360度動画でお部屋をチェック! 『PEANUTS HOTEL』52号室&54号室徹底レビュー
2018.07.31
スヌーピーたちに会えるデザインホテル『PEANUTS HOTEL(ピーナッツ ホテル)』の特集第2回からは、『ピーナッツ』ファンの皆さんが最も知りたいであろう客室をフロアごとに紹介。各フロア2部屋ずつをレビューして、隅々までご紹介します。
まずは、スヌーピーが自由に変身できるイマジネーションの世界観とシュルツ氏の人生哲学が込められたストーリーを楽しむことができる4階の“IMAGINE”の部屋から見ていこう!
読者の皆さまへ
本記事では、『PEANUTS HOTEL』の42号室と43号室を詳細にご紹介しているため、同室をご利用される予定で、まずはご自身でお部屋を楽しまれたい方は、ご利用後にお読みになることをおすすめします。
『PEANUTS HOTEL』の4~6階が客室フロアで、特集1回目にてホテル支配人の東泰輔さんが語ってくれた通り、フロアごとにテーマが異なる。4階のテーマは、「IMAGINE」。『ピーナッツ』コミックの中で、想像の翼を思う存分広げて、さまざまな動物や有名人に変身するのが好きなスヌーピーにぴったりのテーマだ。
ここでは、スヌーピーの変身シリーズの中でも特に人気のある「アストロノーツ・スヌーピー」と、サングラスをかけたナンパな男「ジョー・クール」がモチーフになっている2つのお部屋を取り上げる。
42号室は、宇宙飛行士に変身しているスヌーピーの「アストロノーツ」がモチーフ。この部屋のテーマになっているのは、アストロノーツ・スヌーピーが登場するコミックのなかでも、1969年3月14日のエピソードで、この日、スヌーピーは「やったぞ!僕は月に着陸した世界最初のビーグルだ!」と言って喜んでいる。
3コマ目では、当時、アメリカにとってロケット開発のライバルだったロシアに勝ったことや、誰よりも先に月に着陸したことについて、月面を歩きながらしみじみと余韻に浸っているのだが、最終的に一番ニヤリとしてうれしそうなのは、「隣の例のマヌケネコのハナすらあかしてやった!」ということ。スヌーピーにとって絶対負けたくない相手は、なんといっても、普段から何かにつけやりあっている“隣の猫”なのである。
実は、スヌーピーが月面着陸したというのは、コミックのなかの完全な夢物語というわけではなく、一部リアルな出来事を含んでいる。スヌーピーは1968年にNASAの公式マスコットとなり、1969年に打ち上げられたアポロ10号の司令船が「チャーリー・ブラウン」、月着陸船は「スヌーピー」と名づけられ、月面着陸の一歩手前まで迫ったのだ。そんなアストロノーツ・スヌーピーをモチーフにした42号室の見どころを5つ取り上げよう。
宇宙船を思わせる1枚1枚貼り合わされたメタリックな壁面と、ブロック塀に大きく描かれた月面着陸後のアストロノーツ・スヌーピーを見つめていると、宇宙旅行をしている気分に。
ベッドに寝転がって仰向けになれば、アストロノーツ・スヌーピーが宇宙遊泳を楽しんでいる様子が楽しめる。照明はまるで惑星のようだし、天井もよく見ると、月面を思わせるゴツゴツとした素材のあしらいになっているので、アポロ10号の司令船「チャーリー・ブラウン」の乗組員になって、アストロノーツ・スヌーピーが月面着陸した瞬間を目撃している!? なんて気持ちにもなれるかも。
壁紙、照明、テーブルライト、シャワーカーテンといったインテリアは、部屋のテーマに合わせて一つひとつコーディネイトされている。メタリックでクールな42号室で優しく光を放つのは、スヌーピーのアストロノーツ・ランプ。
壁にはアストロノーツ・スヌーピーがプリントされたフェルトのバナーも飾られている。これはアポロ10号の乗組員が記念撮影をしたときに掲げていたものと同じデザイン。
ドアに記されているルームナンバーには、おなじみの「シュルツフォント」が使われている。ルームナンバーの下には、部屋のモチーフになっているコミックの名言「I DID IT! I’M THE FIRST BEAGLE ON THE MOON!(やったぞ!僕は月に着陸した世界最初のビーグルだ!)」が記されている。
42号室
部屋料金 32,000円(税抜)
※3階「PEANUTS DINER 神戸」での朝食含む
Room Type:ダブル
定員:大人1〜2名(12歳未満のお子様は1ベッドにつき1名まで添い寝可)
部屋の広さ:14㎡
43号室のモチーフになっているのは、スヌーピーの変身シリーズの代表格、ジョー・クールだ。サングラスをかけ、学生会館に見立てたいつもの犬小屋の前で、腕を組み、片足をクロスさせて、ポーズを決める男、ジョー・クール。スヌーピーは、フライング・エースになっているときは、パリのカフェでウェイトレス(を演じているマーシー)をナンパし、フィギュアスケートでは、ペパーミント パティに近づき、「スケートは女の子と出会える」なんて発言をするなど、かわいい女の子にめっぽう弱いタイプだが、なかでもジョー・クールに扮しているときはガールハントに余念がない。
そんなジョー・クールのエピソードの中でも、この部屋のモチーフになっているのは、砂浜でルートビアーを片手にガールハントをしているもの。空き缶を片手で潰して、女の子にいいところを見せようとするけれど、なかなか潰せず、結局「愚かな缶め!」といって、ポイッと缶を捨ててしまう。
そんな具合に、格好つけているわりには、あまり格好よくきめられないからか、ジョー・クールがガールハントに成功している様子はなかなか見られない。面白いのは、スヌーピーはむしろ自然体のときの方が、モテないチャーリー・ブラウンより女心がわかっていて、ペパーミント パティなどは時々スヌーピーになびいてしまうことがあること。そんなジョー・クールの魅力が詰まった43号室の見どころもチェックしよう。
部屋に入ってまず目に飛び込んでくるのが、サングラスをかたどったクールな電飾。まるでナイトクラブのようなキラキラ感は、踊るのが大好きなスヌーピーにぴったりのインテリアだ。
さりげなく存在感を放っているのが、ジョー・クールのトレードマークであるサングラスがたくさんぶら下がっているシャンデリア。大学生だけど、勉強よりもガールハントに熱心なジョー・クールらしいクールな空間を演出。
普段は、「かわい子ちゃんはいないかな?」と言って、キャンパス内をうろうろしているジョー・クール。部屋の壁は、大学校舎を思わせるレンガ造りになっていて、アメリカらしいグラフィティの文字がお部屋のポイントになっている。
むき出しの電球に、モノトーンコーデのシャワールームなど、細かいところまでクールを貫いている。
そして、各部屋共通のお楽しみは、タオル、シャンプー、コンディショナー、歯ブラシ、歯磨き粉、スリッパ、ボールペン、メモ帳、水、ティーバッグといったアメニティ。思わず「え!? こんなものにまで?」と思ってしまうくらい、とことん『ピーナッツ』のデザインで統一されている。『PEANUTS HOTEL』スタッフたちの、『ピーナッツ』ファンを笑顔にしたいという熱意と、『ピーナッツ』作品への愛、作者シュルツ氏への敬意が、部屋のインテリアからアメニティのような小さなものにまで行き届いているのが感じられる。
43号室
部屋料金 34,000円(税抜)
※3階「PEANUTS DINER 神戸」での朝食含む
Room Type:ダブル
定員:大人1~2名(12歳未満のお子様は1ベッドにつき1名まで添い寝可)
広さ:14㎡
次回は、フロアテーマが“HAPPY”の5階から、52号室と54号室のレビューをお届け! さらに52号室の紹介では、360度動画も公開するのでお楽しみに!
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