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連載Cocotame Series

50年の歩み~meets the 50th Anniversary~

『サッポロ一番 みそラーメン』をもっと美味しくいただくためのアレンジレシピ

2019.02.07

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ソニーミュージックグループが設立してから50年という節目に、同じく50周年を迎える企業、ブランド、商品の歴史を紐解くことで、「時代」を浮き彫りにする連載企画。

今回、お伺いしたのは、「サッポロ一番」でその名を知られるサンヨー食品。そして、50年の歩みを紐解くのは、多くの人が一度は食したことがあるであろう、袋麺市場の超スタンダード商品『サッポロ一番 みそラーメン』だ。

シリーズ最終回は、Cocotame編集部と町中華探検隊副長として知られるフリーライター・下関マグロさんが、『サッポロ一番 みそラーメン』をもっと美味しくいただくためのアレンジレシピを考案し、披露する!

<レビュアー>

●担当フリーライターY
40代独身貴族。父の代から自宅の袋麺は『サッポロ一番 しょうゆ味』一本。実はこの企画をやるまで『みそラーメン』はほとんど買ったことがありませんでした。

●Cocotame 編集者I
40代2児のパパ。食べ盛りの子どもたちのために磨いてきた料理の腕が、『サッポロ一番 みそラーメン』相手に炸裂する!!

●下関マグロさん
地元の大衆的な中華料理店(=町中華)の研究グループ「町中華探検隊」の副長としても活躍中のフリーライター。詳しいプロフィールは記事の最後に。

季節を感じさせるWinter&Summerレシピ

ライターY考案レシピ①
★ほっこり身体が温まる『サッポロ一番 “豆乳”みそラーメン』

【材料】
サッポロ一番 みそラーメン:1袋
キャベツ:2枚
ソーセージ:2本
ホールコーン:大さじ2杯
豆乳:200ml
パルメザンチーズ:お好みで

【作り方】
1. 土鍋で豆乳を加熱(弱火〜中火でジワジワと)。沸騰直前で火を止めて粉末スープを入れて混ぜ合わせる。

2. 500mlの水でキャベツ(ざく切り)、ソーセージを茹で、さらに麵を投入。2分30秒ほど茹でたら、お湯を切って1の土鍋に入れる。

3. 味をなじませるため、弱火で30秒ほど煮込む。4. ホールコーンを盛り合わせて完成。こってり感がほしい人はパルメザンチーズをお好みで。【Cocotameスタッフの食レポ!】ライターY:もうひとつのレシピのつけ麺が夏向けということで、冬向けのレシピを考えてみました。味噌と豆乳って相性抜群だと思うんですよね。ポイントは面倒くさいんですけど、麵を別の鍋で先に茹でること。いきなり豆乳に麺を入れてしまうとうまくほどけないんですよね。ただ、麺を茹でるお湯で具材も一緒に茹でるのでその分の手間は省けます。麵のゆで時間はお好みで良いんですが、少し緩い方が美味しいと思います。

編集I:僕は、これチーズをたくさんかけて食べるのが好きですね。チーズと味噌のコクが舌に残って味に深みを感じます。それと、個人的にはラーメンとソーセージの相性の良さに驚きました。子どもの頃からソーセージがトッピングされて出てきたことがなく、盲点と言えるほど美味しかったです!

下関:やさしい味ですね。すごく落ち着きます。それに、これはいろいろアレンジのしがいがありそう。七味で辛くしてあげても良いし、カレー粉を入れてみるというのもアリだと思いますよ。あっさりさせたいなら、野菜で水菜なんかをトッピングしてみてもいいのではないでしょうか。

ライターY考案レシピ②
★ツルッと食べられる『サッポロ一番みそ“つけめん”』

【材料】
サッポロ一番 みそラーメン:1袋
ゆで卵:1/2個
キュウリ:1/4本
キムチ:1つまみ
すりごま:少々

【作り方】
1. まずは付け合わせの具材を調理。今回は、彩りを考えて、ゆで卵、キュウリ、キムチとした。お好みでどうぞ。

2. 『サッポロ一番 みそラーメン』を茹で、4分経ったら水で締める。冷水で締めると麵が固くなるので、ちょっと長めに茹でるのがコツです。お皿に盛ったらすりごまをふりかけ、1で調理した具材を盛り付ける。

3. ゆで汁でスープを溶いてつけ汁に。つけ汁の味の濃さはお好みで。【Cocotameスタッフの食レポ!】ライターY:麵に味噌と醤油が練り込まれているなど、さまざまなこだわりを盛りこんだ『サッポロ一番 みそラーメン』の麵を主役に考えたレシピです。つけ汁は、ラードが溶け出したゆで汁で作るのがポイント。麺のゆで汁ではなく、新しいお湯で作るとちょっと尖った味になっちゃうんですよね。具材にキムチを選んだのは、サンヨー食品広報の水谷さんのおすすめです。

編集I:確かにキムチと『サッポロ一番 みそラーメン』の相性は抜群ですね。夏場とか暑いときにはピッタリかも。キュウリはお好みで白髪ネギとかにしてあげても良いのではないでしょうか。

下関:半分くらい食べたところでつけ汁に付属の七味を混ぜてあげると、少しピリッとしてもっと箸が進みますね。今回のレシピではすりごまを麵の方にふりかけていますが、これはスープの方にして、麵には刻み海苔とかをふりかけるのもアリだと思いますよ。

一度で二度美味しい! 味変レシピ

Cocotame編集部I考案レシピ①
★ピリリと辛い! 『“火鍋風”サッポロ一番 みそラーメン』

【材料】
サッポロ一番 みそラーメン:1袋
ごま油:大さじ1
花椒(ホァジョー):少々
クコの実:少々
白菜:大きい葉1枚
シイタケ:1つ
ニラ:1/6束
長ネギ:1/3本
粉唐辛子:少々
バター:お好みで

【作り方】
1. 土鍋にごま油を注ぎ、花椒とクコの実を炒める。花椒は入れすぎると舌が痺れるので、最初は少なめがおすすめ。しっかり香りが立ったら水500mlを投入。2. 沸騰したら具材(白菜、シイタケ)を入れて更に茹でる。白菜に火が通ったところで一度火を止め、粉末スープと七味スパイスを入れて混ぜる。3. 麵を入れて3分、茹でる。4. 麺の茹で上がり1分前にニラと長ネギをトッピング。最後に粉唐辛子とバターを1片のせて完成。【Cocotameスタッフの食レポ!】編集I:最近、個人的にハマっている火鍋の作り方を応用したレシピです。『サッポロ一番 みそラーメン』は、醤油の風味も効いているので、火鍋風にアレンジしても美味しいんじゃないかな、と。……どうですか?

ライターY:作り方は簡単なのに、見た目が豪勢で良い感じですね。そして、香りが最高です。あと、火鍋風からあえて外したバターが良いアクセントになっていますね。マグロさん、中華料理にバターってどうなんですか?

下関:いや、聞いたことがないですね。でも、確かに合っている! ちなみにラーメンにバターというと「どさん子ラーメン」が有名ですが、あれは北海道発のアイデアではなく、東京の人が「北海道と言えばバターだろう」と始めたものなんです。今では北海道でも入れるようになっていますけどね(笑)。そして、みそ+バターをやるのであれば、ぜひモヤシを加えてほしい。絶対に合いますよ!

編集I:いや、実はモヤシは入れようと思っていたんですよね。ただ、一人鍋のサイズだと具材が多すぎるかなと思って。次作る時は試してみようと思います。そして、このレシピはこれで終わりじゃないんです!(次のレシピにつづく)

Cocotame編集部I考案レシピ②
★火鍋風ラーメンの〆の逸品『サッポロ一番 みそ“おじや”』

【材料】
ピリリと辛い! 『サッポロ一番 “火鍋風”みそラーメン』の残り汁
ご飯:1/2〜1膳
とろけるチーズ:お好みで
ガーリックチップ:お好みで

【作り方】
1. 先に紹介した「ピリリと辛い! 『サッポロ一番 “火鍋風”みそラーメン』の残り汁」にご飯とガーリックチップを入れて再加熱。2. ぐつぐつしてきたらそこにチーズを投入。とろけるまで加熱し続ける。3. 最後にガーリックチップを再度投入。【Cocotameスタッフの食レポ!】編集I:コツは、ガーリックチップをご飯を入れるときと、食べる直前の二回に分けて投入すること。こうすることでしっかりしたニンニクの香りと味わい、そしてチップの食感を楽しめるようになります。

ライターY:スープを使ったおじやですが、先ほどの鍋ラーメンとはまるっきり世界観が変わりますね。味噌ラーメンを火鍋風に仕上げた上にバターをのせて、さらにそこにチーズとガーリックって、味がまとまらないんじゃないかと思っていたら、想像以上に渾然一体となっています。これは美味い!

下関:味噌とチーズがすごく合いますよね。さすがは発酵食品同士、相性抜群です。スープに隠れている花椒のシビれる感じも気に入りました。これは美味しいですよ! さらに万能葱とか散らしてあげると彩りもついて、より良くなるんじゃないでしょうか。

町中華の名作レシピを下関マグロさんがアレンジ!

下関マグロ考案レシピ①
★タバスコはたっぷりがおすすめ! 『“イタリアン風”サッポロ一番 みそラーメン』

【材料】
サッポロ一番 みそラーメン:1袋
ベーコン:大1枚
トマト:中1個
とろけるチーズ:1枚
オリーブオイル:大さじ1杯
バジルソース:大さじ1杯
ドライバジル:適量
塩・コショウ:適量
タバスコ:お好みで

【作り方】
1. ベーコンをオリーブオイルで炒め、そこに賽の目状にカットしたトマトを投入。塩・コショウで味を調える。2. 『サッポロ一番 みそラーメン』を400mlのお湯で調理(通常は500ml)。3. できあがったら、2の上に1を盛り付けし、さらにチーズを載せる。チーズの上にはドライバジルを、トマトの上にはバジルソースをトッピング。【Cocotameスタッフの食レポ!】下関:このレシピは大崎にある平和軒という町中華で出しているトマト麵を参考にしました。ふだんからよく作っているレシピなんですが、今回はせっかくこういう場で発表するので、バジルをトッピングするという新アイデアを試しています。ポイントはトマトから出る水分でスープが薄まる分、湯を少なめにして作ることです。

ライターY:バジルソースの風味が効いてますね。しかもそれでいてちゃんと味噌ラーメンになっているのがすごい。そして、しっかり加熱されたトマトがすっごく美味しい!

下関:トマトをベーコンの旨味が染み出したオリーブオイルで炒めることで、旨味が増すんですよ。今回は丸ごとひとつ使っていますが、お好きな人はもっと入れてもいいかもしれません。スープが余ったらリゾットにしてもいいんじゃないかな。

編集I:これ、パスタ感もありますよね! そして、お好みでタバスコをかけるということですが、これもナイスアイデア! タバスコはメキシコが発祥なので、イタリアンではないですが、日本人はイタリアン=タバスコが染みついてますからね。よりイタリアンに感じます。それと、これは醤油味や塩味ではなく『サッポロ一番 みそラーメン』の強い味わいがあってこそ成立するように思いました。

下関マグロ考案レシピ②
★ヌルッと新食感がたまらない! 『サッポロ一番 “とろろ”みそラーメン』

【材料】
サッポロ一番 みそラーメン:1袋
モヤシ:袋半分
ニラ:1/6束
ニンジン:1/3本
長ネギ:1/4本
シメジ:数本
長芋:100g
チャーシュー:2枚〜お好みで
中華うま味調味料:適量

【作り方】
1. フライパンにサラダオイルを入れて、チャーシューを焼き、モヤシ、ニラ、ニンジン、長ネギ、シメジを入れて炒める。火が通ったら中華うま味調味料で味を調える。2. 通常の手順で『サッポロ一番 みそラーメン』を作り、その上にすりおろした山芋をのせる。3. 最後に1を盛りつける。【Cocotameスタッフの食レポ!】下関:こちらのレシピは神楽坂にある龍朋(りゅうほう)という町中華がだしている「とろろラーメン」を参考にしました。ぜひ、ズルズル言わせて食べてください(笑)。

編集I:もう、麵を箸に取ったところから違いますよね。そして、思ったよりもとろろが味の邪魔をしないのに驚きました。ズルズルすするように食べる食感が楽しい!

ライターY:このヌルっとした食感は新しいですね~。こんなの食べたことないですよ。野菜もしっかり取れるしヘルシーなのもポイントですね。

下関:そう、大事なのは野菜なんです。モヤシなどシャキシャキした食感の野菜をたくさん使ってください。それによってとろろの食感がさらに際立ちますから。あと、このレシピは『みそラーメン』だけでなく、『しょうゆ味』や『塩ラーメン』にもピッタリあいますよ。ぜひお試しください。

Cocotame編集部が考案した6つのレシピはいかがだっただろうか。味の好み、食材の好き嫌いはあれど、今回作ったレシピはどれも『サッポロ一番 みそラーメン』の美味しさを、より際立たせるものばかり。気になるものがあれば、ぜひ一度お試しあれ!

<下関マグロ プロフィール>

山口県下関出身のフリーライター。1958年生まれ。ビジネス系からアンダーグラウンド系まで幅広い媒体での執筆実績あり。昭和の香りが漂う地場の中華料理店を研究・記録する「町中華探検隊」では副長を務め(隊長はフリーライターの北尾トロ氏)、テレビ朝日制作の番組『ぶらぶら町中華』や、雑誌『散歩の達人』連載などで、その研究成果を報告している。2018年9月には、著書『町中華とはなんだ』(著:北尾トロ・下関マグロ・竜 超/角川文庫)が文庫化された。

連載50年の歩み~meets the 50th Anniversary~

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