『FGO Fes. 2018』はこうしてできた! 主催×運営事務局インタビュー<前編>
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スマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』(以下、『FGO』)の3周年を祝うリアルなお祭りイベント、それが『Fate/Grand Order Fes. 2018 ~3rd Anniversary~』(以下、『FGO Fes. 2018』)だ。
今年は7月28日(土)と7月29日(日)の2日間、幕張メッセ9~11ホールにて開催され、1日目の夜には『FGO』の楽曲、Fateシリーズの楽曲アーティストが出演する音楽フェス『Fate Night FES.』も実施。会期中、延べ約35000人が『FGO』の世界を楽しんだ。
Cocotameでは3回にわたり『FGO Fes. 2018』を特集し、イベントレポートや担当者インタビューを紹介。
特集第1回は、イベントレポートをお届けする。
会場入り口から伸びる「ウェルカムロード」の先にそびえ立つ巨大な「Grand TOWER」のさらに先、幕張メッセの1ホール分のスペースを占める大規模なステージが「Grand STAGE」だ。ここではFateシリーズや『FGO』のトークショー、ラジオの出張版などのステージを1日に5ステージ実施し、一部を除いて、ニコニコ生放送でも生中継された。
2日目最後のステージを飾ったのは『「Fate/Grand Order」カルデア放送局 3周年SP』。マフィア梶田さんをMCにゲストの川澄綾子さん、櫻井孝宏さん、島﨑信長さん、悠木碧さんがFesを振り返った後、ゲーム最新情報のコーナーでは第2部開発ディレクターのカノウヨシキさんが3周年を記念したさまざまなキャンペーンや新展開などゲームの最新情報を発表し会場が大いに盛り上がる中、スクリーンには突如ダ・ヴィンチちゃんの姿が。
今年の1月に『FGO』アプリ上で実施された第3回FGOユーザーアンケートの結果で、 『FGO』で好きなエピソードの第1位「第七特異点 絶対魔獣戦線 バビロニア」(第7章)、第2位「第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット」(第6章)、今後『FGO』に望む展開の第1位がTVアニメーション、第2位が劇場アニメーションだったと発表。
そして「察しのいい君たちならもう分かるよね」と含みあるダ・ヴィンチちゃんの発言の後にスクリーンに流れたのは「Animation Project」の文字と、第6章の劇場アニメ化と第7章のTVアニメ化を報せるVTR。このサプライズに悲鳴とどよめきが広がる中、株式会社アニプレックス 代表取締役社長の岩上敦宏さんが登壇し、アニメ化の経緯やスタッフなどを紹介。最後にこのステージのために制作されたCloverWorksによる第7章ティザーPVの上映が始まると会場からはたびたび大きな歓声があがり、上映終了後は大きな拍手が巻き起こった。
「アニプレックスはアニメの会社ですから、『FGO』をアニメ化したいとは常々考えていました。第三回『FGO』ユーザーアンケートの結果が出た頃にクリエイターとの出会いなど様々な要素がタイミングよく決まり、この度のアニメ化発表に至りました。
『FGO』内のどの章もどのイベントも面白い中で、なぜ第6章と第7章をアニメ化することにしたかの理由は、ユーザーアンケートの結果にもかなり後押しされましたが、やはり第6章と第7章には特別な感動があったからです。それらをアニメ化できることは我々としても嬉しく思います。
この2作品はシリーズとしてのアニメ化ではなく、異なるアニメスタジオとクリエイターが、第6章と第7章という異なるテーマに、TVアニメと劇場アニメという異なるフォーマットで挑むという別作品の位置付けです。第7章は今年4月にA-1 Picturesより独立して新設されたフレッシュなスタジオCloverWorksさんに、第6章は皆さんもよくご存知の伝統的なスタジオのProduction I.Gさんに制作を担当していただきます。TVか劇場かのフォーマットは章に合わせて決めていますので、バビロニアらしさやキャメロットらしさのある作品にそれぞれ仕上がってくれると思います。
TYPE-MOONさんやディライトワークスさんをはじめとしたFGO PROJECTの一員として、これからもアニプレックスは『FGO』のゲーム自体を盛り上げていきますし、さらにアニメ化や舞台化など様々な派生した形でも『FGO』を提供し、皆さんに楽しんでいただければと思っております。これからも引き続き『FGO』をよろしくお願いいたします」
描き下ろしサーヴァントのスタンディを見ることができる、Fesの目玉とも言える展示「サーヴァントと巡る世界展」の今回のテーマは「Journey」。世界の6エリア(欧州、中央アジア、中国、アルプス、日本、アメリカ)を39騎のサーヴァントが旅をする。
例えば日本では浴衣で温泉地に滞在したり、アルプスではアウトドアウェアで登山に挑戦したり……。それぞれのエリアにちなんだ服装に身を包んだサーヴァントの姿を目に焼き付けようと、展示エリア内は多くの人でごった返していた。
『FGO』やFateシリーズに関わる企業が集まった「Fate PROJECT ZONE」にアニプレックスもブースを出展。グッズ販売のほか、『Fate/EXTRA Last Encore』の射的ゲーム「Shooting Encore」、『Fate/stay night[Heaven’s Feel]』のモグラ叩きならぬ刻印虫叩きゲームの「刻印虫バスター」、『衛宮さんちの今日のごはん』の釣りゲーム「捕まえろ! 今日のごはんは幻の魚」といった作品と絡めたミニゲームを楽しめるコーナーを設け、午前中には整理券が早々に終了する人気ぶり。
またブースの壁面には、イラストレーター天野喜孝氏と『FGO』のコラボレーションのお知らせもあった。
小規模ステージの「Carnival STAGE」では、『マンガで分かる! Fate/Grand Order』に登場する女主人公やマシュ、今フェスが初お披露目のダ・ヴィンチちゃんなどの人気キャラクターの着ぐるみが出演し、『FGO』着ぐるみでは初の試みである声優による音声を当ててのパフォーマンスを繰り広げる「スーパー着ぐるみトークショー」や、オフィシャルコスプレイヤーのステージを実施。
その他、『FGO』ゲーム上でのダメージポイントを競うチャレンジクエストや、一般参加のコスプレイヤーの集合写真を撮影するコスプレギャザリングといった一般参加型イベントも。
7月より稼働しているアーケードゲーム「Fate/Grand Order Arcade」のエリアでは会場限定デザインが印刷されたカードを発行できる召喚体験や、ボードゲーム「Fate/Grand Order Duel –collection figure-」の体験エリアでは8月の発売開始前に試遊できるなど、スマートフォンゲームの外に展開する『FGO』ゲームを体験できるエリアが設けられていた。
また、現在全国を巡回中の『FGO』✕リアル脱出ゲーム「謎特異点Ⅰ ベーカー街からの脱出」の出張ライト版も実施され、会場に散りばめられた謎解きを楽しめた。
召還画面やマイルーム画面などを背景にした「フォトスポット」、宝具演出を背景に宝具を持って撮影できる「宝具体験エリア」、マシュの盾と一緒に撮影できる「宝具展示エリア」、オジマンディアスの玉座に座れる「光輝の大複合神殿の玉座」など、会場内には『FGO』の世界に入り込んで撮影できるスポットが随所に。
会場で長蛇の列を作っていた「FGO Fes. マーケット」と「カルデア’s キッチン」。「FGO Fes. マーケット」では、描き下ろしメインビジュアルや「サーヴァントと巡る世界展」の描き下ろしイラスト、「マンガで分かる! Fate/Grand Order」の作者リヨさんの描き下ろしイラストが使われたオリジナルグッズが販売され大人気! 「カルデア’s キッチン」ではサーヴァントや概念礼装にちなんで考案されたオリジナルコラボフードやドリンクを楽しめた。フード特典のシールも嬉しい!
名称:Fate/Grand Order Fes. 2018 ~3rd Anniversary~
会場:幕張メッセ
会期:2018年7月28日、29日
Fate Night FES. 2018会期:2018年7月28日
主催:FGO PROJECT
協力:文化放送
出展社:アニプレックス/一迅社/auゲーム/KADOKAWA/グッドスマイルカンパニー/シャフト/星海社/ソニー/ソニー・ミュージックコミュニケーションズ/BANDAI SPIRITS/バンプレスト/プラスワン/文化放送/マーベラス/ufotable /ローソン(50音順)
展開内容:出展ブース(展示・物販など)/特設ステージ/主催企画など
公式サイト
公式Twitter
事務局:FGOフェス運営事務局
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