優やアニソンアーティストのライブなど、特別な豪華プログラムが全46本も用意されている。

「フェスっぽく楽しんでもらえるよう、5色のカラーを冠した特設ステージを用意しました。隣り合わせのステージは交代で演目が変わりますが、同一時間で複数のステージが展開しますので、全5ステージの内容をすべて体験するのは……、ごめんなさい、正直どうやってもムリです！　端と端のステージだと、混雑によっては10分以上かかってしまうこともあるので。事前にタイムテーブルを確認してもい、最適なスケジュール管理を推奨します！」（竹内さん）

掟その3.会場の華・コスプレイヤーさんたちを愛でるべし！

大好評の「コスプレイヤーズワールド」、今年は東8ホール＋東3ホールで実施される。「AnimeJapan」ならではの撮影用背景シチュエーションが用意されているほか、好評の早朝更衣室や早朝クロークも用意されている。来場者が参加できる「コスプレパレード」も初の実施予定だ！

「コスプレイヤーさんたちが、ちらほらと会場にいるだけで、アニメの祭典たる『AnimeJapan』独特の空気感が、よりいっそう華やかに盛り上がります。そんなコスプレイヤーの皆さんが会場をぐるっと練り歩くコスプレパレードは、24・25日とも15時からを予定。コスプレイヤーズワールドだけではなく、会場全体を使ってコスプレイヤーさんに楽しんでいただき、その他の来場者の方はいろんな場所でコスプレイヤーさんを見かけて、より双方が楽しんでいただければと考えています。」（竹内さん）

コスプレイヤーズワールド公式Twitter
＜コスプレパレード＞参加申込
※コスプレに参加するには「コスプレ登録」が必要です

掟その4.アニメができるまでの秘密を知るべし！

「AnimeJapan」では、広く一般のファンにもアニメが作られる際のプロセスや手法などをわかりやすく紹介する展示やイベントにも力を入れている。未来のクリエイターたちの感性を刺激するきっかけになるかも？
「アニメの仕事は絵を描くだけで成立するものではありません。非常に多くの人間が関わる、多様なプロダクトの結晶体でもあります。今年のクリエイションにまつわる企画では、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』と『GODZILLA 怪獣惑星』を題材にした3DCGの制作フローによる映像の違いの紹介や、4月公開予定の最新劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』の宣伝手法などを解説する展示やセミナーなどを準備しています。」（竹内さん）

掟その5.LINE@で情報収集力をアップすべし！

Twitterだけじゃない！　「AnimeJapan」公式のLINE@も絶賛稼働中だ。イベント当日ももちろん最新情報を随時更新。気になる声優が、どこのAJオープンステージに何時から登場するかを調べることも簡単にできる。是非、活用してほしい。

「作品名別に、会場内のどこのブースでその作品が取り扱われているかなどの情報も、瞬時に調べることもできるよう準備しています。現地での最新情報の収集のための強力なガイドツールとして、ぜひ事前登録して活用ください。」（竹内さん）

掟その6. お子さんがいる方は、お子さんと一緒に楽しむべし！

今回は東京ビッグサイトの東7ホールで前回の約2倍にエリアを拡大しつつ、好評のファミリー限定エリアを設定。人気コンテンツがズラリと揃うファミリー・ステージはもちろん、アクティブに遊べるプレイコーナーやキッズワークショップコーナー、専用フードパークやベビーカー置き場、授乳室、休憩スペースなども用意されている。

「デジタル塗り絵やお絵描きにも挑戦できる子どもCGワークショップブースのコーナーをはじめ、親子でも楽しめる出展ブースがたくさんあります。りんかい線の国際展示場駅前からのファミリー専用無料シャトルバスと同じく、入場も、プレイコーナー、ワークショップ、ステージ鑑賞なども無料に設定。これからの日本のアニメを作っていく可能性を秘めたお子さまたちに、とにかく一日じゅう思いきり楽しんでもらえるエリアになっていますよ。」（尾池さん）

ファミリーアニメフェスタ2018公式サイト

掟その7.スピンオフ企画もガンガン参加すべし！

「今年も豊洲PITでは、サタデーナイトのお楽しみスピンオフ企画『AJ Night 2018』が24日に行なわれます。アニソン系アーティストを中心にした特別なライブと人気DJのアニソンプレイが、17時30分の開演から21時30分の終演までハイテンションで堪能できます。知ってるあの曲を非日常のクラブ空間で楽しんでください！」（竹内さん）

「東京ビッグサイト付近の飲食店では、24・25日とも17時から20時まで『アニ☆コン東京 in AnimeJapan』も開催されます。アニメ専門チャンネル・アニマックスと街コンジャパンが手がける人気の街コンイベントとのコラボ企画で、ライトな方からコアなファンまでが参加。とても気軽にアニメを介した交流ができることから、実は例年かなり盛り上がっている人気企画です」（尾池さん）

AJ Night 2018詳細
アニ☆コン東京 in AnimeJapan詳細
『AnimeJapan 2018』の公式サイト