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連載Cocotame Series

オーディション~原石の発見

shoki:『閃光ライオット2023』で異彩を放ったシンガーソングライターが想いを語る【前編】

2023.12.11

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ソニーミュージックグループが関わるさまざまなオーディションをピックアップし、開催の舞台裏、求める才能、そこに込められたスタッフの思いなどを掘り下げる連載「オーディション~原石の発見」。

今回は、10代アーティスト限定音楽オーディション『マイナビ 閃光ライオット2023 produced by SCHOOL OF LOCK!』(以下、『閃光ライオット2023』)で審査員特別賞を受賞したshokiへのインタビュー。審査員を務めたいしわたり淳治が「愛と平和を歌にするのは難しいなか、ナチュラルに表現できていた」と評し、岡崎体育が「彼の名前は覚えておいたほうが良い」と認めたshokiの音楽とは。“音楽で世界が愛と平和でみちますように”をテーマに歌ってきた弱冠18歳のシンガーソングライターが、自身について自然体で語る。

前編では、8月に行なわれたファイナル大会でのパフォーマンスを振り返る。

  • shokiプロフィール画像

    shoki

    ショウキ

    2005年3月15日生まれ。島根県出身。13歳でギターに出会い、独学で楽曲制作を開始。2023年8月、『マイナビ 閃光ライオット2023 Produced by SCHOOL OF LOCK!』で審査員特別賞を受賞。

マイナビ 閃光ライオット2023 Produced by SCHOOL OF LOCK!

2023121『マイナビ 閃光ライオット2023 Produced by SCHOOL OF LOCK!』キービジュアル画像

TOKYO FMの人気ラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』とソニーミュージックが主催する、音楽活動を行なう10代の若者が参加できるオーディション。2008年に初開催され、2023年、9年ぶりに再始動した(本年のみ、コロナ禍の影響を鑑み、2020~2023年に20代になった年齢層にも応募枠を拡大)。本年の審査員は、いしわたり淳治、岡崎体育、蒼山幸子、若井洸斗(Mrs. GREEN APPLE)が務めた。応募総数全3,674組のなかから、北海道出身の3ピースバンド、でかくてまるい。がグランプリを受賞し、shokiには審査員特別賞が贈られた。

賞のこととかあまりよくわかっていなかった

――今年8月に開催された『閃光ライオット2023』ファイナルでは審査員特別賞を受賞したshokiさん、おめでとうございました。

はい、ありがとうございます。

――Zepp DiverCity(TOKYO)でのファイナル大会を見ましたが、審査員特別賞は事前に用意されていたのではなく、当日急遽設けられた賞でした。それほどshokiさんの歌が素晴らしかった証だと思います。

僕、賞のこととかあまりよくわかっていなかったんですけど……たくさんのお客さんの前で歌うことができたことが、すごくうれしかったです。たくさんの愛をもらいました。

※マイナビ閃光ライオット2023 produced by SCHOOL OF LOCK! FINAL STAGE:shoki視聴はこちら(新しいタブを開く)

――shokiさんがオーディションやコンテストに出るのは、初めてだったと伺いました。『閃光ライオット2023』に応募したのは、どういうきっかけからでしたか?

前に広島でライブをしたことがあって、ソニーミュージックの新人発掘・開発部門のスタッフの方と知り合いになりました。ラジオ(『SCHOOL OF LOCK!』)も聞いていなかったし、『閃光ライオット2023』のことも知らなかったんですけど、その方から「同い年くらいの人たちがたくさん出るイベントがあるから、出てみない?」と誘ってもらって。コンテストとかオーディションとかには、今まで一度も出たことはなくて……。勧めてもらわなかったら、絶対、応募しなかったと思います。

――『閃光ライオット2023』は、1次審査の音源・書類審査に始まり、全国9都市で行なわれた2次審査のスタジオ審査、3次審査のライブ審査を経て、ファイナリスト9組が選出されました。2次、3次審査を勝ち上がり、Zepp DiverCity(TOKYO)でのファイナル出場と、初めての経験ばかりだったと思いますが、どんな気持ちで挑んでましたか?

うーん……何も考えていなかったです(笑)。初めは「ただライブができるな」と思って参加しとったので。やっていくうちに、これはオーディションなんだということがわかってきたんです。なので、最後にすごく大きなところでライブができて、それだけですごく楽しかったです。

――賞を獲ろうとか、グランプリを目指そうなどではなく、とにかく自分の曲を多くの人の前で歌いたい、自分の音楽を聴いてもらいたいという気持ちのほうが大きかったんですね。

はい。賞をもらえたのも、僕だけの力じゃないので。

――そういう無欲さが、ファイナルステージでのshokiさんのパフォーマンスにも表われていました。shokiさんは島根県にお住まいですが、東京でのライブ経験はあったんですか?

東京には何回か行ったことはありましたが、ライブは『閃光ライオット2023』が2回目です。前は下北沢のライブハウスだったから、Zepp DiverCity(TOKYO)はすごく大きく感じて。ステージのライトもすごくデカかったです(笑)。

■関連映像はこちら
閃光ライオット2023ドキュメンタリー 前編(新しいタブを開く)
閃光ライオット2023ドキュメンタリー 後編(新しいタブを開く)

――shokiさんはファイナリスト全9組中、3番目の出演。ほかの8組はバンドだったので、唯一のソロアーティストだったというのも、とても新鮮でした。

そう、みんなバンドでした。

――そんななか、ファイナルの15分間のステージでは、「与えられたもの」「10000歩よりも大きな一歩」「さつきばれ」の3曲を披露しました。驚いたのが音響の演出です。shokiさんはパフォーマンスの間ずっと、森のなかに入り込んだような、鳥の声が響く効果音を流しながらアコースティックギターで弾き語りをしましたよね。shokiさんの楽曲のオーガニックな曲調と相まって、世界観を全体で演出されていたことにも感動しました。

ええと……鳥の声は、東京に行く前の前の日くらいに、家の近くの森に行って録音しました。

――フリー音源などではなく、自分でフィールドレコーディングをした音だったんですね。

はい。でもセミとか虫がよく鳴く時期だったから、めっちゃ森の奥までいかないと、なかなか鳥の声が録れんで(笑)。あと、家で鳥を2羽飼っているから、その子たちにも手伝ってもらって。自分でちゃんと録音した音じゃないと、ライブで使ったら怒られちゃうんで(笑)。

――鳥の声を流しながら演奏するアイデアは、どうやって思いついたのですか?

僕の家の周りに森があって、いつもそこで昼寝をしたりするんです。そうしたらこう、鳥の声がいっぱい鳴ってて。そのなかにいると、鳥もそうだし、木もそうだし、全部に命があるのがわかる。僕らは“生かされてるんだな”と思ったから、あっ、これライブで使ってみようと思いました。

みんながいたからひとりじゃないと思えた

――shokiさんの音楽活動のテーマは“音楽で世界が愛と平和でみちますように”ですよね。当日演奏された「さつきばれ」には、五月晴れの太陽の下での水溜まりや大地、鳥や虫など自然の情景もたくさん描かれていますから、森の音がよく似合う、素晴らしいアイデア。アコースティックギター1本の弾き語りだからこそ、トータルでshokiさんの世界観が、観客にもよく伝わったと思います。

shoki さつきばれ マイナビ閃光ライオット2023 3次ライブ

特に狙ってたわけじゃなかったけど、みんなに僕の歌を聴いてもらえてうれしかったです。「さつきばれ」は、『閃光ライオット2023』に応募してから……3次審査の前くらいにでき上がった曲で。『閃光ライオット2023』がなかったら、たぶんできなかった曲なので、ありがたいです。もう1曲の「10000歩よりも大きな一歩」は、僕が初めて作った曲です。

――“ボクにとっては世界中のみんながfamilyなんだ”という、shokiさんらしいフレーズから始まり、価値感の色メガネを外してあるがままの姿で、平和な未来の道標を作るために“10000歩よりも大きな一歩”を照らそうという大きなメッセージを伝えています。何歳のときに書いた曲なんですか?

16歳です。もっと前から曲はあったんですけど、歌詞をつけてちゃんと曲にしたのはそのころです。

――オープニングで、美しいギター演奏をメインに披露された「与えられたもの」も、素敵な曲です。

あの曲は……夢のなかで、神様がくれました。僕が作った曲ではないです。だから、まだ歌詞とかはあんまり入ってなかったけど、これから歌詞をちゃんとつけてみようかなって思ってます。

――ステージングも堂々としていました。緊張はなかったですか?

たくさんの人がいたからひとりじゃないと思えたし、みんなのおかげで緊張も一切なかったです。途中ちょっと歌詞を忘れとったことがあったんですけど、お客さんがいっぱいいて、僕の曲を覚えてくれて一緒に口ずさんでくれる人もいたから、その人の口元を見て歌詞を思い出しました。みんなのおかげです。

――そんなことがありつつも笑顔を絶やさず、とてもリラックスしているように見えました。ステージを動きながら、自由な感じで歌っていましたよね。

はい。

――shokiさんはライブで、いつもああいうスタイルで歌っているんですか?

ライブっていうか……お家にいる気分です。ライブをするときが一番リラックスできます。

賞は僕のものじゃなくてみんなのもの

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――自分のステージが始まるまで、控室ではどんなふうに過ごしてました?

『おさるのジョージ』のアニメを見てました。お弁当も2個食べたし、鮭が超デカかったのを覚えてます(笑)。

――本当にリラックスしていたんですね(笑)。運営スタッフが「shokiさんは控室でずっとギターを弾いていた」と言ってましたよ。

あっ、はい。それはたぶん、無意識にずっと弾いてたんだと思います。『おさるのジョージ』見ながら。

――ほかの出演者とは話をしましたか?

はい、みんな優しくしてくれて、仲良くなりました。Instagramにもメッセージを送ってもらいました。みんなと、またいつか会いたいし、ライブも一緒にやりたいですね。

――ソロで活動していると、多くのアーティストと一緒になる機会は少ないでしょうしね。

ライブもそんなにやっていないから、そもそもあんまり人と話すことがないんです。学校にも行ってなかったから、久々にたくさんの人に会いました。

――ほかのファイナリストのステージも観ましたか?

観ました。みんな超上手いし、盛り上げるのが超上手。僕はしゃべるのとかすごく苦手だから、すごいなと思いました。いろんなバンドがいて、すごく楽しかったです。

――shokiさんが『閃光ライオット2023』に出たのも、大勢の人の前でライブがしたかったから。ファイナルステージへの出演でその夢も叶い、皆さんからたくさんの愛をもらえた、と。もともと賞をめざしていなかったというお話なので、エンディングで審査員特別賞が発表されたときも、ピンと来ない様子でしたよね。

うん、なんなんだろう? って思ってました(笑)。封筒をもらったんですけど、何が入ってるかもよくわからなかったから、賞金だってわかってびっくりしました。でも、あの賞は、僕のものじゃなくてみんなのものだから……お金では返せないけど、これから歌で返していきたいです、みんなに。

――お祝いのメッセージもたくさん届いたんじゃないですか?

『閃光ライオット2023』で歌を聴いてくれた人たちから、もっと曲が聴きたいというメッセージをInstagramでもらいました。実は、『閃光ライオット2023』で歌ってる最中に肺が“ポン!”っていって「なんか変だな~」と思ってたんですけど、島根に帰ってから病院に行ったら肺に穴が空いちゃってて、しばらく入院してたから投稿とかもできなくて。今はだいぶ良くなったし、待っていてくれてる人がいるから、これからいっぱい歌を届けたいです。本当に、自分は生かされてるんだなと思いました。

後編につづく

文・取材:阿部美香

関連サイト

『マイナビ 閃光ライオット2023 produced by SCHOOL OF LOCK!』公式サイト
https://www.tfm.co.jp/lock/riot/(新しいタブを開く)
 
『マイナビ 閃光ライオット2023 produced by SCHOOL OF LOCK!』X(旧Twitter)
https://twitter.com/SenkouRiot2023(新しいタブを開く)
 
『マイナビ 閃光ライオット2023 produced by SCHOOL OF LOCK!』Instagram
https://www.instagram.com/senkouriot2023/(新しいタブを開く)
 
shoki Instagram
https://www.instagram.com/shoki0315dai/(新しいタブを開く)
 
shoki YouTube
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shoki TikTok
https://www.tiktok.com/@shoki315(新しいタブを開く)

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