日本独自企画ベスト盤『ザ・ベスト・オブ・ヴィニール・キングス』12/22発売決定

2021.11.30

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幻のビートリッシュバンドが残した2枚のアルバムが日本初CD化

幻のビートリッシュバンド、ヴィニール・キングスが残した2枚のアルバム『A LITTLE TRIP』(2002年)と『TIME MACHINE』(2005年)に収録された楽曲すべてを1CDに詰め込んだ日本独自企画盤『ザ・ベスト・オブ・ヴィニール・キングス』が、12月22日(水)に発売されることが決定した。

ヴィニール・キングスは、2002年にナッシュビルのプロのミュージシャンが集まって、ビートルズやビーチ・ボーイズ・スタイルの音楽をやるために結成したグループ。そのうちのひとりは、鈴木英人のジャケットでも有名な1982年に日本で大ヒットした、AOR定盤『ロンリー・フリーウェイ』のラリー・リーだ。

結成のいきさつについてラリー・リーは、「当時、ぼくたちはみんなそれぞれの音楽キャリアでとても成功していたんだけど、ただ楽しむためだけに音楽をやりたいという思いで、このバンドを結成するために集まった。ビートルズがぼくたちを音楽のある人生に進むように押し出してくれた。ビートルズはぼくたちの道を示してくれた存在なんだ。それまで知らなかった目的地への音楽的なロード・マップと言えるものを作ってくれたんだよ。ぼくたちメンバーの青春の音楽の大部分を占めていて、ぼくたちのアルバムは彼らから受けた影響に敬意を表すために作ったものなんだ」と、語っている。

9月にリリースされたBeatleDNAコンピ『Power To The Pop 2』には、今回の作品にも収録されている彼の作品「Dreams」を収録。ヴィニール・キングスがどれほどビートルズを愛し、影響されたかがわかるこの曲は、日本の「ビートルズの遺伝子」ファンにもアピール。そして今回「BeatleDNA」シリーズの一環として、彼らの活動を網羅した日本独自企画のベスト盤として日本でのみのCD化が実現した。

「Vinyl Kings/Dreams」

「A Little Trip」や「I Took A Chance」など、ビートルズがサイケデリックムーブメントに突入していく瞬間や、「Rain」的な浮遊感を捉えたようなサウンド、『Power To The Pop 2』に収録された「Dreams」に見られる後期ビートルズの匂い、SEを使った「Time Machine」、逆回転が微笑ましくもある「Mr.Greedyman」、メロトロンがマジカルでサージェントなテイストを漂わせる「67(Home)」など、ジョン・レノンを彷彿とさせるボーカルも含めて「ビートルズの遺伝子」を最良な形で受け継ぐ楽曲の宝庫となっている。

「A Little Trip」

「67 (Home)」

ビートルズのメンバーとジョージ・マーティンへの感謝の気持ちを込めてライナーノーツには、彼らのメッセージが掲載されている。

「このプロジェクトの意図は、愛とリスペクトから生まれた楽しさを享受することだった。みんながそれをわかってくれることが大事なんだ。ビートルズ、そして彼らが存在した時代は、僕たち全員にとって、音楽人生へと駆り立ててくれたインスピレーションの贈り物だった。このアルバムはそれなりの形で、僕たちをその贈り物、あのときめき、あの欲望と愛に再び結びつけてくれる。そして何よりも、僕たちなりに音楽的な感じにこう伝える手段なんだ。ポール、リンゴ、そして(あなたたちがどこにいようとも)ジョン、ジョージ、ジョージ・マーティンへ―――ありがとう!」

 

ヴィニール・キングス (Vinyl Kings)

2002年にアメリカ、ナッシュビルを拠点に活動するプロのミュージシャンが集まり、ビートルズやビーチ・ボーイズ的な音楽を作ろうと結成されたグループ。メンバーは、リーダー的存在のラリー・リー(key, vo:オザーク・マウンテン・デアデヴィルズほか)、ジョシュ・レオ(g, vo:J.D. サウザー、キム・カーンズ、グレン・フライほか)、ジム・フォトグロ(g:ガース・ブルックス、エヴァリー・ブラザーズ、ダスティ・スプリングフィールドほか)、ハリー・スティンソン(ds:スティーヴ・アール、ボブ・シーガー、レオン・ラッセルほか)、マイケル・ローズ(b:ナッシュビルの名セッションベーシスト)の5人。
 
1stアルバムの『A LITTLE TRIP』(2002年)には、加えてラリー・バイロム(g, key, vo:ステッペン・ウルフ、オザーク・マウンテン・デアデヴィルズ、リタ・クーリッジほか)が参加している。皆1970年代から活動する有名なミュージシャン、アメリカの音楽シーンには欠かせない存在で、ヴィニール・キングスとしては『A LITTLE TRIP』(2002年)と『TIME MACHINE』(2005年)の2枚のアルバムを残している。
 
ラリー・リーは1982年『ロンリー・フリーウェイ』でソロデビュー。日本では鈴木英人によるジャケットでリリースされ、当時のAOR人気もありヒットした(1991年には中山美穂主演映画『波の数だけ抱きしめて』で使用)。その後多くのアーティストの作品のプロデューサーやソングライターとして活躍。全米ナンバー1シングルやプラチナアルバムなどを多数送り出している。

リリース情報

『ザ・ベスト・オブ・ヴィニール・キングス』
発売日:12月22日(水)
価格:2,750円
予約はこちら(新しいタブで開く)

【収録内容】
1.アイ・トゥック・ア・チャンス│I Took A Chance
2.ドント・ウォリー・アバウト・ミー│Don't Worry
3.ヒア・ウィ・ゴー・アゲイン│Here We Go Again
4.アイ・シンク・アイ・ノウ│I Think I Know
5.リーヴ・ディス・タウン│Leave This Town
6.マインド・オーヴァー・マター│Mind Over Matter
7.マザー・ディア│Mother Dear
8.バン・バン│Bang Bang
9.チョコレート・ケーキ│Chocolate Cake
10.ルージン・マイ・マインド│Losin' My Mind
11.ホワット・イフ・イット・ワー・ユー│What If I
12.ドリームズ│Dreams
13.タイム・マシーン│Time Machine
14.ミスター・グリーディマン│Mr. Greedyman
15.67(ホーム)│67 (Home)
16.ユア・ターン・トゥ・シャイン│Your Turn To Sh
17.シカモア・ベイ│Sycamore Bay
18.ペイル・ブルー・ドット│Pale Blue Dot
19.ワン・ラヴ・アット・ア・タイム│One Love At A
20.ジャスト・アナザー・デイ│Just Another Day
21.プレイ・フォー・ピース│Pray For Peace
22.エロイーズ│Eloise
23.アンド・ラヴ・ユー│And Love You

1-13 from album “A LITTLE TRIP”
14-24 from album “TIME MACHINE”

【「BeatleDNA」シリーズ】
『ザ・ベスト・オブ・ヴィニール・キングス』と同時発売
『ザ・ベスト・オブ・セス・スワースキー│The Best Of Seth Swirsky』
Seth Swirsky
発売日:12月22日(水)
価格:2,750円

『ピュア・マッカートニー│Pure McCartney』
Tim Christensen
発売日:10月6日(水)
価格:2,310円
高品質Blu-spec CD2/紙ジャケット仕様
詳細はこちら(新しいタブで開く)

『Power To The Pop 2』
VARIOUS
発売日:9月8日(水)
価格:3,300円
高品質Blu-specCD2 2枚組/全40曲収録/曲目解説含む資料的価値ある4万字ライナーノーツ/全曲歌詞・対訳付
詳細はこちら(新しいタブで開く)
購入はこちら(新しいタブで開く)

『アルパカス・オーグリング+10│Alpacas Orgling +10』
L.E.O.
発売日:9月8日(水)
価格:2,750円
高品質Blu-spec CD2
詳細はこちら(新しいタブで開く)

ELO“デビュー50周年記念”紙ジャケ
第2期紙ジャケ全8T
発売日:9月8日(水)
価格:2,750円
高品質Blu-spec CD2
<第1期紙ジャケ9Tも再プレス>
ELOデビュー50周年特設サイトはこちら(新しいタブで開く)
詳細はこちら(新しいタブで開く)

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