おしゃれでかわいくてちょっと不思議――フランス生まれの「リサとガスパール」が愛される理由【前編】
2023.06.07
ソニー・クリエイティブプロダクツ
2月18日に公開となったシリーズ初の映画化作品『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』(以下『劇場版SAO』)が、全国映画動員ランキング(2/18~2/19 興行通信社調べ)で初登場1位に輝き、現在までに動員数は160万人、興行収入が23億円を突破しました。また、海外においても動員数70万人、興行収入6億円を突破するなど、非常に大きな反響を呼んでいます。
『劇場版SAO』は、アニプレックスが製作委員会に参加し配給も担当。アニプレックスの子会社A-1 Picturesが制作を担い、ヒロインのアスナ役の声優をミュージックレイン所属の戸松 遥が、主題歌をソニー・ミュージックレーベルズ所属のLiSAが担当。全世界シリーズ累計1900万部発行の大人気小説を原作者 川原 礫 書き下ろし完全新作オリジナルストーリーで映画化した作品で、次世代AR(拡張現実)デバイス≪オーグマー≫でプレイするゲーム≪オーディナル・スケール≫の世界を舞台に巻き起こった危機に、主人公のキリト、アスナたちが立ち向かうというストーリーを展開しています。本作のメインガジェットとなるAR型最新情報端末≪オーグマー≫は、ソニー クリエイティブセンターがデザインし、完成披露舞台挨拶でキャストが≪オーグマー≫のレプリカを装着したことでも話題となりました。
大成功をおさめた『劇場版SAO』について、アニプレックス担当者のコメントと海外公開レポート、≪オーグマー≫をデザインしたソニーのクリエイティブディレクターのコメントなどをご紹介いたします。
目次
アニプレックス 柏田真一郎さん
今回の『劇場版SAO』は、原作におけるゲームの世界観、キャラクターたちの魅力に付随している部分も大きいと思いますが、素晴らしい映像を制作したA-1 Picturesの力や、音楽と映像の融合がとてもうまくいったことが大きいのではないかと思います。素晴らしい映像、音楽が合わさった時に、それぞれが持っているポテンシャルをお互いが更に高め合ってくれました。
映画成功のために、ご尽力してくださったすべての『劇場版SAO』関係者の皆さんにもこの場をお借りして、感謝を述べたいと思います。(ANXがTVアニメ化を担当した)2012年当初から10年続くコンテンツにしようと頑張ってきましたが、本当に実現できそうなところまで作品を大きくすることができました。継続は力なり!
今後もおもしろいエンタテインメントを生み出せるようがんばっていきたいと思います。引き続きよろしくお願い致します。
世界各地で日本公開と同時期にプレミアイベントを開催し、いずれもほぼ即日完売となりました。
・LA:約600席…数日で完売
・パリ:約2700席…数日で完売
・ソウル:約1200席…3分で完売
アメリカ ロサンゼルス
マレーシア クアラルンプール
フランス パリ
韓国 ソウル
本編に対する満足度も高く、多くのファンが一般公開を待ち望んでいるなか、アジア地域を皮切りに、一般公開も続々とスタート。反響の大きさを受けて、公開館数を増やした地域もあります。
・タイ:当初予定10館→37館
・台湾:当初予定12館→38館
台湾では、現地興収ランキング初登場3位を記録。その他地域も好成績を収めています。3月9日からは北米500館以上で公開。4月以降は欧州での一般公開(300館規模)し、海外だけで1250館以上で上映しています。
劇中の重要なメインガジェットであるAR型新ゲーム機≪オーグマー≫は、原作者、監督を中心とした作品側のイメージをもとに、ヘッドマウントディスプレイやウェアラブルデバイスの商品を手掛けてきたソニー クリエイティブセンターが総力をあげてデザインしました。
完成披露舞台挨拶に登壇した主人公キリトを演じた松岡禎丞、ヒロインのアスナを演じた戸松遥、伊藤智彦監督が≪オーグマー≫のレプリカを装着して登壇。伊藤監督は「この≪オーグマー≫は昨年色々と話題に上ったARデバイスです! とても洗練されたデザインで、近い未来に実際に広く波及していくかもしれないですね」と大興奮で語るなど、大きな話題となりました。
『ソードアート・オンライン』の世界観を大切にし、その未来を想像しながらリアリティーを追求しました。映画の迫力や主人公たちがダイナミックに生きる中で、≪オーグマー≫が存在感のあるフューチャーデバイスになったと思うと私もうれしいです。数年後には実現するであろう様々なテクノロジーを詰め込みましたので、ぜひディテールも楽しんでいただきたいです。やっぱり、ヒーローたちが着けてカッコよく見えないといけないですよね。何年後かには、街中みんな着けているかもしれませんね。
『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』
2017年2月18日(土)全国ロードショー
配給:アニプレックス
制作:A-1 Pictures
<<イントロダクション>>
TVアニメ『ソードアート・オンライン』シリーズは、第15回電撃小説大賞<大賞>を受賞した川原礫氏による小説を原作とする、謎の次世代オンラインゲーム『ソードアート・オンライン』を舞台に繰り広げられる主人公・キリトの活躍を描いた作品。2009年4月の原作小説第1巻発売以来高い人気を誇り、日本国内での累計発行部数は1,250万部を突破(全世界1,900万部)。2度のTVアニメ化やゲーム化、コミカライズ、グッズ制作などを行っており、幅広くメディアミックス展開されている。そして、川原 礫氏の完全書き下ろしによる『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』が現在大ヒット上映中。
<<ストーリー>>
2022年。天才プログラマー・茅場晶彦が開発した世界初のフルダイブ専用デバイス≪ナーヴギア≫――その革新的マシンはVR(仮想現実)世界に無限の可能性をもたらした。それから4年……。
≪ナーヴギア≫の後継VRマシン≪アミュスフィア≫に対抗するように、一つの次世代ウェアラブル・マルチデバイスが発売された。≪オーグマー≫。フルダイブ機能を排除した代わりに、AR(拡張現実)機能を最大限に広げた最先端マシン。≪オーグマー≫は覚醒状態で使用することが出来る安全性と利便性から瞬く間にユーザーへ広がっていった。
その爆発的な広がりを牽引したのは、≪オーディナル・スケール(OS)≫と呼ばれる≪オーグマー≫専用ARMMO RPG。
アスナたちもプレイするそのゲーム に、キリトも参戦しようとするが……。
<<スタッフ>>
原作:川原 礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:伊藤智彦
脚本:川原 礫・伊藤智彦
キャラクターデザイン・総作画監督:足立慎吾
モンスターデザイン:柳 隆太
プロップデザイン:西口智也
UIデザイン:ワツジサトシ
美術監督:長島孝幸
美術監修:竹田悠介
美術設定:塩澤良憲
色彩設計:橋本 賢
コンセプトアート:堀壮太郎
撮影監督:脇顯太朗
CG監督:雲藤隆太
編集:西山 茂
音響監督:岩浪美和
音楽:梶浦由記
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
製作:SAO MOVIE Project
<<キャスト>>
キリト(桐ヶ谷和人):松岡禎丞
アスナ(結城明日奈):戸松遥
ユイ:伊藤かな恵
リーファ(桐ヶ谷直葉):竹達彩奈
シリカ(綾野珪子):日高里菜
リズベット(篠崎里香):高垣彩陽
シノン(朝田詩乃):沢城みゆき
クライン(壷井遼太郎):平田広明
エギル(アンドリュー・ギルバート・ミルズ):安元洋貴
茅場晶彦:山寺宏一
ユナ:神田沙也加
エイジ:井上芳雄
重村:鹿賀丈史
<<主題歌>>
LiSA「Catch the Moment」
「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」公式サイトはこちら
(C) 2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project
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