人気急上昇「劇団番町ボーイズ☆」とはどんな演劇集団? 木原瑠生・織部典成・矢代卓也に聞く!

今年春、福岡・大阪・東京の3都市で大きな反響を呼んだのが、「劇団番町ボーイズ☆×10神ACTORコラボ公演 舞台『クローズZERO』」だ。「劇団番町ボーイズ☆」(以下、番町ボーイズ)は、ソニー・ミュージックエンタテインメントが主宰する個性派演劇集団。現在は、15名のメンバーが所属しており、さまざまなオーディションから選抜されたメンバーが集結して、新しい舞台表現を目指して日々チャレンジを続けている。

そんな番町ボーイズは、芝居、歌、ダンスなど、さまざまなジャンルのパフォーマンスに長けたメンバーが集まり、個人活動が盛んなのも大きな魅力だ。そこで今回は、劇団から派生したダンスボーカルユニット「銀河団」のメンバーであり、2019年8月に行なわれる「劇団番町ボーイズ☆NEXT 第1回公演『壬生狼ヤングゼネレーション』」のメインキャストを務める織部典成、木原瑠生、矢代卓也の3人に、彼らの目指すものを聞いた。

演劇・歌・ダンスとマルチな才能を持つメンバーが集結

──まずは、皆さんが所属している番町ボーイズが、どんな劇団なのか教えてもらえますか?

矢代:番町ボーイズは、俳優活動を軸にマルチな活動をしながら劇団として活動していて、僕たち3人も番町ボーイズとは別に「銀河団」というダンスボーカルユニットで活動中です。

織部:番町ボーイズ結成時は、演劇をやりたい人たちだけではなく、歌やモデルなど色んなオーディションを受けて集まった人たちで結成されました。そこからメンバーの入れ替わりもあり、今の形になっています。

織部典成(おりべ よしなり)

ニックネーム:よし
生年月日:2000年8月18日
大阪府出身の18歳。趣味は、音楽・映画鑑賞とゲーム、筋トレ、人間観察。特技はサッカー、ダンス、空手で、スポーツを得意とする。特に、サッカーは小中学校にかけて6年取り組み、空手は黒帯初段の持ち主。2019年秋に公演予定のハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」では山口忠 役での出演が決まっている。

 

──だから個性派劇団と呼ばれているんですね。ところで、皆さんが番町ボーイズに加入したきっかけは?

木原:僕は、歌のオーディションがきっかけです。2016年に劇団の候補生になって、2017年から正規メンバーになりました。初舞台は2016年12月の『第5回本公演スイーツボーイズ1st「甘くはないぜ!」』でしたが、当時は芝居のことが全然分からなくて苦労しました。

それまで役者になろうとは全く考えていなかったんですが、去年の『第11回本公演「眠れない羊~番町ボーイズ☆の場合~」』で、いろんな先輩方と触れ合うなかで、やっと芝居の面白さが分かってきた感じです。歌も芝居もお互いに影響しあう部分があると分かって、番町ボーイズに入って良かったなと心から思いました。

織部:僕は(木原)瑠生くんと同期加入だったんですが、もともとは大阪でサッカーのプロを目指していたんです。でも中学2年生のときに、現実が分かって……(苦笑)。そこから、将来どうしようかなと考えていたとき、昔からテレビが大好きで目立ちたがり屋だった自分がいて、芸能界にも足を踏み入れてみたいと思ったのがきっかけでした。

そして、知り合いからソニーミュージックのオーディションを紹介してもらって、番町ボーイズに入ることになり、子どもの頃からダンスをやっていたので、銀河団にも所属させてもらうようになりました。その両方を経験するうちに、僕も芝居の面白さに気づいて、これから俳優としてもっと活動の幅を広げていけるように頑張りたいなと思っています。

──演劇にはどんな面白さがあります?

織部:とくに舞台は、自分ができないことが壁として立ちはだかってくるんですが、稽古を重ねてそれを乗り越えていくところですね。でも乗り越えた先には、また新しい壁があって、その繰り返しが面白いと感じます。

──矢代さんいかがですか?

矢代:僕もこのふたりと同じで、入り口は俳優ではなかったんです。僕は中学3年で「smart」というファッション誌のモデルオーディションを受けたんですが、そこでソニーミュージックのスタッフさんからレッスンを受けてみないかと誘っていただいたのがきっかけです。当時は勉強を重視していたんですが、2015年から番町ボーイズの舞台を経験させてもらって、意識が変わっていきました。世界が広がった気がします。

矢代卓也(やしろ たくや)

ニックネーム:たくや
生年月日:1999年7月9日
千葉県出身の19歳。趣味はサイクリングで、特技はサッカーのリフティング。番町ボーイズでの活動のほかに、ミュージカル『テニスの王子様』 3rdシーズン 六角中学・葵剣太郎役(東京・大阪・愛知・宮城・福岡・上海)などに出演。

 

織部:みんな違う入り口から番町ボーイズに入り、目指しているものも少しずつ違う。でも、どこかで「もっとビッグになりたい、芸能の世界で上を目指したい」という気持ちが重なっているからこそ、一緒に続けていけるんだと思います。

個性が全員バラバラだからこそ、良いチームワークが生まれる

──ではプライベートでは、皆さんどんな方なんでしょう? せっかく3人いるので、他のおふたりからもうひとりを紹介してもらえたら。まず、木原さんはどんな人柄ですか?

織部:銀河団のリーダーで、周りをすごく見てくれていて、的確なアドバイスをくれます。性格は……きっと体のどこかにスイッチがあって、そのオンオフがはっきりしていますね。

矢代:僕からすると、気分屋なんですけど(笑)、テンションが高いときと低いときがはっきりしているので、それがすごく良いんです。ずっと冷静だと、「本当は何を考えているんだろうな?」と思っちゃいますけど、気持ちが真っ直ぐだから、思ったことが素直に顔に出る。だから、僕らも顔色をうかがわなくて良い。すごく良いリーダーだと思います。

木原:……それって、褒められてるのかな(苦笑)。

矢代:褒めてるよ。表裏がないってことだから!

織部:そして、瑠生くんの一番凄いところは歌唱力。歌声なら銀河団はどこにも負けない。さすが僕らのメインボーカルだなって思います。

──矢代さんはどんな方ですか?

織部:卓也くんは、自分で自分をよく分かっているんですよね。それが、芝居やパフォーマンスにも出ていて。まぁ、一言でいうとナルシストかな(笑)。

矢代:あれ、急に方向性が変わったけど?(笑)

織部:いや、そこが良いところなんだよ。常に、人から自分がどう観られているかを意識できてるってことだから。こういう仕事には大切でしょ!

矢代:今思えば、学生時代もナルシストだって言われていた気がするよ(笑)。

織部:それにすごく“不思議ちゃん”。

木原:分かる、分かる(笑)。

織部:全員集合するとき、さっきまでいたのに急に姿を消すんですよ。いつもどこ行ってるの?

矢代:たぶん、ひとりの時間が好きなのかな。『クローズZERO』のときも、休憩時間に客席で音楽を聴いていたり、舞台の袖で寝転がっていたりは、よくしてましたね。

木原:でも、そういうマイペースなところも、卓也だから良いんだよね。

織部:そして、好きなことはとことん追求するストイックさがあるよね。K-POP が好きだから、そういうダンスの提案をしてくれたり。あと面白いのが、突拍子もないボケをかましてくるところ!

木原:普段は静かだから、たまにボケるのが面白いですね。そんなところに僕ら癒されてます。

木原瑠生(きはら るい)

ニックネーム:るい
生年月日:1998年9月15日
東京都出身の20歳。趣味は音楽鑑賞で、野球、歌、ピアノが特技。個人の活動では、今年2月に公演された『舞台「イケメン戦国 THE STAGE 上杉謙信編」』で徳川家康役を演じ、好評を博した。

 

──織部さんはどんな方ですか?

木原:ヨシは、放っておいても自分で考えて行動できる人ですね。やりたいことが明確にあるのが分かる。銀河団の活動でも、リーダーの僕が細かいことを言わなくても進んでいってくれるので、有難いです。

矢代:番町ボーイズでも銀河団でも最年少なんですけど、自分をしっかり持っていて、18歳とはとても思えない。その上、人付き合いがとても上手。社交辞令じゃなく、素直にスッと相手の懐に入っていけるところが羨ましい。僕は打ち解けるまで時間がかかっちゃうから。

木原:いろいろな場面でスタッフさんと僕らを、上手く繋いでもらっている感があります。初めての現場スタッフさんとも、知らない間に仲良くなっていますからね(笑)。

織部:僕は、人と喋るのが大好きなんです。『クローズZERO』のときも楽屋でひとりで喋っていたら、先輩に「口縫ってやろうか!」と言われました(笑)。

──皆さん個性はバラバラですが、お互い理解し合って、信頼関係を築いているのがよく分かりますね。とても良いチームワークだと感じます。

織部:だと思います。銀河団もあとふたりメンバーがいるんですけど、5人とも見事にバラバラで(笑)。だから自分たちでも面白いんでしょうね。

初の若手公演は新撰組が主人公! 「銀河団」のニューリリースも!

──番町ボーイズとしては、春の『クローズZERO』再演も話題を呼びました。あらためて思い出すことは何ですか?

木原:今回は、福岡、大阪での地方公演もあったので、思い出も多いですね。番町ボーイズと10神ACTORだけでなく、脚本・演出家の山田能龍さん率いる山田ジャパンさんやその他客演で出演してくださった役者さんもいらして、とても賑やかでした。2017年の初演を超える舞台になっていたと思います。皆さんとてもカッコ良かった!

矢代:僕が思い出に残っているのは、殺陣のシーンですね。冒頭で芹沢(堂本翔平)に、首を足で押さえられて一回転して倒されるという大技を食らうシーンがあって。

木原:アクションはとにかく大変だったよね。本気で蹴りやパンチを相手に当てちゃうこともたまにありました。

──そして、3人が所属するダンスボーカルグループ・銀河団のほうでは、4th EP「Galaxy Cluster 4」が7月17日にリリースされるそうですね。

織部:銀河団という名前は、由来があって。僕たちメンバー5人、生まれた場所がそれぞれ違うんですよね。卓也くんは千葉、瑠生くんが東京、澤田優くんが新潟で、先日新メンバーになった宮内伊織くんが京都、そして僕が大阪。違うところから集まった5人を星に例えて、ひとつの銀河になればと。番町ボーイズのなかでダンスと歌に興味のある子たちで結成して、今年で3年目を迎えます。

矢代: 歌は瑠生がメインボーカルになっていて、僕たちがダンス。ダンスのクオリティもどんどん上げていかないと、アーティストとして上に行けない。僕個人も、いま頑張ってレベルアップを図っているところです。

──ダンスのクオリティはもちろん、リーダーでありメインボーカルの木原さんの責任も重大ですね。

木原:はい。僕個人はB'zのおふたりが好きで、ロックボーカルにも憧れている。そのスタイルを銀河団にも反映できるかどうか、これから試していけたらいいなと思います。

織部:年齢的にはまだ若いのでアイドルに見られがちなんですけど、目指しているのはアーティスト。初めて僕たちを観る方に「すごいアーティストだな」と思ってもらえるよう、頑張らなければいけないと感じています。

──4th EP「Galaxy Cluster 4」はどんな内容ですか?

木原:今までの銀河団の曲はラブソング系が多かったんです。今回もリード曲の「SMILE」はラブソングですけど、 夢を追う自分たちを歌った「Dance of Thunder」、自己紹介のラップが入った「Galaxy」とか、僕らのいろんな面を楽しんでもらえるものになったと思います。

矢代:瑠生のソロ曲「Hello Hello」もあるしね!

木原:ダンスボーカルをやっているときは“魅せる”ことも重視しますが、ソロ曲は自分の内面をすべて吐き出すかのように歌えたら良いなと思っていたんです。新しい一面を見せられていたら嬉しいですね。

織部:リリースイベントもたくさんやっているので、沢山の方に見て頂きたいですね。

──さらに劇団としては、3人がメインキャストとなる劇団番町ボーイズ☆NEXTによる若手公演「壬生狼ヤングゼネレーション」が8月に上演されます。

織部:原作は漫画なんですが、新撰組内のヤンチャでバカな「美男五人衆」がメインのお話です。とてもコミカルなお話ですが、ストーリーが進むと……? というのを楽しみにしていただければ!

矢代:僕は楠小十郎を演じさせていただきます。日本史が好きで新撰組も大好きなので、演じられて嬉しいです。

木原:僕とヨシは、メインの馬詰柳太郎と土方歳三をダブルキャストで演じさせてもらいます。土方は髭があるので、ファンの方も驚いてたみたいです(笑)。

織部:いっそ、本物の髭を生やしちゃったら?(笑)

木原:馬詰ができなくなっちゃうから、それは無理!

織部:今回は、僕と瑠生くんが初めてのダブル主演だから、とてもワクワクしてますね。もちろん不安もありますが……絶対に良い作品になると信じているので、楽しみでしかないです。僕らが先輩たちから教わってきたことを、後輩と共有しながら、より良い作品に仕上げられたらなと思っています。

矢代:今までの舞台は、先輩達が当たり前のようにメインでいらっしゃったので、僕たちが先導していく舞台は初めて。逆に言うと、同じ世代が多いから、稽古でも本番でも素直に全部を言い合って、ぶつかれる気がします。みんなで話し合いながら、どんどんレベルアップしていく舞台にしたいです。

織部:刀を使う殺陣にも初挑戦します。コミカルな芝居は、一歩間違えると会場の空気が冷めてしまう難しさがあるので、皆で協力しながら楽しく演じていきたいです。まだ番町ボーイズの舞台を観たことがないという方も、ぜひ遊びに来てください!

劇団番町ボーイズ☆NEXT第1回公演
「壬生狼ヤングゼネレーション」


▼日時
8/23(金)19:00開演【A】
8/24(土)19:00開演【B】
8/25(日)12:00開演【B】
8/25(日)16:00開演【A】
▼劇場
シアター風姿花伝
〒161-0032 東京都新宿区中落合2-1-10

詳細はこちら

「Galaxy Cluster 4」

▼商品概要
【通常盤】XSCL-45
¥1,500(税込)
7月17日(水)発売
▼収録曲
1.SMILE
2.Dance of Thunder
3.Hello Hello
4.Galaxy
劇団番町ボーイズ☆公式サイトはこちら

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