特集

「CHiCO with HoneyWorks」ライブレポ&インタビュー『ANI-ROCK FES. 2018/銀魂 LIVE CARNIVAL 2018』【特集第11回】

アニメ作品と音楽という、異なるカルチャーを愛するファンたちが、共に楽しめる場を創りたい。そんな想いから誕生した音楽フェス、それが『ANI-ROCK FES.』だ。

Cocotameでは、『ANI-ROCK FES. 2018』に出演した全11組のアーティストのライブレポートと突撃インタビューを敢行!アニメと音楽がクロスオーバーした先に、どんなステージが生まれたのかを時系列で明らかにしていく。

2日目、『銀魂 LIVE CARNIVAL 2018』も後半戦に突入する4組目に登場したCHiCO with HoneyWorksのライブレポートと、ライブ直後のインタビューをお届けする。

CHiCO with HoneyWorksライブレポート

『銀魂 LIVE CARNIVAL 2018』後半戦となる4組目、スクリーンで繰り広げられるアーティストクイズのヒントは先ほどと同じ月詠で、坂田銀時(以下、銀さん)と神楽は不平たらたら。さらにもうひとりお気に入りのキャラがいるとのことで、ふたりは自分が挙げられるものと期待するが、選ばれたのは真選組の地味キャラである山崎退(やまざきさがる)。

なんでも「むくわれないサブ中のサブ、たまに登場するから本領発揮できるところが魅力」だという。最後のヒントは“今日もサクラが舞っちゃうよ”。そう、2016年の『銀魂 LIVE CARNIVAL』に続いての出演となる、CHiCO with HoneyWorks(以下、チコハニ)の出番だ。

出だしから『銀魂 ~よりぬけ!銀魂さん~』のオープニングテーマ「今日もサクラ舞う暁に」という最高のタオル曲を投入する彼女たち。ボーカルのCHiCOはステージ中央の台に乗り、タオルを振り回してファンを煽る。

ラストのサビの“ただいまってきっと大声で!”という部分を一層力を込めて歌ったのは、『銀魂 LIVE CARNIVAL』のステージに戻ってきたという想いも込められていたのかもしれない。

次のピアノロック「アイのシナリオ」をドライブ感たっぷりにパフォーマンスすると、CHiCOはMCで「みなさんのことバッチリ見えてますよ」と笑顔で客席に喜びを伝える。

続いて彼女たちのデビュー曲「世界は恋に落ちている」で愛と幸せいっぱいの空気を作り上げると、オーディエンスもペンライトを掲げた手を左右に振って応える。その後、CHiCOは和テイストを取り入れた衣装に触れて「今日の衣装は月詠っぽくしてもらいました」と報告。

さらにステージに山崎の大切なアイテムであるあんパンを持ち込んでいることも明かし(しかもヤマザキでつぶあんとこしあんの2種類)、月詠と山崎の両者への愛情を証明してみせた。

前回の出演時にはTommy heavenly⁶の「Pray」をカバーした彼女たちだが、今回は高橋瞳による『銀魂』シーズン其ノ壱のエンディングテーマ「キャンディ・ライン」にチャレンジ。スクリーンには同曲のエンディングアニメ映像も流され、バンドのエッジーな演奏に乗せてCHiCOはいつもよりも心持ちワイルドな歌声を響かせる。

バンドメンバーの紹介に続いては重大発表。今年7月より再開する『銀魂 銀ノ魂篇』のエンディングテーマを担当することを伝えると、『銀魂』ファンたちが熱狂に沸く。

そして「次の曲は私にとって新しい道を、手を差し伸べてくれた大事な曲になります」と、『銀魂』のオープニングテーマ「プライド革命」をラストに投入。ラスサビでは花道へと歩み出て、よりお客さんと近い場所で“力なら君にもらった 守り抜くために闘うよ”とこぶしを突き上げる。パワフルな歌唱で聴き手に勇気と元気を与えて、去っていった

ライブ後のスクリーンでは、会場で殺人事件が発生したとのことで真選組が出動、捜査に乗り出す。被害者は桃太郎ということで、『銀魂』ファンなら以前にも似た事件があったことを思い出したはず。土方十四郎、桂小太郎、銀さん、そしてエリザベスが容疑者候補に挙がっては消えていき……結局今回も犯人は脳腫瘍という、アニメシリーズと同じオチで幕を閉じた。

<セットリスト>
1.今日もサクラ舞う暁に
2.アイのシナリオ
3.世界は恋に落ちている
4.キャンディ・ライン
5.プライド革命

CHiCO with HoneyWorksライブ直後インタビュー

――ライブ前に上映された、『銀魂』の出演陣によるアーティスト紹介映像で、CHiCOさんは好きなキャラクターとして、月詠と山崎退という通好みの登場人物を挙げていますね。

CHiCO with HoneyWorks

CHiCO:女の子のキャラだと、もちろん神楽も好きなんですけど、クールビューティーで、強い女子が好きなので、やっぱり月詠が格好良くて一番好きです。「~~なんし」っていう喋り方も好きだし、クールなんだけど、お酒を飲んだら酒乱みたいなギャップも可愛いですよね。

山崎の魅力は……なんだろう。報われない感じがすごく好きなんです。キャラとしてはサブ中のサブなので、登場すると「山崎!今日は出られたのね!」って、子どもを応援するお母さんみたいな気持ちになります。

今日もライブへの士気を高めるために、205話のあんパンの回(「食事はバランスを考えろ」)を観てからステージに出ました。山崎に惚れたのは、まさにそのあんパンの回だったので、ステージに、あんパンを置きました(笑)。衣装も月詠に寄せて和風にしてもらったので、今日のライブは銀魂ファンの私にはファン冥利に尽きるライブになりました。

――『ANI-ROCK FES.』への出演は二回目になりますね。

CHiCO:2016年の『ANI-ROCK FES.』ではトップバッターで、スゴく緊張しましたし、いっぱいいっぱいだったので、今回はやりたい事をやろうと思いました。『銀魂』に関連する曲も「プライド革命」1曲でしたし。それで、なぜかあんパンを置くという(笑)。

――今回はチコハニのホームのような盛り上がりでしたね。

CHiCO:色んな方から「『プライド革命』大好きです」とか、「元気を出したい時には『今日もサクラの舞う暁に』を聴いています」という声をいただいていたので、安心してライブに臨めました。

『銀魂』の名シーンや、思い出の回のアニメ映像をバックに歌うというライブだったので、『銀魂』の世界を曲と一緒に楽しんでもらえていたら嬉しいです。

――使用されたアニメ映像は、際どいモノが多かったですね。

CHiCO:そうなんですよ! 近藤(勲)さんの全裸シーンだったり、「あれ? ギャグ回が多いな」って。でも、それも『銀魂』の魅力のひとつだから嬉しかったです(笑)。

――『銀魂』はいつ頃から見られていましたか?

CHiCO:中学生の時にアニメから見始めたんですけど、友達に原作ファンがいて、その子からコミックスを借りて、脳内で声優さんの声で再生しながら読んでいました。

――ずっと見ていたアニメのオープニングに、ご自身の「プライド革命」が起用された時の感触は?

CHiCO with HoneyWorks「プライド革命」(2015年8月5日発売)

CHiCO with HoneyWorks「プライド革命」(2015年8月5日発売)

CHiCO:飛んで喜ぶというよりは、あまり現実味がなくて、後からじわじわ嬉しくなっていきました。ずっと銀さん達の格好良い姿を見ていたし、「ウォーアイニー」や「キャンディ・ライン」はカラオケで何度も歌っていた曲だったので、その世界に加わるというのが嬉しかったです。でも、その半面受け入れてもらえるのかなという不安もありました。

だから歌い方のニュアンスや、作品へのアプローチをしっかり考えながら、「プライド革命」のレコーディングに挑んだ記憶が鮮明に残っています。そして「プライド革命」を使ったオープニングが放送されたら、「めっちゃ良いね!」と言ってくれる方が多かったので、ホッとしました。またチコハニが新しい世界に踏み出すキッカケをいただけたなと思いました。

――チコハニの曲が流れるオープニング映像を見た時はどんな感情になりましたか?

CHiCO:泣きました(笑)。放送を母と見ていたのですが、始まってからオープニングが始まるまでの2分間ぐらいは、家なのに手が冷たくなっちゃうぐらい緊張していました。

だけど、オープニングが流れた瞬間に、ボロボロと涙があふれて、母も「良かったね~」って言ってくれました。やっとここまでこれたという、達成感みたいな気持ちがありました。

――では『よりぬけ!銀魂さん』で「今日もサクラの舞う暁に」が起用された時はいかがでしたか?

CHiCO with HoneyWorks「今日もサクラ舞う暁に」(2017年4月26日発売)

CHiCO with HoneyWorks「今日もサクラ舞う暁に」(2017年4月26日発売)

CHiCO:チコハニの曲では初めての、タオルを振る盛り上がる曲で、放送の時期も春だったので、これからの季節にぴったりだなって思いました。だから見てくださるみなさんが「どんな風に喜んでくれるかな」という、スゴく前向きな気持ちだったのを覚えています。

――そして、今回のライブでは 「キャンディ・ライン」をカバーされましたね。

CHiCO:カバーしたい曲がありすぎて、すごく悩みました。前回は「Pray」をカバーさせていただいたんですが、『銀魂』の最初のオープニングテーマだったので、それを私がカバーして大丈夫なのかなって、不安もあったんです。でも、みんなが一緒に合唱してくれたり、すごく温かく楽しんでくれたのでホッとしました。

今回はみんなが絶対好きな、そして私もカラオケでよく歌う「キャンディ・ライン」をカバーさせていただきました。今回もみんなすごく盛り上がってくれたので、本当に安心しました。『銀魂』ファミリー感にあふれていましたね!

――そして、ライブで発表があったように、7月クールのエンディングテーマも、チコハニが担当されるそうですね。

CHiCO:今回は初めてのエンディンテーマグ曲を担当させていただきます。なおかつ第4期の完結編に起用していただくので、『銀魂』の世界観も意識しながら、同時にチコハニ節もしっかり込めた、エンディングだけど、前を向いた曲にしようと思っています。

――最後に、これからの活動予定を教えて下さい。

CHiCO:7月から全国8ヶ所を回るホールツアーがスタートして、8月26日には2年連続となる日比谷野外大音楽堂でのワンマライブンがあります。

また『銀魂』のイべントがあれば是非参加させていただきたいです!「今日もサクラの舞う暁に」の歌詞にあるように、「ただいまってきっと大声で!」言えると嬉しいです。

これからも『銀魂』に負けないくらい頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

次回は、BLUE ENCOUNTのライブレポートとインタビューをお届けする。

CHiCO with HoneyWorksオフィシャルサイト

テレビアニメ『銀魂』をおさらい

週刊少年ジャンプで好評連載中の『銀魂(作者:空知英秋)』を原作としたテレビアニメ。

舞台は、地球が「天人」と呼ばれる宇宙人の襲来を受け、攘夷戦争ののち天人の侵略を受け入れて開国した江戸時代末期。攘夷志士が弾圧され、天人たちが闊歩する江戸の街で、謎の過去を持つ風変わりな侍・坂田銀時(以下、銀さん)が何でも屋「万事屋」を開く。

そこに転がり込んできた、剣術道場のひ弱な跡取り息子・志村新八(以下、新八)、宇宙最強の戦闘民族「夜兎族」の少女・神楽、犬のような巨大宇宙生物・定春たちが、江戸を舞台に笑いあり、涙あり、シリアスなドラマありの、破天荒な活躍を繰り広げる。

『銀魂 LIVE CARNIVAL 2018』では、銀さん、新八、神楽の万事屋メンバー達が登場し、個性あふれる掛け合いで、『ANI-ROCK FES.』を盛り上げる。

イラスト上段左から志村新八、坂田銀時。下段左から神楽、定春。

イラスト上段左から志村新八、坂田銀時。下段左から神楽、定春。

(C)空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP・アニプレックス

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