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『冴えカノ』声優・安野希世乃のキュートな台詞に香港のファンが悶絶!『C3AFA 香港』レポート【特集第6回】

連日開催された多彩なステージイベントも見どころだった『C3AFA Hong Kong(以下、C3AFA HK)』。2月10日には、「“Saekano Flat”Special Stage in Hong Kong」と題して、TVアニメ『冴えない彼女の育てかた』のメインヒロイン・加藤 恵役の安野希世乃さん、アニプレックスのプロデューサー・神宮司 学さんがイベントに登壇。香港の『冴えカノ』ファンと名場面を振り返った。

 香港『冴えカノ』ファンが集結

『C3AFA HK』、2月10日に行なわれたステージイベント「“Saekano Flat”Special Stage in Hong Kong」には、香港の『冴えない彼女の育てかた』(中文タイトル:『不起眼女主角培育法』/以下『冴えカノ』)ファンが集結。客席後方の広い立ち見スペースまで超満員のオーディエンスを集め、大盛況となった。

集まったファンは、思い思いに『冴えカノ』ファンであることを服装や小物でアピール。ヒロイン・恵やキャラクターがプリントされたTシャツを着用していたり、アニメ柄のバッグを持っていたり、ペンライトを手にしていたりと、日本のアニメイベントと変わらない光景があちらこちらに見られる。

椅子席は圧倒的に男性ファンが多いが、立ち見スペースには多くの女性ファンの姿も。人気作品の声優イベントを楽しみにしている様子が、大いに感じられた。

開演時間となり、MCが登場すると客席からさっそく大歓声が起こり、ピンクに光るペンライトを振りながら立ち上がるファンも。MCの紹介を受け、加藤 恵役の安野希世乃さんとプロデューサーの神宮司 学さんがステージに登場し、広東語を交えてふたりが挨拶をすると、会場は大いに沸いた。安野さんが話すたびに、ピンクのペンライト振られ、客席を華やかに彩っていく。

C3AFA 香港、冴えカノ、安野希世乃

最初のトークは、香港の感想から。安野さんが「アニメのイベントで海外に行かせていただいたのは、2年前の香港が初めて。こうやってまた香港に来られて嬉しいです」と、楽しそうに答える。

そして香港に来るのは初めてという神宮司プロデューサーは、「日本と比べて建物がすごく高くて、ビルに窓が多い」と街の印象を話すと、前日の夜は、初めてハトの丸揚げを食べたそうで、カリカリで味は美味しかったが、MCに「頭の部分は食べましたか?」と聞かれると、両手で小さく×印を出して、「ちょっと可哀そうで・・」と苦笑い。

 香港ファンが選ぶ『冴えカノ』名場面ベスト5

ここからステージは、『冴えカノ』シリーズの名場面を振り返る企画コーナーへと突入。シリーズ第1期『冴えない彼女の育てかた』と第2期『冴えない彼女の育てかた♭』全話の中から、香港のファンが事前アンケートで選んだベストシーンをカウントダウン形式で順に振り返った。

C3AFA 香港、冴えカノ、安野希世乃

第5位に選ばれたのは、第1期3話「クライマックスはリテイクで」から、主人公・安芸倫也と恵の坂道のシーン。スクリーンに映像が映し出された瞬間に、客席からは「おおーっ!」というどよめきが起こる。白のベレー帽姿の恵を見て安野さんは、「懐かしいですね。私も『冴えカノ』のイベントにはベレー帽を被って出させてもらうことが多くて。今回は忘れちゃったんですけど(苦笑)、今日、会場の女の子たちにベレー帽を被ってくれている人が多くて、嬉しいです」と話し、「(演技が)初々しい、自分で観ても若いです、恵(笑)。『冴えカノ』は1期と2期の間が丸2年くらい空いているので、声を録っていたのはもう3年前くらい。懐かしいです」と目を細める。神宮司さんも「『冴えカノ』の恵人気は、この3話で決まったような感じですね」と語った。

そして安野さんは、「この話数までは、恵をフラットに演じてくださいと言われていました。感情の起伏がおとなしい子という設定なので。だから、この3話の坂道のシーンは、主人公の安芸くんを元気づけるために、恵なりのヒロイン像をわざと演じているんです。このシーンだけは、“もっともっと可愛く!”と、ディレクターさんにしごかれた思い出があります」と、当時のアフレコの思い出を語っていた。

第4位は、第2期6話「雪に埋もれたマスターアップ」から、初めての冬コミの帰り道で、恵が倫也からの打ち上げの誘いを断り、怒りの言葉を投げかけるシーン。こちらも映像が始まった途端にどよめきが挙がり、会場中がシンとなって、スクリーンに見入る。

第3位は、第1期6話の「二人の夜の選択肢」から。澤村・スペンサー・英梨々と、ちょっと怒り顔の恵がスケッチをしながら会話するシーン。安野さんが、映像に出てくる英語の字幕を読み上げながら「英語になると、“澤村さん”は“Sawamura”と呼び捨てなんですね」とつぶやくと、MCから「では、神宮司さんは英梨々役に挑戦してみてください」とのムチャブリが。神宮司プロデューサーが照れながら英梨々の真似をすると、客席からは日本語で「かわいいー!」の声が飛んでいた。

映像を見終わると、「(C3AFAの)シンガポールでも日本でも、こういうランキング形式の企画をやったことがあるんですが、恵が怒るシーンは今まで上位に入ってこなかった。さっきのシーンといい、香港の皆さんは、恵が怒ってるシーンが好きなんだと思いました。」と安野さんが言うと、会場は笑いに包まれた。

第2位は、第2期の最終回となった11話「再起と新規のゲームスタート」から。幾度も作品に登場し、シリーズの聖地ともいえる坂道で、恵と倫也が再びゲームを作ろうと決意する名シーンだ。

映像を観ながら、安野さんと神宮司プロデューサー、この坂は東京都豊島区の住宅街にある実在の坂だと紹介すると、この坂道が掲載されたパンフレットを掲げるファンが客席に。それを見つけた安野さんは、「そうそう、ここで撮影したんですよ!」と嬉しそう。

そして、香港から聖地巡礼として実際に坂を訪れた人が続々と手を挙げると、「え!? こんなにいるの?」とびっくり。神宮司プロデューサーは「本当はかなり車通りが多くて、こんなに静かな坂じゃないんですよ」と説明する。

C3AFA 香港、冴えカノ、安野希世乃

恵の言葉に感激した倫也が号泣する場面には、「涙の表現がすごくいいですよね」と安野さん。恵が、倫也に差し伸べようとした手をそっと引く、2人の絶妙な距離感を表現した場面では、客席から「うぉー!」と感動の声が挙がり、たくさんの拍手が贈られた。

この名場面は、バックに流れる安野さんが歌う恵のキャラクターソングも印象的だ。「この作品では5曲ほど歌わせてもらいました。さっき5位になった第1期3話では、『M♭』という曲を歌わせていただいたんですが、今かかった曲は『GLISTENING♭』なので“G♭”なんですよ。この2曲の間に、『ETERNAL♭』=“E♭”があって、3曲の頭文字を順番に繋げると“MEG”(=恵のメグ)になるんです。作詞家の方が、ねらって作ってくれました」と、安野さん。

神宮司プロデューサーからもキャラソンについて、「『GLISTENING♭』は、気合いを入れて作ってもらったので、最初はもっとドラマティックで壮大な曲が上がってきてしまい、監督から“使いづらいからもうちょっと抑えた曲にしてほしい”と言われたのが印象的ですね」と制作裏話が語られる。

そして、栄えあるランキング第1位は、第2期8話「フラグを折らなかった彼女」で、倫也と恵が放送室に入り、会話するシーンだ。それまで感情をあまり表に出さなかった恵が、倫也に向かって泣き、気持ちを露わにする。

C3AFA 香港、冴えカノ、安野希世乃

神宮司プロデューサーは、「さっき話題になった『ETERNAL♭』は、(同話の)ベッドのシーンに流れるんですが、ここで流す案もあったんです。どちらにするか、スタッフ間でも意見が分かれました」と当時を振り返る。

そして安野さんが、「5つのシーンは、恵の歴史を見ているようです。最初の坂道のシーンから、怒ったり、笑ったり、もう一度ヒロインを演じてみたり。そしてここで感情を爆発させて泣いている。“フラット”と言われていた彼女が、表情豊かになる過程を選んでもらえた気がします」と感慨深げに話すと、温かな拍手に包まれた。

C3AFA 香港、冴えカノ、安野希世乃

ランキングの感想を聞かれて、他の国では人気があったという「お風呂のシーンもベッドで足パタパタのシーンも入ってない事にびっくり!」と安野さん。

そこで、「せっかくなので、ランクインしなかったあのシーンの台詞を読ませていただきます!」と、生ボイスを披露する再現コーナーへ。スクリーンに登場した写真は、第2期8話「フラグを折らなかった彼女」の恵の入浴シーンだ。

「もぉ~っ!私だってね、好きでお風呂までケータイ持ちこんでるわけじゃないんだからね!」と、安野さんのキュートな恵ボイスが響き渡ると、大歓声とともにアンコールを求める声が巻き起こる。

C3AFA 香港、冴えカノ、安野希世乃

するとMCが、「もし良かったら、その後のシーンも聞きたいとみんな言ってます」とリクエスト。会場全員の「スタート!」の掛け声で、同じ部屋で寝ようとする倫也に恵が、ベッドの上から「明日になったら、今のわたし、忘れてね」と語りかけるシーンを声で再現。再び拍手と大歓声に包まれ、安野さんは「静かなシーンなので、皆さんが耳を澄ませて聴いてくれているのが伝わって嬉しかったです」。神宮司プロデューサーも「まるで恵がそこにいるかのようでした」と笑顔を見せた。

C3AFA 香港、冴えカノ、安野希世乃

さらにステージでは、安野さんがクジを引き、サイン入り『冴えカノ』ミニポスターとバレンタインチョコが3名に手渡されるプレゼントコーナーが行なわれ、こちらも大盛り上がりに。用意されたバレンタインチョコもなんと、先ほど生ボイスで演じられたベッドのシーンの後に、恵が倫也に手渡した「ブロックサンダー」を再現したものだ。チョコの手渡しが終わると、安野さんから全員に「皆さん、ハッピーバレンタインです!」のメッセージが贈られた。

C3AFA 香港、冴えカノ、安野希世乃

C3AFA 香港、冴えカノ、安野希世乃

そして最後に、ゲストのふたりから今日の感想が。「ステージが始まってからも、たくさんのお客様に集まっていただいて、本当にありがたい。『冴えカノ』は劇場版も決定しているので、来年、再来年くらいにまた香港に来られたら。引き続き、応援よろしくお願いします」と神宮司プロデューサー。

安野さんはこのイベント中、自分が日本語で話しても客席がリアルタイムで反応してくれていたことに驚き、「皆さん、日本語を理解してくださってるんですね。嬉しいです!」とにっこり。

「2年前に香港に来させていただいた時は、アニプレックスブースで等身大の加藤恵と一緒に、トークイベントをやらせていただきました。2度目の今日は、こんなに大きなステージで、こんなにたくさんの皆さんが会いにきてくださった。『冴えカノ』の人気が2年前よりずっと大きくなって、たくさんの方に愛していただけていると感じられたステージでした。本当にありがとうございました!」と、喜びの笑顔でイベントを締めくくった。

TVアニメ『冴えない彼女の育てかた』オフィシャルサイト

『C3AFA HK特集』7回目は、12日に行なわれた「C3AFA HONG KONG 2018 presents I LOVE ANISONG HONG KONG 2018」より、春奈るなと乃木坂46のステージの模様をレポートする。

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