佐野元春、1980年代初期の若き情熱を映したドキュメンタリー「Film No Damage」限定再上映決定

日本初とも言える本格的ロックドキュメンタリーフィルム

佐野元春のドキュメンタリー映画「Film No Damage」が、6月26日（土）より立川シネマシティで限定再上映されることが決定した。

「Film No Damage」は、MTVもミュージッククリップもほとんどなかった時代の1983年に制作された日本初とも言える本格的ロックドキュメンタリーフィルムだ。

当時、佐野元春は27歳。彼は、それまでになかった日本語とビートとの新しい表現を提案し、斬新なビート、言葉、ボーカルスタイルで日本のロックシーンに革新をもたらしたことで知られる。この時期活動ベースを日本からアメリカヘ移そうと考えており、デビューから3年間のライブを映像として記録しようと思い立ち製作された。レコード会社や映画関係者からではなく、ミュージシャンである佐野元春本人からのアイディアであったことも革新的フィルムと評されるゆえんである。

この作品には1983年に中野サンプラザで行なわれたライブが記録されており、当時のリアルな熱狂を映し撮ったものとしても貴重な映像と言える。

オリジナルは1983年に劇場公開されたもので、当時16mmフィルムで撮影されたものを2013年に完全デジタルリマスター化し、5.1chサラウンドによって当時の感動と興奮をさらに磨きをかけて再現。当時の佐野元春を知る世代だけではなく、新しい世代にも伝わる青春の普遍性を感じさせ、まさにレジェンドと呼ばれるに相応しい輝きを放っている。

今回の立川シネマシティでの上映では、2018年に再マスタリングした音声マスターに対し劇場の音響特性に合わせた調整を施しており、当時からのファンもより楽しめるものになりそうだ。

リリース情報

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