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『イナズマロック フェス 2018』グランプリ“ソウルズ”の初めての“イナズマ”に密着!【特集第15回】

西川貴教が地元・滋賀に恩返しがしたいという想いから立ち上げた“イナズマロック フェス”(以下、“イナズマ”)。10回目の節目を迎えた今年は規模を拡大し、9月22日、23日、24日の3日間にわたって開催された。

音楽ファンにとって“イナズマ”の楽しみのひとつは、今をときめく人気アーティストだけでなく、フリーエリアの”風神ステージ“に出演するネクストブレイクアーティストに、いち早く出会えることだ。なかでも、”風神ステージ“出演をかけて2014年から行なわれている公開オーディション『イナズマゲート』出身者は、業界でも注目される存在だ。

特集第15回では、今年の『イナズマゲート2018』でグランプリを獲得した大阪在住の5人組バンド“ソウルズ”に密着。彼らは昨年、『イナズマゲート2017』でファイナリストに選出されながらもグランプリを逃していた。2度目の挑戦で悲願の“イナズマ”出演を果たした5人の初めての“イナズマ”をお届けする。

“ソウルズ”とは?

写真左から、アオキング(Ba.)、ジンイチロウ(Key.)、コージロー(Vo.)、テラ(Gt.)、ケイ(Dr.)

写真左から、アオキング(Ba.)、ジンイチロウ(Key.)、コージロー(Vo.)、テラ(Gt.)、ケイ(Dr.)

「愛とソウルを込めて」関西を中心に活動する5人組バンド。
さまざまな音楽スタイルに”SOUL”を注ぎ”POPに奏でる。
2018年2月、レコ発企画「YEARじゃないか!Vol.1」にてStar Fangled Nutから“ソウルズ”に改名。
ソウルズ公式サイト

 

8:00 “ソウルズ”会場入り

着々とライブの準備が行なわれている“風神ステージ“に”ソウルズ“のメンバーが到着したのは、フェス開場約2時間前の朝8時頃。クルマから機材をステージに搬入。ステージスタッフに「ソウルズです! よろしくお願いします」と元気に挨拶をしながら、さっそく楽器のセッティングに入った。

機材セッティングを終えてステージ裏のテント楽屋で一息つくと、“風神ステージ”2番手の出演バンド・超能力戦士ドリアンが到着。同じ大阪発の彼らと“ソウルズ”は旧知の仲とあって、賑やかに冗談を飛ばし合う。「初めての“イナズマ”なのに、このホーム感すごいな!」と、笑い合っていた。

9:00 リハーサル

超能力戦士ドリアンとの触れ合いのおかげか、リラックスした雰囲気でリハーサルがスタート。舞台監督や音響スタッフと進行を打ち合わせしながら、楽器一つひとつの音響を確かめ、本番で演奏する3曲をセットリストの逆順に1曲ずつチェックする。

リハーサルの途中、「モニターの感じはどうですか?」と聞かれたコージローが、興奮した表情で「モニター最高です! 人生最高の音です、めっちゃヤバい!」と大きな声を出すと、スタッフたちから楽しそうな笑い声が巻き起こる。他のメンバーも、充実した顔つきだ。かなりの手応えを感じた様子でリハーサルを終えた。

10:15 “風神ステージ”本番

そしていよいよ“風神ステージ”の開幕だ。本番が近づくにつれ「緊張してきた!」とそわそわし始めていたメンバー。ステージ裏で「いつもはやらないけど……今日は特別に!(笑)」と円陣を組んで気合いを入れると、ステージへと渡された板道を駆け上がっていった。

軽やかでダンサブルなBGMが“風神ステージ”に流れてくると、“ソウルズ”の登場を待ち構える観客から手拍子が起こる。
最前列には、彼らの晴れ舞台を応援しようと、“ソウルズ”のロゴ入りタオルを巻いたファンも駆けつけ、下手から手を挙げて登場するメンバー一人ひとりに、大きな拍手が贈られる。

「最終日、朝からご来場いただきありがとうございます。僕たち、“イナズマゲート”オーディションでグランプリをいただきました、“ソウルズ”です! 行くぞー!」と弾みをつけてオープニングを飾るのは、今年2月、新生“ソウルズ”1発目のシングルとなった「Step By Step」だ。

伸びやかなコージローのキャッチーでソウルフルな歌声と、ファンキーでスムージーな4人の演奏が爽やかに響き渡ると、ステージ横を歩いていた――おそらく“ソウルズ”を知らないであろうフェス来場者たちが何人も、風神ステージの客席へと吸い込まれてくる。

軽快なナンバー「Step By Step」が終わると、彼らの曲に心を捉えられた観客から、「おおーっ!」と歓声がわき上がる。「いま僕たち、“イナズマロック フェス”に出てるんですね!」と、改めて笑顔で喜びを噛みしめるコージロー。

西川貴教はじめ、フェスのスタッフと観客に感謝を述べ、「あっちに見えている“雷神ステージ”に立てるよう、しっかり力をつけて邁進していきます! ここに集まった全員に捧げる曲を」と、ゆったりとしたグルーヴが心地良いバラードスタイルの「マスターピース」へ。

ライブがスタートしてからみるみる数が増え、2、3倍の観客が集まった“風神ステージ”。なかには、父親に手を引かれながら、楽しそうにカラダを揺らす小さな子供の姿も見える。そして彼らの初“イナズマ”ステージのラストを飾ったのは、最新ナンバーの「Yeahじゃないか!」。

“ソウルズ”の名にふさわしく、ハートウォーミングなメッセージと、性別・年代・ジャンルを超えて誰もが良いと感じる曲と魂に残す音楽を聴かせる彼ら。みんなを笑顔にしたフレッシュな歌と演奏が、琵琶湖の湖畔を清々しい風となって吹き抜けていった。

ライブ後はアーティストグッズ販売コーナーへ。10月26日リリースのミニアルバム『Yeahじゃないか!』の先行販売を行なうためにテントに到着すると、すぐさまファンが行列を作る。

Star Fangled Nut時代から彼らを追い掛けているという男性ファン、女性のグループも、「今日のライブはいつも以上に良かった」「“イナズマ”に出演できて、私たちもすごく嬉しい!」とにこやかにメンバーに声を掛けていた。

11:30 初めての“イナズマ”インタビュー

初めての“イナズマ”出演に興奮さめやらぬ“ソウルズ”を直撃! まずはライブの感想について聞いてみると、全員が口を揃えて「最高でした!」と笑う。そして、次のように語ってくれた。

ジンイチロウ(Key.):演奏が続くうちに、“風神ステージ”の客席入口からめちゃくちゃ人が入ってきて、だんだんお客さんが増えていって、ほんまに良かったです。

テラ(Gt.):僕らを初めて観る人の前で演奏できたのは、もちろん嬉しかったんですけど、普段、僕らを応援してくれている人たちが、“イナズマ”まで来てくれたことにも、めちゃめちゃ感激しました。ステージに出て行って、最前列を見たら、知ってる方がたくさんいて、ホッとしましたね。

ケイ(Dr.):初めて“ソウルズ”の曲を聴いてくれた皆さんも、最前列の方々に合わせて、手を振ったり歌ったりしてくれて、それもすごく嬉しかった。個人的には、本番ではラストで絶対立ち上がって盛り上げるぞと事前に宣言していたので、ミッションコンプリートできて良かったです(笑)。

アオキング(Ba.):普段、大阪でやっているライブと雰囲気が違うのはもちろんなんですけど、カメラが前を通ると、“イナズマ”に来たんだなって感じがしました。

コージロー(Vo.):2017年も僕ら、「イナズマゲート」のファイナルまで残ったんですが、仲間のバンドが優勝して、すごく悔しかったんです。関西のバンドにとって“イナズマ”は夢のステージ。今年、新生“ソウルズ”で雪辱が果たせて、本番も最高の演奏ができてほんとうに良かったです。

僕らは20代で、同世代のバンドはジャンルもすごく細分化されているけど、“ソウルズ”が目指しているのは“新世代王道バンド”。古い音楽の良さを、僕ららしくアップデートしながら、誰もが口ずさめる、長く愛される楽曲を、これからも歌い続けていきたい。いつか“イナズマ”の“雷神ステージ”で、今日の“風神ステージ”の思い出を話せるよう、頑張って音楽活動を続けたいと思います!

12:00 “イナズマ”グルメを堪能

インタビューで、あふれる“イナズマ”への想いを語ってくれたメンバーたちは、やっと昼食の時間。バックステージのケータリングスペースに行き、“イナズマ”グルメを堪能することに。

“イナズマ”のケータリングスペースは、メニューが豪華なことで業界では有名だ。大きな鉄板で焼かれる高級肉や、表のフードコートでも人気の西川貴教コラボメニューがずらりと並ぶ様子を見て、「すごい!」「めちゃ豪華!」と驚く“ソウルズ”の面々。スタッフから、好きなものを自由に食べていいとスタッフから聞くと、「やったー!」と大はしゃぎだった。

13:15 “雷神ステージ”を見学

たっぷりと昼食をとった後は、“雷神ステージ”の見学へ。ちょうどパフォーマンスをしていたのは、オープニングアクトのベリーグッドマン。「今度は、あそこでやりたいよなぁ」とメンバー同士で話しながら、ハイテンションで盛り上がる観客を目にして、“雷神ステージ”の熱量を肌で感じとっていた。

そして、物販ブースに戻るという“ソウルズ”とは、ここでお別れだ。「短い時間でしたけど、憧れの“イナズマ”でライブができて、他の皆さんの演奏も観られて、勉強になりました!」と、晴れやかな表情の5人。初めてのことづくしだった今日の経験はきっと、これからの“ソウルズ”の音楽をより大きく育てる糧となったことだろう。

番外編~西川貴教と遭遇し大感激!

密着取材終了後、「ぜひご本人にお会いして、僕らが“イナズマ”に出演できたお礼を言いたい!」とメンバーが熱望していた西川貴教と、ばったり遭遇!

メンバー全員が、この日の“雷神ステージ”の大トリ、T.M.Revolutionのステージも大興奮で見学していたそうだ。今日の思い出を、思い出に終わらせないよう、“ソウルズ”の今後の活躍に期待したい。

特集第16回は、西川貴教による『イナズマロック フェス 2018』振り返りインタビューをお届けする。

ソウルズ公式サイト
ソウルズ公式Twitter

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