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連載Cocotame Series

PEANUTS HOTEL

支配人に聞く『PEANUTS HOTEL』流のおもてなし

2018.07.20

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8月1日(水)、神戸・三宮にオープンするスヌーピーたちに会えるデザインホテル『PEANUTS HOTEL(ピーナッツ ホテル)』。一棟丸ごと『PEANUTS』の世界観で覆い尽くされたこのホテルは、全18室がそれぞれ異なるコンセプトで作られており、オープン前からファンの間で大きな話題となっている。

本特集では、この『PEANUTS HOTEL』の魅力を徹底解剖。注目のお部屋から、『PEANUTS HOTEL』でしか買えないグッズの数々まで、詳細にご紹介していく。

特集第1回では、当ホテルの支配人にホテルのコンセプトと『PEANUTS HOTEL』流のおもてなしについて聞く。さらに、日本での『PEANUTS』ラインセンス事業のキーマンにもホテルの魅力を語ってもらった。

一歩足を踏み入れると、『ピーナッツ』の世界観が広がる

    • 東 泰輔氏

      Azuma Taisuke

      ポトマック
      PEANUTS HOTELマネージャー

 
8月1日、港町・神戸にグランドオープンする『PEANUTS HOTEL』は、JR三ノ宮駅から活気あふれる飲食店街を抜けて、10分ほど歩いたところにある。外観には、スヌーピーをはじめとするピーナッツ・ギャングが姿を見せているが、過度の演出はされておらず、クールな印象。

建物一棟がまるまる『ピーナッツ』の世界になっているホテルと聞けば、アミューズメントパークのような壮大なスケールを想像する人もいるかもしれないが、いざ目の前にしてみると、意外とこぢんまり。街の周辺の雰囲気にもマッチして違和感なく溶け込んでいる。

PEANUTS HOTEL 外観

しかし、一歩中に足を踏み入れれば、そこは『ピーナッツ』の世界そのもの! 奥に進めば進むほど「エレベーターがスヌーピーの犬小屋になっている!」、「ここはあのルーシーの名言から生まれた部屋だね」など、『ピーナッツ』を愛する人たちが、丁寧に丁寧につくり込んだホテルなのだということがひしひしと伝わってくる。

これまでありそうでなかった、この『PEANUTS HOTEL』。なぜ今回、実現することになったのか。そして、ファンはここでどんなサービスを受けることができるのか。ホテル支配人の東泰輔さんにお話をうかがった。

――まずは『PEANUTS HOTEL』をオープンすることになった経緯について教えてください。

:もともと、この土地でホテルを開業したいという思いがありました。私たちの会社、ポトマックは、食を中心としたクリエイティブ企業として、『ピーナッツ』関連で言えば、東京・中目黒にある『PEANUTS Cafe 中目黒』、横浜の『PEANUTS DINER 横浜』、そして六本木の『スヌーピーミュージアム』内にある『Cafe Blanket』を手がけてきました。その経験をいかして、今度はホテルという形で『ピーナッツ』の世界観を表現できたらと、プロジェクトチームが動き出しました。

――レセプションの前には、大きなソファがあり、チャーリー・ブラウンがスヌーピーを膝の上に抱いているシーンをつい思い浮かべてしまいます。このようにホテルのあちこちで『ピーナッツ』らしさを感じることができますが、『PEANUTS HOTEL』のコンセプトを改めて教えていただけますか。

:『ピーナッツ』コミックの中で、スヌーピーが「お客さんが心地良いと思ってくれる家を持っているって、素敵だなあ」と語るエピソードがあり、それを『PEANUTS HOTEL』の基本コンセプトにしています。そして、4~6Fの3フロアを「IMAGINE」(4F)「HAPPY」(5F)「LOVE」(6F)のテーマに分け、さらに部屋ごとに異なるコミックをモチーフにした客室づくりを行ないました。

例えば、5F「HAPPY」のフロアにある、Room53では、「人生の最高の楽しみのひとつは晩ごはんといい会話だね…」と呟くスヌーピーのエピソードをモチーフに、スヌーピーのごはん皿を壁一面に並べるなどしています。そんなふうに、どの部屋も、壁紙や照明をはじめ、ベッドスローやオーナメント、アメニティBOXに至るまで、各部屋のテーマに合うものを選びコーディネイトしています。

PEANUTS HOTEL コンセプト

支配人が語る『PEANUTS HOTEL』流のおもてなし

気になる各部屋の中身は、特集第2回以降でじっくり紹介するとして、ここでは、『PEANUTS HOTEL』を知り尽くす支配人の東さんに、『PEANUTS HOTEL』だからこそ受けられるサービスについて、5つのキーワードで語ってもらった。

■5つのキーワードで紐解く『PEANUTS HOTEL』のおもてなし

Keyword 1 Only
Keyword 2 Option
Keyword 3 Fun
Keyword 4 Satisfaction
Keyword 5 Original

Keyword 1 Only:『PEANUTS HOTEL』には、ひとつとして同じ部屋がない

:全18部屋一つひとつ、テーマが異なるので、その中からお好みの部屋を選ぶことができます。例えば、スヌーピーの変身シリーズの中から、ジョー・クール、フライング・エースなど、好きなキャラクターを選んだり、作者のシュルツさんが長年暮らしたカリフォルニアを感じさせるお部屋を選んだり。Webサイトの予約ページにも、部屋の雰囲気がわかる写真を掲載していますので、じっくりとお選びください。

*『PEANUTS HOTEL』、『PEANUTS DINER 神戸』の予約は、公式サイトにて7月20日(金)よりスタート
https://www.peanutshotel.jp/(新しいタブで開く)

PEANUTS HOTEL 43号室

Keyword 2 Option:『PEANUTS HOTEL』のスタッフと、作品の魅力を共有する

:当ホテルのスタッフは全員、お部屋一つひとつのテーマをしっかりと理解していますので、お客様と『ピーナッツ』のストーリーを共有することができます。客室や廊下、階段などで見かけたスヌーピーやチャーリー・ブラウンの1コマ、ショップで販売しているアイテムの絵柄など、気になることがありましたら、スタッフにお気軽にお声がけください。もちろん、時にはお客様に教えを乞うこともあるかと思いますが、我々スタッフも『ピーナッツ』のファンであることは間違いありません。

PEANUTS HOTEL スタッフ

Keyword 3 Fun:『PEANUTS HOTEL』だから味わえるディテールの面白さ

:『PEANUTS HOTEL』のサイトでは、好きな部屋を選べるように、各客室の特徴を写真入りでご紹介していますが、インテリア一つひとつをじっくりとお見せすることはしていません。それは、実際に滞在されたときのお楽しみを残しておきたいからです。ぜひお客様の目で見て、手で触れていただきながら、さまざまな発見を楽しんでいただけたらと思います。

PEANUTS HOTEL ディティール

Keyword 4 Satisfaction:1日中楽しめる『PEANUTS HOTEL』

:1Fのレセプション横にある『PEANUTS Cafe神戸』、3Fの『PEANUTS DINER 神戸』は、関西初出店です。特に、3Fの『PEANUTS DINER神戸』では、宿泊者の方のみがご利用いただけるモーニングから、どなたでもご利用いただけるランチ、ディナーまで、『ピーナッツ』作品からインスピレーションを得たメニューを多数ご用意しています。ファンの方であれば1日中、『PEANUTS HOTEL』で楽しんでいただけると思います。

PEANUTS DINER 神戸

Keyword 5 Original:『PEANUTS HOTEL』の究極のオリジナリティ

:『PEANUTS HOTEL』のオリジナリティと言えば、やっぱり日本初の『ピーナッツ』をテーマにしたホテルであるということ。時代や世代を超えて、『ピーナッツ』のルーツを感じることができ、『PEANUTS HOTEL』で過ごされる人々の心が温まる、カジュアルで、フレンドリーなデザインホテルとして、エントランスから、客室、レストランまで、『ピーナッツ』作品をモチーフに、一つひとつ徹底的にオリジナルにこだわってクリエーションしています。また、当ホテルでしか手に入らないオリジナルのグッズもご用意していますので、ぜひ足をお運びいただけると幸いです。グッズについても、どなたでもご購入が可能です。

PEANUTS HOTEL グッズ

キーマンに聞く『PEANUTS HOTEL』が果たす役割とは?

      • 渡邉恵介

        Watanabe Keisuke

        ソニー・クリエイティブプロダクツ

 
2009年10月に、『ピーナッツ』の日本国内における独占エージェント権を獲得したソニー・クリエイティブプロダクツ。以来、同社PEANUTS推進本部のプロデューサーとしてライセンス事情を展開してきた渡邉恵介さんにも、『PEANUTS HOTEL』誕生の秘密をうかがった。

――『PEANUTS HOTEL』はどのようにして実現したのですか。

渡邉:『PEANUTS HOTEL』を運営しているポトマックさんとは、『PEANUTS Cafe 中目黒』の立ち上げからのお付き合いになります。もともと『ピーナッツ』のカフェをつくりたいと考え始めた頃、私たちが目指したのは、スヌーピーの顔の形をした可愛らしいパンケーキを提供するようなお店ではなく、飲み物もお料理もおいしくて、純粋にカフェとして質の高いサービスが提供できる、スヌーピーが好きな人でなくても惹かれるようなお店でした。そんなときにポトマックさんと出会い、ご提案いただいた内容が素晴らしかったのでお願いしました。そうして『PEANUTS Cafe 中目黒』がオープンし、しばらく経ってから、ポトマックさんから「『ピーナッツ』の世界観を提供するホテルをやってみたい」というご提案をいただきました。

――六本木のスヌーピーミュージアムを開館する際には、スヌーピーのかわいい部分だけでなく、「コミック」の面白さ、作品に込められているテーマを、より多くの人に知ってもらいたいと話されていましたが、『PEANUTS HOTEL』の役割については、どのように考えていますか。

渡邉:『PEANUTS Cafe』と同様に、『ピーナッツ』のファンではない方でも、ホテルの居心地の良さやスタイリッシュな雰囲気に惹かれて、滞在していただいた結果、『ピーナッツ』の世界観に触れて、スヌーピーを始めとするピーナッツ・ギャングたちを好きになってもらえたらとうれしいですね。『ピーナッツ』が皆さんの暮らしに溶け込むような、「Peanuts in Daily Life」をテーマに、作品のすばらしさをもっとたくさんの方に知っていただきたいと考えています。

――PEANUTS HOTELの場所として神戸を選んだわけは?

渡邉:これもポトマックさんからのご提案です。リノベーションできる良い物件があったというご縁に加えて、今年は『ピーナッツ』が日本に上陸してから50周年ですが、黎明期からのライセンシーであるファミリアさんの本社が神戸にあり、『ピーナッツ』が最初に日本に根付いた土地であると考えると、相性が良いのではないかという話になりました。

PEANUTS HOTEL 外観

――泊まってみたいという人たちに向けて、ぜひ渡邉さんの個人的なおすすめの部屋を教えてください。

渡邉:やっぱり一番広くて、ラグジュアリーな空間のRoom61ですね。テラスも付いていて、あの部屋はどなたでも幸せを感じいただける空間になっていると思います。あとは、壁一面にヴィンテージグッズが並んでいるRoom63もおすすめです。アイテム1個1個を見ていたら、楽しくて時間が経つのも忘れてしまうと思いますよ。

――最後にオープンを心待ちにされている皆さんにメッセージをお願いします。

渡邉:『スヌーピーミュージアム』と同様に、『PEANUTS HOTEL』も『ピーナッツ』の世界観を体験していただく場をご提供していきます。スヌーピーたちに囲まれながら、ここでしか体験できない時間をお楽しみいただければと思います。

特集第2回では、「IMAGINE」をコンセプトにした4Fから、注目の2部屋の写真をふんだんに掲載した記事をお届け。お楽しみに!

PEANUTS HOTEL

〒650-0004
兵庫県神戸市中央区中山手通1-22-26

公式サイト(新しいタブで開く)

ご予約に関する詳細(新しいタブで開く)

© 2018 Peanuts Worldwide LLC

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