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連載Cocotame Series

ソーシャルメディアでの挑戦

「人生の半分は動画を作っている」── 双子モデル・クリエイター、りかりこの現在地

2023.03.02

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ソーシャルメディアで活躍する人や注目のプロジェクトをフィーチャーする連載「ソーシャルメディアでの挑戦」。

今回は、主要SNSの総フォロワー数が200万を超える双子モデル・クリエイターのりかりこに話を聞く。2014年からTikTokを中心に活動を始め、2017年からはソニー・ミュージックアーティスツ(以下、SMA)に所属。現在もSNS上での活躍に加えて、モデルやタレントなど幅広く活動するふたりに、りかりこ流の動画の作り方、長くクリエイティブをつづける秘訣について語ってもらった。

りかりこプロフィール

りかりこ RikaRiko

(写真左から)りか、りこ。2000年6月2日生まれ。三重県出身。身長170㎝。2014年のLINEオーディションでファイナリストになったことがきっかけで活動をスタート。TikTok、YouTubeなどのSNSを中心に活動し、モデル、タレントとしても幅広く活躍中。

「SNSで有名な双子」として活動を広げたい

──おふたりは、2014年からSNSへの動画投稿を始めていると伺いましたが、もうすぐその活動も10年だと知って驚きました。

りこ:動画投稿を始めたのは14歳のころからなので、確かにもうすぐ10年になりますね。「双子ダンス」の投稿がきっかけで、多くの方にフォローしていただけるようになりました。

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──SMAには2017年から所属していますが、所属する前と後では、仕事内容や仕事に対する意識などで何か変化はありましたか?

りか:所属前は動画の投稿やライブ配信を全部自分たちでやって、内容もSNS上の活動がほとんどでしたが、SMAに所属してからはテレビのお仕事だったり、こういったインタビューのお仕事のオファーもいただくようになりました。新しいメディアでの挑戦が増えたなと実感しています。

りこ:もともと動画の投稿を始めたのも、自分たちが好きなファッションと目指していたモデルのお仕事につなげていきたいと考えてのことでした。今は、やりたいことがどんどん達成できていると思います。

──おふたりの活動で、現在特に力を入れているのは、どの分野になるのでしょうか。

りか:テレビなどでは「SNSで有名な双子」と紹介していただくことが多いんですが、今まで同様にSNSに力を入れつつ、テレビをはじめ、ほかのメディアでの活動も増やしていきたいと思っています。あとは、やっぱりふたりともモデルのお仕事が好きなので、そこでも頑張っていきたいですね。

りこ:モデルのお仕事の現場がすごく楽しいので、双子の私たちだからこそできる見せ方を考えて、自分たちでも発信していけるようにしたいです。

りかりこ

──「私はこれがしたい」「私はこっち」と、ふたりの間で意見がぶつかることはないですか?

りか:基本ないよね?

りこ:うん。でも私が提案した動画の企画は、いつもりかに却下されてる(笑)。

りか:企画を却下っていうか、タイトルを変えただけでしょ(笑)。サムネイルは私が担当しているので、画像に合ったタイトルを付けたいんですけど、りこが考えるタイトルは「なんか違うな」と思うことがあって……。

りこ:この前も、それでめっちゃ喧嘩しました(笑)。

TikTokのめまぐるしいスピードに合わせた動画制作

──おふたりは、普段、SNSにアップするコンテンツをどのように制作していますか。

りか:私たちはLINEにふたりだけのグループを作っていて、お互いに何かアイデアを思い付いたらどんどんそこにストックしていくようにしています。そして「撮るぞ!」となったら、そのなかから一気に撮ってアップしていく流れが多いですね。

──おふたりがメインで投稿しているのはTikTokですか?

りこ:そうですね、TikTokのほうが投稿頻度は多いです。でも、YouTubeも週に1~2本は投稿するようにしています。

──TikTokとYouTubeをそれぞれどのように捉えていますか。

りこ:TikTokは基本が10秒ちょっと、長くても1分以内で、YouTubeは基本が5~10分程度、長いと15分かそれ以上の尺になるので、やっぱり企画内容は変わってきますね。

そしてTikTokの場合は、それこそ今日バズっていたものが、明日にはほかの何かに変わっているというぐらいトレンドの移り変わりが早いので、「これが今、注目されてるな」「これは、これから流行りそうだな」というテーマや音楽があれば、その当日か翌日には撮影して投稿します。

逆に、YouTubeは企画を練り込んだり、編集やサムネイル作りに、もう少し時間がかかるので、お休みの日などにふたりで次は何を撮ろうかと相談して、「こんなファッションの企画をやってみよう」とか「YouTubeのために撮影旅行に行こう」といった流れになることが多いですね。

りかりこインタビュー1

りこ:あと、最近はYouTubeショート(YouTubeで視聴できる短尺動画)も頑張って作っています。同じショート動画でもYouTubeショート、Instagramのリール、TikTokとではそれぞれユーザー層が違うので、全部に同じ動画を投稿することもあります。当然、それぞれのプラットフォームで再生回数の伸び方が違うので、やっぱりYouTubeショートのほうが、TikTokよりユーザーの年齢層が高めだなとか、そういうのが肌感でわかるのも面白いなと思ってやってます。

双子は頭の中身が同じ

──おふたりのTikTokは、海外からの注目も高いそうですね。

りか:双子ということをいかしてミラー動画をよく投稿するんですが、このシリーズは言葉がわからなくても伝わるので、海外の方からの“いいね”の数が伸びやすいですね。なので、投稿のハッシュタグは英語や韓国語を付けることもあります。

Mirror challenge

@exrikariko(新しいタブで開く) Mirror challenge👧🏻👧🏻 #鏡(新しいタブで開く) #twins(新しいタブで開く) #双胞胎(新しいタブで開く) #双子(新しいタブで開く) #fyp(新しいタブで開く) ♬ No worries! - Rikariko(新しいタブで開く)

──そのほかに動画の再生回数や“いいね”の数を伸ばすために、工夫していることはありますか?

りこ:基本的なことですが、動画をアップする時間帯は意識しますね。平日の昼間にアップしても学生さんは見られないので、夕方から夜にかけてアップするとか。あとは、お正月や夏休みなどは多くの方がスマホを見ているので、できるだけ毎日アップするようにしてきました。ただ、セオリーと関係なく突然バズることもあるので、これが正解というのはなかなか難しいですね。

──機材はどんなものを使用していますか。

りこ:YouTubeは画質がきれいなほうが喜んでもらえるので、デジタル一眼カメラを使うことが多いです。でも、TikTokはスマホのカメラばっかりだよね。

りか:うん、スマホばっかり。

りこ:TikTokはアプリ上で動画を編集するので、全部スマホで完結したほうが楽だし、すぐにアップもできるから便利ですね。ちなみにスマホの場合は、部屋のティッシュケースに立てかけたりして気軽に撮ってます(笑)。

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双子の強みをいかした動画が人気

──動画の内容についてはいかがでしょう。再生回数が伸びるのはどんな動画ですか?

りこ:やっぱり双子をテーマにした動画は伸びやすいですね。あと、自分たちにとっては双子であることが当たり前の日常なんですけど、客観的に見ると「双子のどういうところが面白いんだろう?」「どこにみんな興味があるんだろう?」というのを普段からリサーチするようにしています。「あ、これは“双子あるある”だな」と思ったら、ふたりで共有して「すぐに撮ろうよ!」ってなります。

──生まれたときから双子なわけですから、そこを自分たちでフォーカスするのはなかなか難しいですよね。

りか:そうなんです。だから、皆さんからいただくコメントがすごく参考になります。双子で良かったことを動画にすると「逆に困ることはある?」ってコメントが付いたり、「こういうときはどうなの?」って質問がきたりするので、それを参考にしてまた新しい動画を撮ることもありますね。この前は、「世の中には、こんなにたくさんの双子の方がいるんだ!」っていうくらいたくさんの双子の方々からコメントをいただけて面白かったです(笑)。

りか:双子の方たちが「めっちゃ共感できる!」って、双子あるあるネタを喜んでくれたんだよね。

りこ:「双子で良かったこと」と「困ったこと」の両方を動画にしたんですけど、なぜか「困ったこと」のほうが伸びました(笑)。

──これだけコンスタントに動画を作りつづけていると、ネタ切れになったり、「動画を撮らなきゃ!」という追われる気持ちになったりしませんか?

りこ:意外とそこの苦労は、私たちにはないんです。動画を始めたのも、“楽しそうだな”という単純な好奇心からですし、今はお仕事になったものの、やっぱりどこか趣味に近いというか。撮影もプライベートの延長という感覚でやっていて、「カフェに行ったついでに、Instagramに載せる写真を撮って、YouTubeも回しちゃおう」という感じで気軽に楽しく撮ってます。あとは、姉妹でやってるというのも大きいですね。やっぱり家族ですから、お互い言いたいことを言い合えるし、それでいてなんとなく気持ちを察することもできるので、気楽なんだと思います。

SNSで築かれるフォロワーとの関係性

りかりこ

──おふたりにとって、SNSのフォロワーというのはどんな存在ですか? “ファン”という感覚なのか“友達”や“仲間”のような感覚なのでしょうか。

りこ:フォロワーの方々は、私たちを友達みたいに思ってくれている方が多いと思います。街で声を掛けてもらうときも、「ファンです!」って言ってもらうこともありますが、「あれ、知り合いだった? 会ったことあるかな」くらいのテンションで話し掛けてもらうことが多くて。それが私たちもうれしいです。

りか:ずっと動画を投稿しているから、皆さんも身近に感じてくれるようになったのかもしれないです。だからこそ、私たちも“いいね”を返したり、コメントの返信ももっとやっていきたいと思っています。

──ただ、SNSをやっていると、なかには酷いなと感じるコメントやメッセージが来ることもあるのではないかと思いますが、そういったときの対処法などはありますか?

りか:うーん、やっぱり10代のころはそういう言葉に敏感で、辛いなと感じることがありましたけど、今はあんまり気にしなくなりました。

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りこインタビュー

りこ:りかの言う通り、昔のほうが気になってたかも。あと、このことに関しても私たちがふたりで活動しているというのが強みになっているかもしれないですね。ひとりだと全部抱え込んでしまいそうだけど、りかりこはふたりだから、嫌なことがあったらお互いに共有できる。

あと、そういうコメントのなかには、表現はきつかったとしても「こういう意見や考え方もあるんだ」と気付かされることもあって、そのときは自分たちの反省点にしています。当然ですけど、私たちは誰かを傷付けようと思って発信しているわけではなく、誰かに楽しんでもらいたいと思って活動しているので、聞くべきところで変に意固地にならないように気を付けなきゃなと考えています。その上で、本当にこれは心無いコメントだなというものに関しては、さっと記憶から消してしまいます(笑)。

りか:あと、InstagramやYouTubeのコメントはNGワードを指定できるので、それを活用することもありますね。私たちは気にしてなくても、私たちを応援してくださる方がそれを見て不快に思われたら嫌なので、そうならないための機能の使いこなしも大事だなと思います。

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双子ならではの世界観を届けたい

──おふたりが今後チャレンジしたいことを教えてください。

りこ:パっと思い付くのは、ふたりともK-POPがめっちゃ好きなので、一度は韓国で動画を撮ってみたいなとは思います。あとは、先ほども言った通り、写真を撮ってもらうのも好きなので、モデルの仕事も頑張りたいです。

──今、おふたりは22歳ですが、年齢を重ねてライフステージが変われば、活躍の場もどんどん変わっていくのではないかと思います。どんな将来をイメージしていますか?

りこ:振り返ってみると、私たちの人生の半分くらいを動画制作につぎ込んでいて。今は、このフィールドのことしか詳しくないので、それ以外の世界も見てみたいと思ってます。また、SNSで頻繁に発信している友達と話すと、「いつまでこのペースでつづける?」みたいな話題になることもあるんですが、私たちはできる限りふたりで走りつづけたいなと考えています。

りか正面

りこ正面

──ちなみに、今はふたり一緒の活動が基本だと思いますが、今後、別々に活動することは考えられますか?

りか:どうだろう? 動画制作は自分ひとりでもできるかな……。

りこ:最近一人ひとりの生活空間を手に入れたので、だったら個別の動画があっても良いかもねっていう話はしています。

りか:でも人前に立ったり、こうやってインタビューに応えたりするときは、ふたりじゃないと不安かなぁ。ずっとふたりでやってきたし、これからもそれが基本スタンスであることは変わらないと思います。

りかりこふたり

文・取材:野本由起
撮影:干川 修
ヘアメイク:山本晴香

関連サイト

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