『FGO』10周年――ファンの声とともに創る『FGO Fes.』の企画制作チームの裏側
2025.11.18


人間を喰らう怪人・喰種と、喰種を憎む人間の葛藤を“体感”する――アニメ『東京喰種トーキョーグール』10周年を記念した体験型展示会『東京喰種EX.』。
美しく悲しい世界を、立体物展示やインタラクティブ展示によって、臨場感のある体験ができるという本展示会について、企画、ディレクション、グッズの制作を行なうソニー・ミュージックソリューションズ(以下、SMS)のスタッフたちが集まり、『東京喰種EX.』に込めた思いを語る。
後編は、『東京喰種EX.』でしか買えないオリジナルグッズにフォーカス。担当者たちのおすすめグッズやファン垂涎のアイテムを紹介する。
目次

松山文音
Matsuyama Ayane
ソニー・ミュージックソリューションズ

田中伶奈
Tanaka Rena
ソニー・ミュージックソリューションズ

工藤優希
Kudo Yuki
ソニー・ミュージックソリューションズ
記事の前編はこちら:『東京喰種EX.』が目指したのは“五感”で作品の世界観に没入できる展示会①
記事の中編はこちら:『東京喰種EX.』が目指したのは“五感”で作品の世界観に没入できる展示会②
――今回の『東京喰種EX.』では展示内容に加えて、オリジナルグッズも注目を集めています。まずは、皆さんのおすすめグッズを紹介してください。
工藤:私のおすすめグッズはウタのTシャツです。ウタはタトゥ―が特徴的なキャラクターなので、Tシャツの首元や胸にタトゥ―をあしらっています。
また、ウタの初登場シーンをイメージしたデザインもポイントです。ウタは初登場時、白い布のなかに隠れていて、主人公の金木が布をめくると「ばあ」と言って出てくるんです。このTシャツの胸元にある布をめくると、同じように「ばあ」と出てくるのが可愛いくて気に入っています。
田中:『東京喰種EX.』の話を聞いたときに、私がまっさきにやりたいと思ったグッズが「ムカデ耳栓」です。主人公の金木研がヤモリ(大守八雲)に拷問として、耳にムカデを入れられてしまうシーンは作品のなかでも印象的なシーンなので、絶対グッズにしなければと考えていました。
工藤:正直この販売価格では赤字覚悟のアイテムになってしまったのですが、『東京喰種トーキョーグール』のファンである上長が「このグッズは絶対に必要だ!」と周りを説得してくれて商品化が実現したものです。ファンの方々には、ぜひ身に着けたお写真を、SNSなどに載せていただけたらと思っています。
松山:私のおすすめは、やはりアクスタ(アクリルスタンド)ですね。今回の展示会用に15体のキャラクターのイラストを新たに描き下ろしていただきました。コレクターズアイテムとしてアクスタは定番化していると思いますが、この15体が並ぶと壮観で、サンプルが上がってきたときはチーム内のテンションも上がりました。今回のイベント限定の貴重なビジュアルなので、ぜひ手に取っていただきたいです。
――ほかにもたくさんのグッズがラインナップされています。すべておすすめだと思いますが、なかでも“これは!”というアイテムをピックアップして紹介してください。
工藤:主人公の金木が「僕は喰種だ」と言う大切なシーンをモチーフにしているパーカーです。表面には胸元中央のポケットに「TOKYO GHOUL」と書かれたファスナーをつけています。このファスナーを開けると「TOKYO GHOUL」という文字がセンターから二つに分かれて、文字の断片が金木が身に着けているマスクのように、歯のように見えるデザインになっています。
田中:また、今回のために新たに描き下ろしたミニキャラのグッズもご用意しました。なるべく多くのキャラクターグッズを作りたいと思って、等身の書下ろしには無いキャラクターも描いてもらいました。こちらもチェックしていただきたいです。
工藤:今回は10周年のイベントということもあって、キャラクターをあしらったキーホルダーはメタリック素材を使ってスペシャル感を出しています。皆さんの推しをぜひ手に取っていただければと思います。
工藤:箔プリントTシャツは、展示会のキービジュアルを赤い箔でデザインにしています。赤く発光する糸が絡まっているキービジュアルなので、それを格好良く表現したくて仕様を決めました。
工藤:今回、キャラファイングラフ(額装高精細複製画)は展示会のキービジュアルと、『東京喰種:Re』に登場するクインクス班のビジュアル2種類をご用意いたしました。それぞれの対照的な雰囲気に合わせて、額装からこだわっています。
工藤:『東京喰種トーキョーグール』10周年のロゴマークを刺繍したバッグは、普段使いもできるように、目立ち過ぎない色味の刺繍にしています。バッグ本体は『東京喰種トーキョーグール』らしい黒と赤のバイカラー。ショルダーバッグとしても使えますし、カラビナとストラップを外すとエコバッグとしても使うことができます。
工藤:“大喰い”と呼ばれている利世をイメージした大喰い皿には、利世の第一話の最初の台詞がデザインされています。こちらをSNSで告知した際は、台詞と連動するようにお皿のうえにハンバーグを乗せて、話題になるようにプロモーションしました。
工藤:定番のグッズのひとつである付箋は、実在する飲食店をモチーフにした付箋のような感じで作りたいなと思ったんです。そこで喫茶店「あんていく」とバー「Helter Skelter」の2種類の付箋を作りました。「あんていく」の付箋にはヘタレが、「Helter Skelter」にはバーにいる3人(四方、イトリ、ウタ)がプリントされています。
工藤:ミニキャラクターのメモクリップもデザインにこだわりました。メモには赫子(かぐね)やクインケを出したときのエフェクトがプリントされているので、キャラクターのクリップでメモを挟むと、戦っている最中のような演出ができます。メモを立てて置くことができるので、オフィスなどでも使っていただけます。
工藤:この作品で重要なキャラクターのひとりである旧多二福(ふるたにむら)が、対喰種機関CCG局長に就任したときに身に着けていた襷を模したタオルも作りました。当初、このグッズを作る予定はなかったのですが、デザイナーの方にご提案いただいたTシャツのアイデアのなかに、襷がデザインされたものがあって。
Tシャツにデザインするより、襷そのものを作ったほうがインパクトがあって喜ばれるのではと思い、実用性のある襷型タオルを考えました。長めのタオルなのですが、端にあるボタンを留めると襷として使うことができるので、付属の旧多のアクリルチャームとあわせてお楽しみください。
工藤:ファンの皆さんにさりげなく推し活をしてもらおうと、アニメグッズっぽくないレザーバッグも作りました。名前のロゴと、描き下ろしのイラストがそれぞれ両面に型押しされていて、どちらを表にしてもお使いいただけます。金木の眼帯を模したチャームもついていて、裏はミラーになっていて実用的です。
バッグの形状をめぐってはスタッフのなかでかなり議論して。最終的に肩かけにできたり、手提げにできたりと使いやすいバッグに仕上げました。
工藤:対喰種機関CCGの喰種捜査官たちが使う武器クインケを再現したクリップです。劇中でクインケはアタッシュケースに格納されているので、クリップのケースもアタッシュケース風にしています。
工藤:今回のグッズは、田中さんをはじめとするデザイナーの皆さんからもたくさん素敵なアイデアを出していただき、みんなで何度もデザインや仕様について相談をして、こだわって作ったものです。ご紹介したもの以外にも魅力たっぷりのグッズはまだまだありますので、展示内容だけでなくグッズも楽しんでいただけるとうれしいです。

BUAISOU 藍染手ぬぐい 9,500円
同じくBUAISOUが手がけた手ぬぐい。有馬貴将と金木の最後のシーンをイメージしたデザイン。
手染めなので、発色や色のグラデーションが1枚ずつ異なる味わい深い商品。

プロテインシェイカー【亜門鋼太朗】 1,500円
亜門鋼太朗のキャラクターグッズはプロテインシェイカー。亜門鋼太朗が一晩中腕立て伏せをしたという
シーンに着想を得て、「未熟者め!」というセリフもプリントされている。
記事の前編はこちら:『東京喰種EX.』が目指したのは“五感”で作品の世界観に没入できる展示会①
記事の中編はこちら:『東京喰種EX.』が目指したのは“五感”で作品の世界観に没入できる展示会②
©石田スイ/集英社・東京喰種製作委員会 ©石田スイ・十和田シン/集英社・東京喰種製作委員会 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re 製作委員会
文・取材:志田英邦
撮影:冨田 望
【開催概要】
東京喰種EX.公式サイト

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