ヘイケン、ニューアルバム『ヴァイラス』をリリース――日本語歌詞の楽曲も収録

魅力的な未来への可能性を秘めた傑作

2007年にロンドンで結成された6人組プログレッシブ・ロックバンド ヘイケン。モダンメタルと70年代のプログロックが極上のメロディーを備えつつ、エピカルに融合したサウンドが特徴的な彼らのニューアルバム『ヴァイラス』が、8月26日に日本でリリースされた。

2018年の前作リリース以降、秘密裡かつ静かに制作を進めていた今作は、権力への上昇、暴政、そしてその後の終局を描いている。アルバムタイトルを想起させるリフの猛攻は、生物・心理・テクノロジー・環境・政治といった人間生活のあらゆる側面を蝕んでいくかのようだ。17分に及ぶ組曲なども含むバンド史上最も多彩な内容であり、音楽的アイデアの実験の集大成であり、このバンドの魅力的な未来への可能性が秘められた傑作に仕上っている。

また日本盤CDには、日本のファンのために制作されたボーナストラックが収録されている。アルバム収録曲「カナリー・イエロー」をアコースティックバージョンでアレンジし、歌詞の一部が日本語に変更されている。この日本語部分を歌唱しているのは、バンドのレーベルメイト“ベント・ニー”のボーカリストであるコートニー・スウェイン。日本で生まれ育った彼女が、歌詞の一部を日本語で歌う特別な1曲だ。

これまでに一度も来日公演は実現されていないが、リック（ギター）はプライベートで来日をして以降、すっかり日本のことを気に入っており、今回のボーナストラックにもそんな日本に対する特別な想いを感じとることができる。

今最もモダンプログロック界で勢いのあるヘイケンだけに、混沌とした状況のなかでリリースされる新作は、彼らをさらなる飛躍へと導くだろう。

リリース情報

『ヴァイラス』
配信・再生はこちら

【収録内容】
1．プロステティック│Prosthetic
2．インヴェイジョン│Invasion
3．カルーセル│Carousel
4．ザ・ストレイン│The Strain
5．カナリー・イエロー│Canary Yellow
6．メサイア・コンプレックス I: アイヴォリー・タワー│Messiah Complex I: Ivory Tower
7．メサイア・コンプレックス II: ア・グラットン・フォー・パニッシュメント│Messiah Complex II: A Glutton for Punishment
8．メサイア・コンプレックス III: マリゴールド│Messiah Complex III: Marigold
9．メサイア・コンプレックス IV: ザ・セクト│Messiah Complex IV: The Sect　
10．メサイア・コンプレックス V: エクトビアス・レックス│Messiah Complex V: Ectobius Rex
11．オンリー・スターズ │ Only Stars
12．カナリー・イエロー（アコースティックバージョン│Canary Yellow （Acoustic Version）※日本盤CDボーナストラック

アルバム収録曲ミュージックビデオ

「プロステティック│Prosthetic」

「インヴェイジョン│Invasion」

「カナリー・イエロー│Canary Yellow」