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連載Cocotame Series

FateがLAで熱狂!

「FGO U.S.A. Tour 2019」現地で感じたファンの圧倒的熱量

2019.04.24

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スマートフォン向けロールプレイングゲーム『Fate/Grand Order(以下、『FGO』)』。日本では2015年7月にリリースされて以降、現在1,500万ダウンロード(2019年3月時点)を突破し大ヒットを記録。2018年7月に幕張メッセで行なわれた単独イベント『Fate/Grand Order Fes. 2018 ~3rd Anniversary~』は2日間合計で延べ約35,000人が来場するなど、ゲーム外でも人気となっている。

『FGO』は2017年6月に英語版をアメリカとカナダでリリース。北米でも多くの熱狂的なファンを持つ『Fate』シリーズ待望のスマートフォン向けゲームと言うこともあって、順調にユーザー数を拡大。2018年4月にはオーストラリア、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピンの5カ国にも新たに配信を開始。世界でもその熱量は増す一方で、現在の全世界でのダウンロード数は3,600万(2019年3月時点)を超えている。

そんな、海外でも快進撃を続ける『FGO』の初めてのアメリカ単独イベント『FGO U.S.A Tour 2019 in Los Angeles』が、2月23日と24日の2日間に渡って開催された。

Cocotame特集第3回では、アメリカのファンに向けた本イベントをレポート。熱いファンたちの声が収録された映像とともにお届けしていく。

 

イベントはLAのダウンタウン中心地で開催

開催場所となったのは、ロサンゼルス市のダウンタウンにある商品見本市会場California Market Center(カリフォルニア・マーケットセンター 以下、CMC)。CMCはダウンタウンのファッション地区内にあり、NBAチーム、ロサンゼルス・レイカーズの本拠地で有名な『Staples Center(ステイプルズ・センター)』から南東に徒歩15分ほどに位置している。

今回はCMCの1Fと13Fをイベント会場として利用。普段はファッション施設として使われるCMCだが、この2日間はがらりと姿を変えた。

会場前にはLAのアニメファンの長蛇の列が

23日、24日2日間とも、開場前には長蛇の列ができあがった。ロサンゼルスを中心に集まった北米の『FGO』ファンたちの数は約3,000人。会場の大きさの関係から販売したチケットの数を限定していた中で選ばれた精鋭たちは、イベントの開始を待ちきれない様子だった。

会場1Fの物販コーナーは売り切れ続出!

厳重なセキュリティチェックを潜り抜けると1Fの入口には、『FGO』第1部の終盤で印象的な場面を完全再現。

「ツアー」ということで、標識もルート66をモチーフにするなど細かい拘りが。

奥へ行くと、物販コーナーがある。今回のイベント限定グッズやお目当ての品を求めて、長蛇の列ができあがっていた。24日の午後には、ほとんどの商品が売切れになるなど、集まった『FGO』ファンの熱量を垣間見ることができた。

13Fは『FGO』の世界を楽しめる拘りの展示コーナーが展開

エレベーターを使い13Fに上がると、1フロアを丸々使った大規模な展示スペースがあった。

入口に入るとまず目につくのが今回のツアーのキービジュアル。このビジュアルは『FGO』ゲーム内の概念礼装「いろはにほへと」のイラストを担当した、オーストラリア人イラストレーター、Namieさん制作によるもの。

キービジュアルコーナーを通り抜けると、右手に見えるのはスタンプラリーコーナー。会場内に設けられた5つのチェックポイント全てのスタンプを入手すると、ステッカーと交換できた。

そこから続くのは『FGO』に登場するサーヴァントの宝具を再現したコーナー。参加者は剣を手に持ってポーズを取ったり、大型バイクに跨ったりして、『FGO』の世界に浸っていた。

坂田金時の黄金疾走(ゴールデンドライブ)

エクスカリバー・モルガンを持つコスプレイヤー

エクスカリバー・モルガンを持つコスプレイヤー

また、会場のあらゆるところに『FGO』キャラクターのパネルが置かれていたが、ゲームのストーリーに沿って配置がされるなど、ファンの心を掴む拘りが垣間見えた。

会場内の様々な場所に設置されたサーヴァントの等身大パネル

会場内の様々な場所に設置されたサーヴァントの等身大パネル

出口付近には、『FGO』英語版のこれまでの歴史が綴られたパネル、セイントグラフや概念礼装の一覧展示パネルもあった。

FGOの歴史

カード全景

VRやボードゲームなど体験型コーナーが充実

13Fには展示コーナー以外にもユーザーが参加可能な様々な体験コーナーが設置されていた。

こちらはユーザーが自由に書き込みを行なえるメッセージウォール。『FGO』を愛するファンが思い思いのメッセージやキャラクター絵を描いていた。

アメリカでの配信開始を翌26日に控えたPlayStation®VRゲーム『Fate/Grand Order VR feat. マシュ・キリエライト』の体験コーナーも設置。

その横にはボードゲーム『Fate/Grand Order Duel』の体験コーナーがあった。インストラクター指導の元、誰でも気軽に体験参加することができた。

こちらはデジタルサイネージとARの最新の技術を使用したコーナー。剣の柄をもってカメラの前に立つとエフェクトのかかった刃を作り出し、その写真を参加者のスマホに送信することができた。

来場の思い出をその場で作ってプリントできるスーベニア・フォト・ジェネレーターのコーナー。会場では画像データに『FGO』のサーヴァントやゲーム内アイコンなどを組み合わせてオリジナル写真を制作できる。来場者は会場で撮影した自分の写真を、お気に入りのサーヴァントやステッカーと組み合わせて、世界にひとつだけの写真を制作した。制作した写真はその場でプリントすることができ、お土産として持ち帰ることができた。現在もスーベニア・フォト・ジェネレーターは下記URLから利用することができる。
https://souvenirphoto.fate-go.us/(新しいタブで開く)

フロアを彩るQuickステージや出展コーナー

フロアの奥の方に行くと、コスプレイベントや『FGO』チャレンジクエストを行なうためのQuickステージが設置されていた。コスプレステージでは現地のコスプレイヤーによるステージやキャラクター着ぐるみのステージショーが行なわれていた。

Quickステージ1で行われたコスプレステージ

Quickステージ1で行なわれたコスプレステージ

同ステージでは着ぐるみイベントも開催された

Quickステージ2で行なわれた『FGO』チャレンジクエストを観覧する来場者たち

その他にも『FGO』グッズを販売するメーカーによる出展コーナーや、1Fで行なわれているスペシャルステージをモニター中継越しに視聴出来る休憩エリアがあるなど、どこを回っても来場した『FGO』ファンが楽しめるエンタテインメント空間となっていた。

声優出演! バラエティに富んだ4つのスペシャルステージ

イベント期間中に行われた目玉の1つが、1Fの物販会場横にある1,000人規模収容のホールで行なわれたスペシャルステージ。Aniplex of Americaのローカライゼーションプロデューサー アルバート・カオによるMCの下、23日の前夜祭で1ステージ、24日の本イベントで3ステージの計4ステージが行なわれた。

4つのステージ全てにスペシャルゲストとして登壇したのは、『FGO』でジル・ド・レェ(セイバー)、ジル・ド・レェ(キャスター)、アーラシュ、スパルタクス、カリギュラの5サーヴァントを演じる声優、鶴岡聡さん。

23日の前夜祭ステージでは鶴岡さんのみがゲストとして登壇。鶴岡さんが『FGO』で演じるキャラクターの生台詞を披露すると、イベント本番を控えた前日とは思えない盛り上がりを見せた。

鶴岡聡

24日は各ステージで鶴岡さんに加えてもうひとりスペシャルゲストが登壇。

1回目のステージで途中からゲスト参加したのはアニプレックス 代表取締役の岩上敦宏。現在制作中の『FGO』アニメプロジェクトについて話をした。その中でも『FGO』第七特異点を舞台にしたTVアニメ『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』の新規キャラビジュアルを世界初公開すると、会場は割れんばかりの完成に包まれた。

スペシャルステージ後に会場内に追加された新規キャラビジュアルを含む展示

2回目のステージで共演したのは前日に行なわれた『劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]II.lost butterfly』の北米プレミア上映にゲスト参加した、声優の下屋則子さん。下屋さんは同作品のヒロイン、間桐桜を演じるだけでなく、『FGO』でBB(びぃびい)やパールヴァティーを演じている。

共演作品が多く親交が深い鶴岡さんと下屋さんだが、実はステージでの共演はこの日が初めて。仲良くなるきっかけは『Fate』以外の作品の現場での、下屋さんの声がけ一言から始まったという意外なエピソードを明かした。

鶴岡聡、下屋則子

最後には鶴岡さんと下屋さんそれぞれが演じるFateシリーズのキャラクターのセリフを披露し、大歓声のままステージは幕を閉じた。

最後のステージで共演したのは、『FGO』のクリエイティブプロデューサーで、ディライトワークス株式会社の塩川洋介さん。塩川さんは英語版『FGO』のアップデート情報をステージ上で報告。最後に本イベントを記念した聖晶石配布をアナウンスすると、会場全体が拍手に包まれた。

各ステージ、45分間があっという間に過ぎるだけの非常に濃密な内容であった。また、各ステージでの内容がバラエティに富んでおり、全てのステージイベントに参加しても、余すところなく楽しむことができた。

『FGO U.S.A Tour 2019 in Los Angeles』を動画でレポート!

『FGO U.S.A Tour 2019』の旅路はまだまだ続く

今後は4月以降、アメリカで行なわれるアニメイベントに併せて順次ツアーとして開催される予定だ。
北米でも勢いを増す『FGO』の、今後の展開からますます目が離せない。

今後のスケジュール

5月17日-5月19日:Anime Central(イリノイ州ローズモント)
7月4日-7月7日:Anime Expo(カリフォルニア州ロサンゼルス)
10月31日-11月3日:Anime Weekend Atlanta(ジョージア州アトランタ)
11月15日-11月17日:Anime NYC(ニューヨーク州ニューヨーク)

「Fate/Grand Order U.S.A. Tour 2019」オフィシャルサイト(新しいタブで開く)

©TYPE-MOON / FGO PROJECT ©TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT

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