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芸人の笑像

SMA芸人の頂点を目指して。『第14回SMAホープ大賞』注目5組による決勝直前座談会【番外編】

2020.12.28

テレビのバラエティ番組やお笑い賞レースなどで存在感を見せる芸人を数多く擁するソニー・ミュージックアーティスツ(以下、SMA)。そんなSMA所属芸人たちの頂点を決めるのが、毎年年末に行なわれている『SMAホープ大賞』。2020年12月30日に初のオンライン開催となる第14回大会を前にして注目5組が集結。優勝に向けての意気込みを聞いた。

  • マツモトクラブ

    Matsumotoclub

    1976年6月8日生まれ。東京都出身。

  • ギフト☆矢野

    Gift Yano

    1980年6月5日生まれ。岐阜県出身。

  • 本間キッド(や団)

    Honma Kid

    1982年12月23日生まれ。埼玉県出身。

  • たけし(ゆうきたけし)

    Takeshi

    1984年11月16日生まれ。岐阜県出身。

  • ロックキッズ太朗(ズンズンポイポイ)

    Rock Kids Taro

    1985年1月14日生まれ。大阪府出身。

それぞれの芸風とキャラクターを自己&他己紹介

──第14回となる『SMAホープ大賞』決勝大会が迫ってきました。12月30日18時からオンライン配信されますが、本日は決勝進出確実と言われている、マツモトクラブさん、ギフト☆矢野さん、や団さん、ゆうきたけしさん、ズンズンポイポイさんの5組の代表に集まっていただきました。まずは各組のご紹介をお願いできますか?

ズンズンポイポイ・ロックキッズ太朗(以下、太朗):僕らズンズンポイポイは、コントが主軸でたまに漫才をやっているコンビです。芸風は……よく独特と言われてまして、アニメや漫画などのサブカルネタが多いですね。

ズンズンポイポイ。ロックキッズ太朗(左)、THE小野(右)。

マツモトクラブ:変な人が出てくるお話が多い。

ギフト☆矢野(以下、矢野):名付けるなら、2.5次元コミカルお笑いコントですかね。すごくアニメっぽい。

や団・本間キッド(以下、本間):そうですね。相方のTHE小野がすごく気持ち悪い世界観を作っているんですが、太朗の清潔感がえげつないので、変なことも面白いと受け入れられちゃうのがいいですね。

ゆうきたけし・たけし(以下、たけし):僕らゆうきたけしは、相方(ゆうき)の行動に翻弄されて、僕が悔しがるというコントをやってます。

ゆうきたけし。ゆうき(左)、たけし(右)。

太朗:僕らとゆうきたけしさんは、以前は大阪吉本にいた同士なんです。当時からライブでご一緒する機会があったんですね。で、たけしさんはよく女装されるイメージ(笑)。キレイな女性と気持ち悪い隣人を演じさせたらめちゃくちゃ面白いですし、最近はたけしさんの悔しがり方の一撃が強烈ですね。

本間:たけしさんは、不幸にさせたら世界一面白い人。右に出る者はいないでしょう。

矢野:ほかの人だったら笑えない気持ち悪さがあるよね。ゆうきたけしにしかできないコントをやってますね。

マツモトクラブ:名付けるなら、“なんでだ系悔しがりコント”かな。

──本間さんが所属するや団は、2019年の『第13回SMAホープ大賞』で優勝されましたね。

や団。ロングサイズ伊藤(左)、本間キッド(中央)、中嶋 享(右)

本間:や団の芸風としては、僕が狂人と異常者に振り回されるコントなんですけど、今年はディフェンディングチャンピオンなので。まぁ、パーフェクトコメディアンと呼んでいただいて構わないかなと!

マツモトクラブ:決勝に残れればですけどね(苦笑)。

太朗:や団は、本間さんがネタを書いて、中嶋(享)さんが趣味のラーメンを食べ歩いてて、ロング(ロングサイズ伊藤)さんが趣味のパチンコに行っていて……。本間さんがひとりでストイックにすごく頑張られているイメージです(笑)。

たけし:本間さんのやる気と人間味がすごい。本間さんの趣味はTシャツ集めですけど、よくそれをやっている暇があるなと。

矢野:確かにね。や団と僕は付き合いも長いんですが、本間くんは本来は暴れたい人だけど、最近は周りに暴れさせて最後を締めるスタイル。そのぶん、ネタ以外では大暴れするので、僕らの芸人魂に火をつけてくれますね。みんなの愛されキャラですよ。

マツモトクラブ:そんなや団をひと言で言うなら、“ヤバイTシャツコント屋さん”ですかね。設定がしっかりしてて、ほかのトリオならもっと静かに展開しそうなネタでも、力強くて勢いがある。あと、ロングさんの魅力を僕は最近再認識してます。デカくて不思議なオーラをまとってる。早く花開いてほしいな。

本間:そうなんですよね。オーディションでテレビ局に行ったとき、ロングがすごい大物感を出して廊下に立ってたら、前を通った某有名アーティストグループのメンバーが次々「おはようございます」と挨拶してましたからね(笑)。

──ギフト☆矢野さんは、『ホープ大賞』の第1回から出場されている大先輩ですね。

ギフト☆矢野

矢野:いや~、SMAの期待のホープ! 褐色の男性、ギフト☆矢野です! 僕は最近、形態模写、物を真似することをよくやってますね。

太朗:矢野さんは、僕のなかでゴッド・オブ・エンタテイナー。子どもたちが手を叩いて喜ぶネタがたくさんありますからね。

たけし:そう。コメディアンという言葉がこんなに似合う人はいないですよ。常にくすぐりつづけてくれる人。それが必ずしも、爆笑を取るかどうかはアレですけど(苦笑)。

本間:でもとにかくキレはすごいです。うちの先輩に“野田ちゃん”さんというピン芸人がいるんですが、その方がマイケル・ジャクソンのDVDを見てるときに、「マイケル・ジャクソンの動きって、矢野くらいキレあんな」とおっしゃってましたから!

一同:(爆笑)

本間:単独ライブ2デイズのタイトルが『ヒトリでフタリ。~恋の日と愛の日~』で、1日目が『恋の日』、2日目が『愛の日』って言っちゃう、そのセンスもすごい。

矢野:2年前の単独なのに、いまだにハリウッドザコシショウさんから「愛の日、恋の日ってサムいな!」っていじられてます(笑)。

マツモトクラブ:矢野さんのキャッチコピーは“褐色の男性”ですけど、おじさんなのに愛とか恋とか少年っぽいことをやっている。そこに青春を感じてしまうんですね。だから本当は褐色の男性じゃなくて“褐色の少年”ですね。

──マツモトクラブさんも『SMAホープ大賞』決勝大会の常連メンバーです。

マツモトクラブ

マツモトクラブ:でもまだ優勝はできてなくて。僕はほとんどのネタで、事前に録音した音声を使っていて、その音声と会話したり、心の声がスピーカーから出てくるといったようなネタをやってきてますが、そろそろ音を使わないネタにもチャレンジしていきたいなと最近は思ってますね。

太朗:マツクラさんはイケメンやのにあんなに面白いことができるなんて、神様はなんて不公平な! と思いますよね。まるで短い映画を観てるみたいでほっこりするんですが、意外と下ネタもお好きで(笑)。それも面白いです。

たけし:ほんとにマツクラさんは、演技力も表現力もすごいですよね。僕らがネタ作りで悩んでいるときも、マツクラさんに聞けば何でも答えてくれそうで。見せ方が天才だと思います。

本間:単純に、音と完璧に掛け合えるネタというのは、本当にすごい。ライブのときも、出番前はイヤホンしてずっと練習されていますからね。今年、ライブで久しぶりに会ったらすごくうれしくなっちゃって、出番直前までマツクラさんとしゃべってたんですよ。そしたら、本番ちょっと音と声がずれてました(笑)。悪いことしちゃったなぁ!

矢野:なるほど。『SMAホープ大賞』でマツクラさんに勝ちたいと思ったら、出番前に話しかければいいんだな! マツクラさんのコントの世界は、まるで東京ディズニーランドにいるような感覚にしてくれる。なので……今日から“千川ディズニーランド”と呼びたいですね(笑)。(※SMAの常設ライブハウス“Beach V(びーちぶ)”の最寄り駅は有楽町線・千川駅)

『SMAホープ大賞』はSMA芸人の1年間の集大成

──皆さんはこれまでもさまざまな賞レースに挑戦されていますが、『SMAホープ大賞』は、なかでもどういう存在ですか?

太朗:僕らにとってはいろいろな賞レースで勝ち抜いている方に勝てる、年に一度のチャンス。名誉ある戦いですね。特にピン芸人の皆さんとは、賞レースで一緒になる機会はそうそうないし、大先輩方と一戦交えることができる、ありがたい機会です。

矢野:なるほどね。太朗ちゃんは若手目線からそう感じていると。僕の場合は過去13回、1回だけインフルエンザで出られなかった以外は、全大会参加させてもらってるんですよ。そこで思うのが……この大会は、SMA全体、この5組がいるNEET Projectと、もっと若手がいるHEET Projectの芸人がごっちゃになって戦う珍しい機会なんですね。

──定期ライブは、NEET Project、HEET Projectそれぞれに分かれてライブを開催し、上位5組が上のランクに上がっていくというシステムなので、両Projectが一同に会する機会もないですね。

矢野:そうなんです。だから、決勝の前の予選大会からヒリヒリしてて、勝ち上がりにくかったりするんですよ。NEETの芸人は、「HEETに負けられるか!」というプライドもありますし、予選で初めて会う芸人もいる。この大会内での勝負なので、その年の活躍とは関係なく勝つ人もいる。ヒリヒリしている先輩たちを見られるという意味でも、すごく面白い大会ですね。

マツモトクラブ:毎回準決勝や決勝のエンディングでは、ステージ上にSMA芸人がずらりと並んだ前に矢野さんが出てきて、熱いことをしゃべったあと「なぁみんな!」と呼びかけるんですけど、それを全員が無視するという光景も見どころです(笑)。

太朗:この大会は、予選のグループ分けも完全にやらせなしの抽選なので、毎回ドキドキしますしね。

マツモトクラブ:まぁこの記事が出るころには決勝大会出場者が決まっているはずなので、このなかの誰かが出てない可能性もある。もしそうなったら、「※〇〇〇は敗退しました」と書かれる可能性も……。

一同:あぁ~~~!

座談会に参加した芸人で「ホープ大賞」の発音リレー!

──ネタ選びも難しいですよね、予選、準決勝、決勝の3回にどれをやるか。

マツモトクラブ:そうなんですよ。お客さんも予選から熱心に見てくれている方が多いので、同じネタをつづけてやってもウケない。あえて決勝まで新ネタを温存しておいて優勝した人たちもいますし。

本間:我々や団が2019年に優勝したときは、12月の頭にたまたまできた新ネタが良かったので、定期ライブでもあまり見せずに隠しといて、決勝で出した。それが、結果良かったということがありましたからね。

矢野:普通は怖くてできないけどね。ライブでお客さんの反応を見ておきたいから。

たけし:そうですよね。僕らは2019年決勝ではトップバッターで。トップバッターというのは勝ちにくい順番なので、とにかく自分たちが一番好きなネタで勝負したら、3位になれた。あれは気持ち良かったですね。SMAはネタを頑張って人ばかりなので、そんな人たちのなかで勝てることにまず価値がある。そういえば2020年の正月、大阪時代の先輩に年始の挨拶を送ったら、「頑張ってるみたいやな、3位やったんやろ?」と返事が来たんです。

一同:おおぉ!

たけし:大阪まで『SMAホープ大賞』の話題が届いてるんだと知って、めちゃめちゃうれしかったです。

SMA所属芸人によるガチンコネタバトル!絶対に負けられない!

初のオンライン配信。全国の方にSMA芸人の存在を知ってほしい

──先日の『M-1グランプリ』で4位になった錦鯉も、12月30日の決勝大会に出演します。ますます『ホープ大賞』の注目度が上がりますね。今年はオンライン開催なので、皆さんの芸を全国に届けるチャンスでもあります。

太朗:はい、気合いが入りますよね。僕ら、YouTubeで『ズンズンポイポイのけんかラジオ』というのを配信してるんですけど、そのリスナーを通称“毒人間あだち”と呼んでいるんですよ。

一同:はぁ?

太朗:意味はまったくわからないんですけど(苦笑)。その、毒人間あだちの方々から「今年も決勝に行ってほしい」とメッセージをいただいているので、毒人間あだちの繁栄のためにも、頑張りたいと思います!

たけし:僕らは自分たちのファンのことを“ファン”と呼んでいるんですけど……。

本間:だろうな(笑)!

たけし:とにかく全力でネタをやるしかない。どれだけ全力かは、ネタ中の僕の握りこぶしの力の入りようを見てもらったら、わかってもらえると思います。なので、ぜひ手に注目してほしいです(笑)。このご時世、いろんな悲しいことがあると思いますが、あなたより不幸な人間をやらせてもらいますので、ぜひ決勝大会、見てください!

本間:僕らもですね、僕らのファンの人のことは……え~と……“薬人間すみだ”と呼ぼうかと思ってるんですけど(笑)、や団は2019年優勝させてもらって今年は2連覇がかかってるんです。なので、配信という新しい環境でも優勝したい。2連覇したことがあるのは錦鯉さんだけなので、多分、伝説の始まりになると思う。この大会は見ておいたほうがいいと思いますよ!

矢野:言うなぁ(笑)。で、僕のファンは……。

太朗:なんかヘンな流れ作っちゃってすみません! まだつづくんですか!?

矢野:ふふふふ。まぁギフトだけに、“贈られたい人間せたがや”ですかね。

本間:ゴロが悪い(笑)。

矢野:真面目な話をするとですね、2021年からの『R-1グランプリ』の参加資格が変わってもう出場できなくなったこともあり、僕を応援してくれる方は、「ぜひホープ大賞で優勝を!」と言ってくださっています。2020年は、“贈られたい人間せたがや”(?)の皆さんともなかなかお会いできない1年になってしまったので、2021年に弾みがつくいい舞台で終われたら。この大会でピン芸人が優勝したのは過去に一度だけなので、ぜひ今年はあのでっかいトロフィーに名前をくくりつけたいですね! なぁみんな!

一同:……。

矢野:仲間ゼロ! よーし、いい感じだ(笑)!

マツモトクラブ:え~、僕はファンの方を普通に“ケント・デリカット”と呼んでるんですけど……。

太朗:すみません、僕のせいです。もう勘弁してください!

マツモトクラブ:いやほんと、さっき矢野さんがおっしゃったように、2020年はコロナの影響でなかなかライブができなかった。今回は決勝がオンライン開催なので、日頃、びーちぶとSMA芸人を愛してくださっている皆さんにはもちろん見ていただきたいし、全国の方にも僕らの存在を知ってもらいたい。そこでぜひ、ふたり目のピン芸人チャンピオンになれたらいいなと。

矢野:2021年1月6日まで、大会映像のアーカイブは残るので、年末年始は『SMAホープ大賞』で大笑いしていただければうれしいですね。

優勝、準優勝芸人はトロフィーにその名が刻まれる。いざ決戦へ!

 

文・取材:阿部美香
撮影:荻原大志

関連サイト

第14回SMAホープ大賞~決勝~チケット情報
https://eplus.jp/sf/detail/3349920001
※12月30日(水)18時より配信。2021年1月6日(水)まで視聴可能
 
マツモトクラブTwitter
https://twitter.com/nationaldog
 
ギフト☆矢野Twitter
https://twitter.com/gift44yano
 
本間キッドTwitter
https://twitter.com/yadan_honmakid
 
たけしTwitter
https://twitter.com/takeshi1116
 
ロックキッズ太朗Twitter
https://twitter.com/zp_rk

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