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連載Cocotame Series

C3AFA Hong Kongレポート

『C3AFA 香港』現地メディアによる乃木坂46インタビューと香港のエンタメ事情

2018.03.01

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80年代から日本の音楽事情に明るく、熱心なファンも多い香港。日本を代表するアイドルグループのひとつになった乃木坂46にも大きな注目が集まり、現地メディアから取材のオファーが多く寄せられた。その取材の様子と現地メディアの記者が語る香港のエンタテイメント事情をお届けする。

香港のファンのあたたかで熱心な想いに感動

昨年11月に行なわれた『C3AFA Singapore』でアジア初進出を果たした乃木坂46。『C3AFA Singapore』では彼女たちのプロフィールやディスコグラフィーを写真とともに展示したブースや、約3,000人が詰めかけたライブのほか、現地メディアによる記者会見も行なわれた。

そのライブ中に『C3AFA Hong Kong(以下、C3AFA HK)』への出演も発表。香港のファンが待ち望んでいたことであり、すぐさまSNSを中心に大きな話題を呼ぶことになった。

そんな香港での熱い人気ぶりは取材に訪れたメディアの数の多さからも実感させられた。ホテルの一室で行なわれた現地メディア向けの取材ではテレビや雑誌、ウェブメディアの記者が入れ替わり立ち替わり訪れ、囲み取材では室内を埋め尽くすほどの記者とカメラマンが参加。

取材にはシンガポールと同様にメンバーを代表して秋元真夏、生田絵梨花、松村沙友理の3名が対応、さまざまな質問に答えた。その模様を抜粋してお届けしよう。

『C3AFA 香港』現地取材に対応する、秋元真夏、生田絵梨花、松村沙友理

――みなさん、香港は初めてですか? また、香港の印象もお聞かせください。

秋元:わたしは初めてで、ふたりはこれまでにも香港に来たことがあります。空港に到着したら、香港のファンの方々がお出迎えしてくれて、名前を呼んでくれたり、名前が書かれたタオルを掲げてくれたり、すごくあたたかい歓迎をしてもらって本当にうれしかったです。

──11日に開催されるライブへの意気込みを聞かせてください。

秋元:香港での初めてのライブなので、すごく緊張もしているんですが、たくさんのファンの方々に会えると思うと、楽しみという気持ちの方が強くなってきました。

──みなさん写真集を出されていますが、次回の撮影場所として香港はいかがですか?

生田:以前訪れた際は街を歩いたり、何かを見たりする機会がなかったので、もし香港で写真集の撮影をすることになったら、生の香港を見て感じて、街に溶け込んで撮影できたらと思います。

──昨年は「インフルエンサー」でミリオンセールス達成、レコード大賞も受賞されるなど、すばらしい1年だったと思います。今年の目標は何ですか? また、香港でのワンマンライブの予定はありますか?

生田:今年は難しいですが、もちろんいつかはワンマンライブをやりたいです。あとはアジアツアーもぜひやってみたいですね。

秋元:レコード大賞の受賞はメンバー全員で大喜びしました。『インフルエンサー』は乃木坂46の曲の中ではいちばん難しいダンスの曲で、練習も大変でしたが、たくさんの方に観ていただいて認めてもらえたのかなと感謝していますし、新たな自信にもつながりました。目標は広東語で乃木坂46の曲を歌えるようになることです!

松村:まずはゆったりとした曲でね(笑)。

秋元:わたしたちのデビュー曲『ぐるぐるカーテン』がいいかも。テンポがゆっくりなので、広東語初心者の私たちも練習すれば歌えそうな気がします。

──日本の握手会などで香港のファンに会ったことはありますか

松村:あります! みなさん日本語を熱心に勉強されていて、すごく気持ちが伝わってきます。

秋元:いつも日本語でたくさん質問を考えてきてくれる方が、今日、空港に着いたらお出迎えしてくれていたんですが、今まで会ったときよりもかしこまった感じのスーツでバシッときめて来てくれていたので、そのギャップにうれしくなりました。

──シンガポールに続いて、香港でもこうしてたくさんのメディアから取材を受けられていますが、日本のメディアやファンとの違いを感じることはありますか?

秋元:日本よりも情報が入ってきづらいと思うんですが、それでもメンバー一人ひとりのことやサイリウムカラーまで知ってくれていて、私たちのことを知ろうとしてくれているのが伝わってきますね。

松村:シンガポールでもそうだったんですが、記者の方たちがすぐに反応してくれることが驚きでした。質問に答えると、笑ってくれたり、ぱっとリアクションしてくれるんですよね。日本はうんうんとうなずいて記者の皆さんがずっと一生懸命な表情で。その違いがおもしろいですね。

『C3AFA 香港』現地取材に対応する、秋元真夏、生田絵梨花、松村沙友理

 現地メディアから受けた成功へのアドバイス

囲み取材が終わった後、取材側の新聞、Webメディアの記者に香港において日本のエンタテイメントがどのように見られているのか話を伺った。まずは香港における日本のアイドルの人気について。

「2010年にAKB48が香港にオフシャルショップをオープンさせ、メンバーの方々が香港に来て握手会やイベントを行なうようなってから、日本のアイドル人気がさらに盛り上がってきたように思います。

その後もSKE48やNMB48も香港でライブを行ない、そのたびにファンが増えている印象がありますね。また、昨年はモーニング娘。がライブを行なって、すごく盛り上がりました。

香港にもアリエルプロジェクトというアイドルグループがいて、彼女たちは日本のアイドルと同じような音楽と演出で3月に日本でデビューする予定です」

日本のアイドルが香港に進出し、その人気の高まりによって、香港からも日本のスタイルを取り入れたアイドルが誕生して逆輸入とも言うべき形で日本に上陸する。

香港に日本のアイドル人気が根付いたと言える現象だ。その中でも今回初めて香港を訪れた乃木坂46はどのような印象を抱かれているのだろうか。

「はじめて香港に来てくれたので、やはり新鮮さを感じていると思います。取材に参加したウチのカメラマンふたりも乃木坂46の大ファンで、やっと来てくれたと大喜びしていました。

また、乃木坂46のメンバーは、ルックスが香港人の好みに合っているような気もします。どちらかというと、かわいいというよりは美人のメンバーが多いのが魅力的に感じられる一因だと思いますね。

乃木坂46に女性ファンが多いのもファッションや髪型、メイクのお手本として憧れている人がたくさんいるからだと思います。特に齋藤飛鳥さんの人気が高いですね」。

今回の香港初公演後はどのように活動をしていけばさらなる成功につながるのか。メディアというプロの視点からアドバイスをもらった。

「ファンはともかく接点を求めています。なので握手会やファンミーティングの開催ですね。できるだけこちらに足を運んでもらうことが成功には近道ではないでしょうか。韓国のアーティストはかなりの頻度で香港に来ていて、少なくとも年に2、3回はそうしたイベントを行なっています。

全員一緒というのはなかなか難しいとは思いますが、今回のように限定メンバーでも、ひんぱんに香港に来てもらえたらファンは喜びます。

また、オフィシャルショップのような香港における拠点があるといいですね。そこに毎月メンバーが代わる代わるやってきてイベントを行なえば、もっともっと人気が高まると思います。

それと言葉も重要ですね。イベントで広東語でMCをしたり、歌ったりするとより親近感が湧いて、乃木坂46を知らなかった人たちからの注目も集めると思います。自分たちが普段使う言葉で話しかけてくれたり、歌ってくれたりすると無条件に感動してしまいますので」。

やはり物理的にも気持ちの上でも距離を縮めることが、海外進出における成功の近道であることは間違いない。乃木坂46の上陸によって香港の日本アイドルへの認知度と人気の高まりはさらに増し、その勢いはアジア各国にも伝播していきそうだ。

乃木坂46オフィシャルサイト(新しいタブで開く)

『C3AFA HK特集』6回目は、10日のメインステージで行われたTVアニメ『冴えない彼女の育て方♭』のイベント「“Saekano Flat”Special Stage in Hong Kong」の様子をお届けする。

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