コシミハル、アルファ／YENレーベル期の名盤『チュチュ』『パラレリズム』6/12にアナログLP再発決定

両作とも1980年代テクノポップの名盤として高い評価を獲得

クラシック、シャンソン、ジャズ、バレエなど多様なバックグラウンドを持ち、現在もユニークな活動をつづける音楽家 コシミハル。1980年代に細野晴臣が高橋幸宏とともにアルファレコード内に設立したYEN（エン）レーベルに移籍し、同レーベルからリリースした2枚のアルバム『チュチュ』（1983年）と『パラレリズム』（1984年）が、6月12日（土）にアナログLPで再発売されることが決定した。

完全生産限定盤での発売となり東洋化成／タワーレコード／HMV専売商品で、RECORD STORE DAY JAPAN 2021“RSD Drops June”にエントリーされる。

両作ともコシミハルと細野晴臣の緊密なコラボレーションによる音作りで、国内のみならず海外でも1980年代テクノポップの名盤として高い評価を獲得している。今回のアナログ再発売では、カッティングに先立つ音源のプリマスタリングを細野晴臣が担当、ディスクカッティングには名匠エンジニア 小鐵 徹を起用。CDは2009年に2作カップリングの形でリマスター盤が発売されているが、オリジナルアナログ盤は現在入手困難となっている。長年のファンにとっては待望の再発売と言えるだろう。

リリース情報

『チュチュ│TUTU』
【完全生産限定盤】
発売日：6月12日（土）
価格：4,070円
30cm 33 1/3rpm Vinyl：MHJ7-16
Original release：1983年10月26日
プリマスタリング：細野晴臣
カッティング：小鐵 徹

【収録内容】
＜SIDE A＞
1．ラムール・トゥジュール
2．レティシア
3．スキャンダル・ナイト
4．ラムール…あるいは黒のイロニー
＜SIDE B＞
1．シュガー・ミー
2．プッシー・キャット
3．キープ・オン・ダンシン
4．日曜は行かない
5．プティ・パラディ

アルファ／YENレーベル移籍第1作。細野晴臣プロデュースのもと、先鋭的なテクノポップ・サウンドとコケティッシュなボーカルの融合が高い注目と評価を集めた。1曲を除いた全作詞・作曲はコシミハル。「ラムール・トゥジュール」はベルギーのテクノポップ・グループ、テレックスとの共作で、演奏にもメンバーが参加。IDIOT Recordの目に留まりオランダで同時発売された。今回のアルバムアートワークは1992年CD発売時のジャケット写真を使用した新規デザインとなる。

『パラレリズム│PARALLELISME』
【完全生産限定盤】
発売日：6月12日（土）
価格：4,070円
30cm 33 1/3rpm Vinyl：MHJ7-17
Original release：1984年9月25日
プリマスタリング：細野晴臣
カッティング：小鐵 徹

【収録内容】
＜SIDE A＞
1．龍宮城の恋人
2．Capricious Salad
3．IMAGE
4．サンタマンの森で
5．メフィストフェレスを探せ！
＜SIDE B＞
1．逃亡者
2．パラレリズム
3．Décadence 120
4．薔薇の夜会～あるいは甘い蜜の戒め

アルファ／YENレーベル移籍第2作。前作『チュチュ』につづき、全編細野晴臣とのコラボレーションによる耽美的テクノポップ・サウンドを展開。オリジナルのほかに、バルバラのシャンソン「サンタマンの森で」を収録。IDIOT Recordで同時発売。