アニメ『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』で制作、宣伝を担当する新卒入社2年目同期が、熱い思いで新作アニメの現場に挑む!①
2025.10.18


アニプレックス(以下、ANX)でアニメの制作と宣伝を務める、入社2年目のスタッフにインタビュー。10月4日より放送がスタートしたアニメ『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』では、それぞれ制作、宣伝を担当するふたり。
後編では、作品に携わるなかで感じた仕事のやりがい、今後のキャリアや目標について聞いた。
目次

大登幹一
Oto Kanichi
アニプレックス

石田義人
Ishida Yoshito
アニプレックス
記事の後編はこちら:アニメ『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』で制作、宣伝を担当する新卒入社2年目同期が、熱い思いで新作アニメの現場に挑む!①
──プロモーション施策になるほど、本作品には人気、実力を伴った声優陣が出演されています。大登さんは、そんな豪華声優陣が参加する収録に立ち会って何を感じましたか?
大登:本作の収録では、柴田ヨクサル先生の原作の熱量を体現しようという思いが、キャストの皆さんに強くあって、その声の大きさに圧倒されました。
“仮面ライダーになりたい”と本気で願い続ける30代、40代の大人たちの叫びですから、皆さん最初から全力投入。途中からは、本当に大声バトルのようになり、前の方が大きな声を出したら、次はもっと張らなきゃいけない、という空気も生まれていましたね。
石田:僕は宣伝という立場から、キャストの皆さんのインタビューに立ち会う機会が多いのですが、この作品に臨むにあたってどんな思いで演じられたか、どんな工夫をされたかを伺うと、本当に尋常ではない熱量で挑んでくださっているのが伝わってきました。
大登が言う通り、アフレコ現場はさながら大声合戦のよう。実力派の皆さんなので普段は声がかれることはほとんどないそうなのですが、“この作品では、かれて帰った”という話も伺いました。全身全霊をかけて挑んでくださっているんだなと実感しますし、“作品の熱さに負けないように演じている”というキャストの皆さんのお話を聞いて、僕も気が引き締まる思いでした。
──“仮面ライダーになりたい40歳”というと“現実を考えようよ”とか一般論を言ってしまいがちですが、主人公たちはひたすら真剣に突き進んでいきます。面白さと真剣さをうまく届けるさじ加減というのは難しかったのではないでしょうか。
大登:そのバランスについては自分も強く意識しています。彼らは決して人を笑わせようとしているわけではなく、ふざけてもいません。心の底から“仮面ライダーになりたい!”と叫んでいる。ですから、制作サイドとして作品を世に出すとき、“まっすぐ届ける”ことが何より大事だと考えています。
プロモーションビデオを作るときやキービジュアルの方向性を決めるときも、キャラクターたちの真剣さが伝わることを第一に考えていて。“一生懸命だからこそ面白い”という作品性があるので、“どれだけ本気で仮面ライダーになりたがっているか”を短い尺でどう見せるか。例えばプロモーションビデオなら1分半のなかに、どうやってその熱量を込めるかということを、常に考えながら取り組んでいます。
──制作を進めていくなかで、心を動かされた瞬間というのはありましたか。
石田:この作品で最初に大きく仕かけた宣伝施策が、アニメイベント『AnimeJapan 2025』での主人公声優の解禁でした。ステージイベントで東島丹三郎役の小西克幸さんをどのようなかたちで発表しようかという話になり、“寸劇をやる”という案が出たんです。
ステージにショッカーの戦闘員が襲来し、そこに仮面ライダーのお面を被った謎の男が登場、ショッカー戦闘員を打ち破ったあと、男がお面を取ると、その正体は小西さん、という演出にしました。原作のワンシーンをリスペクトした寸劇だったのですが、おそらくアニメ業界の長い歴史のなかでも、こうした解禁方法はユニークだったと思います。
このステージイベントを実施したところ、お客さんの反応もすごく良く、さらに撮影、録画をOKにしていたことで、SNS上でも話題になり、このステージがきっかけで作品を知ってくださる方もたくさんいて。“やって良かったな”と強く思いましたし、手応えも感じました。仕込んだことが想像以上に世間に受け入れられて、多くの人に作品を知ってもらえた瞬間に心を動かされましたね。
大登:僕はふたつあります。ひとつ目は、石田と同じく『AnimeJapan 2025』です。『AnimeJapan 2025』のステージイベントで、ファンの方々が大いに盛り上がっているのを生で見たときに心が動かされました。
ふたつ目は、1話のダビングのときです。ダビングというのは、効果音や劇伴をつける作業なのですが、ほぼ完成に近い状態の1話を通して見て、率直に“面白すぎる!”と驚きました。
効果音がモリモリなうえに、音楽を担当したTeddyLoidさんの劇伴もノリノリでつけられて。想像を超えるフィルムになっていく瞬間を目の当たりにして、“この作品をしっかり届けなきゃいけない。絶対にたくさんの人に見てもらおう”と心が燃えました。
──まだ、入社2年目ではありますが、今後はそれぞれどのようなキャリアを目指していきたいですか。
石田:宣伝の場合、最初はアシスタントから始まり、3~4年目くらいで宣伝プロデューサーになることが多いのですが、僕自身、まずは宣伝プロデューサーになりたいという思いが強くあります。
宣伝プロデューサーになると、作品を放送する1、2年前から動き出すこともあり、そこから逆算してプランを立てていくことになります。自分で責任を持って宣伝プランを考え、ひとつの作品を任せてもらえるのはとても貴重な経験ですから。
そのためにまずは“この作品を任せたい”と思ってもらえるようにもっと力をつけなくてはいけないですし、“石田なら大丈夫”と信頼してもらえる宣伝になりたいですね。いつか携わってみたい具体的な作品もありますが、当面の目標は宣伝プロデューサーを任せていただけること。本当にやりがいのある仕事なので、がむしゃらに頑張っていきたいです。
大登:企画制作部なので、やはり将来的には、自分で作品の企画を立ち上げられるプロデューサーになりたいです。
自分で企画を立てるということは、責任も自分で取るということなので、現場をしっかり回せるようになるのはもちろん、契約や予算管理の知識も勉強していかなくてはいけないと思っています。
──最後に、大登さん、石田さんが熱を込めて携わっている、アニメ『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』の見どころを教えてください。
大登:仮面ライダーになりたすぎる大人たちが、荒唐無稽と思われる夢に向かって、まっすぐ突き進んでいく面白さが魅力です。コミカルな部分も魅力ですが、幼少期から何十年も抱き続けてきた夢を叶えていく姿にグッとくるので、彼らの真剣な想いをまっすぐに見て、応援していただきたいなと思っています。
とにかく1話目から面白いので、まずは初回をご覧いただけたら絶対に次も見たくなると思います。僕自身、現場で何回も映像を見ていますが、毎回ワクワクしながら見ています。
石田:この作品は“いい年をした大人たちが夢を捨てずに頑張る”という物語です。僕のような20代が見ても強いインスピレーションを受けますし、“自分もやらなきゃ”と背中を押される、あるいは鞭を打たれるくらいやる気をかき立てられました。
東島丹三郎世代はもちろん、僕と同年代の方、さらに若い人たちにもぜひ見ていただきたいですね。昭和の仮面ライダーを扱っている作品ですが、どの世代が見ても心に残る内容になっています。年代を問わず幅広い方に楽しんでいただけると思います。
──仮面ライダーの知識がなくても楽しめますか?
石田:もちろんです。仮面ライダーを知っている方も、あまり詳しくない方も、それぞれに面白さを感じていただける作品になっていますので、ぜひ多くの方にご覧いただけたらうれしいです。
大登:この作品の本質は“ずっと憧れてきた存在になる物語”“憧れを叶えるために努力する物語”だと思っています。それは普遍的で、誰にでも届くテーマだと感じていますので、ぜひ多くの方にご覧いただきたいです。
石田・大登:よろしくお願いします‼
記事の後編はこちら:アニメ『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』で制作、宣伝を担当する新卒入社2年目同期が、熱い思いで新作アニメの現場に挑む!①
文・取材:野本由起
撮影:冨田 望
©柴田ヨクサル/ヒーローズ・Tojima Rider Project
©石森プロ・東映

2026.07.11
2026.06.30
2026.07.04
2026.07.03

2026.07.02
2026.07.01
ソニーミュージック公式SNSをフォローして
Cocotameの最新情報をチェック!