「CHiCO with HoneyWorks」ライブレポ&インタビュー『ANI-ROCK FES. 2018/銀魂 LIVE CARNIVAL 2018』
2018.05.31
2018.05.30
アニメ作品と音楽という、異なるカルチャーを愛するファンたちが、共に楽しめる場を創りたい。そんな想いから誕生した音楽フェス、それが『ANI-ROCK FES.』だ。
Cocotameでは、『ANI-ROCK FES. 2018』に出演した全11組のアーティストのライブレポートと突撃インタビューを敢行!アニメと音楽がクロスオーバーした先に、どんなステージが生まれたのかを時系列で明らかにしていく。
『ANI-ROCK FES. 2018』2日目、『銀魂 LIVE CARNIVAL 2018』のトップバッターあゆみくりかまきのライブレポートとライブ直前&直後のインタビューをお届けする。
週刊少年ジャンプで好評連載中の『銀魂(作者:空知英秋)』を原作としたテレビアニメ。
舞台は、地球が「天人」と呼ばれる宇宙人の襲来を受け、攘夷戦争ののち天人の侵略を受け入れて開国した江戸時代末期。攘夷志士が弾圧され、天人たちが闊歩する江戸の街で、謎の過去を持つ風変わりな侍・坂田銀時(以下、銀さん)が何でも屋「万事屋」を開く。
そこに転がり込んできた、剣術道場のひ弱な跡取り息子・志村新八(以下、新八)、宇宙最強の戦闘民族「夜兎族」の少女・神楽、犬のような巨大宇宙生物・定春たちが、江戸を舞台に笑いあり、涙あり、シリアスなドラマありの、破天荒な活躍を繰り広げる。
『銀魂 LIVE CARNIVAL 2018』では、銀さん、新八、神楽の万事屋メンバー達が登場し、個性あふれる掛け合いで、『ANI-ROCK FES.』を盛り上げる。
――あゆみくりかまき(以下あゆくま)の皆さんは『銀魂』をご覧になっていますか?
あゆみ:もちろんです! 全部見てます! 録画して何度も見返してます!
くりか:くりかも毎週録画予約して欠かさず見てます。
まき:私は「反抗声明」が『銀魂 ポロリ篇』のエンディングテーマに決まるまで、実はマンガもアニメも見てなくて……。でも見始めたら、こんなに面白いものをなんで見逃してたんだ! って。それからはドハマリしてますね。
――好きなキャラクターは誰ですか?
まき:私はやっぱり銀さんですね。
くりか:私は神楽ちゃん。普段はつんつんしてるけど、銀さんが記憶喪失になった時、銀さんへの愛情を表現した姿を見て、「めっちゃ格好良い!」って胸に刺さって。私もそういう愛情深い人間になりたいと思いましたね。
あゆみ:私は一周回ってマダオ(長谷川泰三)ですね。マダオの登場回はいつも最高で、それだけ集めたマダオ特集を自分で作ってるぐらい好きです。特にお寿司屋さんの回が神回なんですよね。本当に面白いし、お寿司を食べに行きたくなったら必ず見てます。
あと、お通ちゃん(寺門通)が歌う「お前と×ちゃん呑んだくれ」という曲があるんですけど、そこに“シャケシャケシャケ”って歌詞があって、私達にも「鮭鮭鮭」って曲があるので、繋がってる! って感動しましたね。
――では「反抗声明」が流れるエンディングのアニメ映像を見た時の印象は?
くりか:自分たちの曲なんだけど、アニメとリンクした時に『銀魂』の曲という感じがして、すごく不思議で「なんか夢みたい、信じられへん」という気持ちと同時に、すごく嬉しくなりましたね。弟も『銀魂』が好きなので、自慢になりました(笑)。
あゆみ:『銀魂 ポロリ篇』の330話では、本編でも「反抗声明」が流れて、すごく感動しましたね。本当によかった!。
まき:今日イチの笑顔やな(笑)。反響も大きくて、ミュージックビデオもあゆくま史上最も視聴数が伸びたんですね。『銀魂』を通してあゆくまを聴いてくれる人が増えたと思うし、リリースイベントも「『銀魂』で知って来ました!」という方も多くて、もう『銀魂』様様!ですね。
――『銀魂』もクレイジーなアニメですが、「反抗声明」のミュージックビデオもかなりクレイジーなので、そこは通じる部分があるのかなと(笑)。今日はバンドセットでのライブになりますね。
まき:そうですね。まずバンドセットは基本的に大きいフェスでしかパフォーマンスしないので、是非楽しんでほしいですね。レアなので(笑)。今日は「反抗声明」はもちろん、カバーさせて頂く「ウォーアイニー」(高橋瞳×BEAT CRUSADERS)という『銀魂』関連曲に加えて、シングルではないんですが「未来トレイル」をどうしても歌いたくて。
あゆみ:さいたまスーパーアリーナ(以下、SSA)に、またワンマンで戻ってきたいっていう気持ちや、私達の未来に向かって進む想いを表現したくて、「未来トレイル」はめっちゃゴリ押ししました。
くりか:あと最後の曲は「自分革命」で、皆さんと一つになれる曲を用意しました。あゆくまの強みは、一体感だと思っているので、それもひとつのポイントになっていますね。
――では、ライブへの意気込みを教えて下さい。
くりか:あゆくまのライブで、さいたまスーパーアリーナは最大規模の会場なので、すごく緊張してるんですけど、ひとり残らず楽しませるようなライブにしたいです。
まき: 『銀魂』を愛して下さっている皆さんのお陰で立てるステージだと思っているので、その想いを感じながら、あゆくまの音楽でしっかり爪痕を残せるライブがしたいですね。
あゆみ:あゆくまを初めて見る方も多いと思うんですけど、トップバッターなので、絶対に盛り上げて、イベントを成功させたいと思います!
『ANI-ROCK FES. 2018』の2日目となる『銀魂 LIVE CARNIVAL 2018』では、開演前からエリザベス(の着ぐるみ)が〈盛り上がる準備はできてるか?〉と書かれたプラカードを持ってステージ上を練り歩き、『銀魂』ムードを盛り上げる。
やがて万事屋の3人組、銀さん、新八、神楽の声が聞こえてきて、イベントはスタート。銀さんのテンションが妙に高いと思いきや、なんと今回は銀さんが『銀魂 LIVE CARNIVAL 2018』の総合プロデューサーに指名されたという。
神楽の「ソニーミュージックの奴ら、完全に血迷ったアルな」という辛辣なツッコミ通り、最初から波乱の予感。銀さんは「俺たちは頂きを取らなきゃならねーんだぞ」と、前日の『ハイキュー!! 頂のLIVE 2018』に乗っかろうとする始末だ。そして真選組の土方十四郎と沖田総悟がいつものノリでイベントの諸注意を行ない、会場からは黄色い歓声が巻き起こる。
ここで突然、万事屋メンバーによるアーティストクイズが開始。〈鮭鮭鮭〉というヒントに首をかしげる銀さんと神楽に、新八が「メンバーの○○さんはお通ちゃんの名曲『お前の×ちゃん呑んだくれ』の歌詞に“シャケシャケシャケ”というフレーズがあることに気づいて、ラジオで話題にしてくれてたんです!」と興奮気味にプレゼンする。
そう、1番手を飾ったのはアイドルパンクDJユニット、あゆみくりかまき。「あゆくま、やったんでー!」と威勢よく声をあげた3人は、ゴリゴリのラウドチューン「ジェットクマスター」からライブをスタート。
PABLO(Gt.)や、SCAFULL KINGの4106xxx(B.)、UZMKのDUTTCH(Dr.)という名うてのメンバーがバックバンドを務めるだけあって、サウンドの迫力は十二分以上。
リーダーで盛り上げ役のまきが関西弁でキュートにオーディエンスを煽り、続くタオル曲「鮭鮭鮭」ではDJのくりか、歌うたいのあゆみもステージを上手へ下手へとダッシュしながらパフォーマンスする。
そこから続けざまに『銀魂(第1期)』のエンディングテーマ「ウォーアイニー」をカバー。スクリーンには同曲のエンディングアニメも映され、3人の可愛らしい歌声に合わせてオーディエンスも身体を左右に揺らせて大盛り上がり。
そして自己紹介とバンドメンバーの紹介をはさみ、「反抗声明」へ。ワイルドなパンクロックで暴れまくりつつ、手の動きを使ったカンフーダンスや手拍子で会場の気持ちをひとつにまとめあげていく。
続いてアコギの爽やかな音色とEDM風のビートが合わさったアンセムロック「未来トレイル」、「最後はこの曲でもっともっとひとつになりたい、いくで!」(まき)と3人揃って花道に乗り出して歌った「自分革命」で一気にラストスパート。
去り際に「絶対にワンマンで帰ってくるぞー!」と決意を見せ、マイクを通さず生声で「ありがとうございましたー!」と感謝の気持ちを届ける彼女たちの熱さに、客席からはどよめきが起こったほどだ。
その後、スクリーンには桂小太郎、坂本辰馬の攘夷志士コンビと将軍の徳川喜々(以下、将軍)が登場して、客席に向けてコール&レスポンスのやり方をレクチャー。だが将軍は控室で食べたコロッケ定食が悪かったらしく腹をくだしており……オチは想像の通り。
この時の将軍の「スウェットの貸し出しはない、(トイレには)きちんと間に合うように行くがよい」という注意ほど、真に迫った言葉はなかったのではないだろうか(笑)。
<セットリスト>
1.ジェットクマスター
2.鮭鮭鮭
3.ウォーアイニー
4.反抗声明
5.未来トレイル
6.自分革命
――二日目のトップバッターとして、かなり盛り上げましたね!
全員:やったー!
まき:めっちゃ楽しかったです。緊張よりも楽しんで本番に臨めたし、お客さんが本当に温かくて。みんなでひとつになれたと思うし、終わった後の爽快感は、今まで感じたことが無いぐらい。自分たちの音楽を信じてきて良かったと感じました。
くりか:大きいステージだと空回りする事も多かったし、バンドセットは緊張して本番後に泣いてしまうことが多かったんですけど、今日はみんなで笑って終われましたね。自分たちの表現したかった空気感も出せたし、本当に良い経験になりました。
あゆみ:あっという間でしたね。でもお客さんの反応もすごく良かったし、『銀魂』が好きやって気持ちが伝わってくれたのかなって。歌っていても本当に気持ち良くて、鳥肌が立ちました。
――「未来トレイル」も盛り上がりましたね。
まき:「やって良かった!」ってみんなが感じましたね。自分たちがこうなったらいいなって想像していたさいたまスーパーアリーナの光景が見れたし、自分たちを信じることが大事だなって改めて思いました。
――では、最後に今後の活動を教えて下さい。
まき:ワンマンライブが10月26日に渋谷クラブクアトロで決まったので、このイベントで興味を持ってくれた方や、この夏のフェスでまたぎ(あゆくまファン)を増やして、臨みたいと思います。それから、やっぱりここでワンマンがやりたいですね! 『銀魂』の力も借りつつ、マタギでいっぱいのさいたまスーパーアリーナを見てみたいです。
次回は、ЯeaLのライブレポートとインタビューをお届けする。
ボクらの熊魂2018 ~"PUNK"kin Halloween Party~
2018年10月26日(金)渋谷CLUB QUATTRO
OPEN 18:15 / START 19:00
TICKET ¥4,000(税込)
(C)空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP・アニプレックス
2024.09.30
2024.09.25
2024.09.15
2024.09.12
2024.09.09
2024.08.28
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