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エンタメ業界のお仕事紹介

デジタルコーディネーター:グループ各社から持ち込まれるIT関連の相談に応え、解決する仕事

2024.12.26

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音楽、アニメ、ゲーム、キャラクター、イベントなど、人に感動を提供するエンタテインメントにはさまざまなジャンルがあり、そのジャンルの数だけ多種多様な職種が存在する。

連載企画「エンタメ業界のお仕事紹介」では、ソニーミュージックグループで働くスタッフの生の声から、エンタメ業界に存在する職種と業務内容、そして、その仕事にどんな“やりがい”や“魅力”があるのかを紐解いていく。

第17回は、クラウドシステムの構築やWebサイトの制作など、グループ各社、各部門からのIT関連の相談に対し、ITエンジニアリングで課題解決に導くデジタルコーディネーターに話を聞いた。

  • デジタルコーディネーターKENGOプロフィール写真

    KENGO

    ソニー・ミュージックソリューションズ
    デジタルコーディネーター
    キャリア:6年目

【解説】デジタルコーディネーター

グループ各部門からのリクエストを受けて、目的に沿ったサイト設計、最新のWeb技術、高いクリエイティブ力でターゲットの心に届くWebサイト、アプリの企画開発を行なうためのチームづくりや外部リソースを用意し、プロジェクトが円滑に進行するように調整を行なっている。実際にプログラムを組むことよりは、その知識をいかし、デジタル領域のトレンドをキャッチして最適解に導く業務となる。また、“最新テクノロジーとエンタテインメントの融合”をテーマに、音声合成やAI、VRなどに関するさまざまなプロジェクトの立ち上げにも関わることがある。

デジタルコーディネーターKENGO1日のスケジュール

ソニーミュージックグループを志望した理由は?

前職では、証券会社の営業職に就いていたのですが、音楽やアニメが好きだったことから、エンタテインメントに関わる仕事がしたいと思い、2年ほど働いたころに転職を考え始めました。

転職活動をするなかで、幅広く多角的にエンタテインメントビジネスを手がけているソニーミュージックグループに魅力を感じ、キャリア採用にエントリーしました。入社後はWebメディアのサイト運営に2年ほど携わったあと、現在の部署に異動しています。

身振り手振りで話すデジタルコーディネーターKENGO

デジタルコーディネーターの業務内容は?

ソニーミュージックグループはエンタテインメントの事業が多岐にわたるため、ITを利用した取り組みも多く、“こんなITサービスを立ち上げたい”“こんなアプリを開発したい”“こんなサイトを作りたい”といった相談ごとが多数あります。そんな相談に対してソリューションを提示するのが、デジタルコーディネーターの仕事です。

具体的には、グループ各社、各部門でIT関連のプロジェクトが始動する際、私たちの部署に声がかかり、そのプロジェクトのシステム開発に関して詳細をヒアリングします。それを部署に持ち帰り、社内のリソースで対応するのか、社外のベンダーをアサインするのかを検討したうえで、そのプロジェクトにおける最適なITソリューションを提案します。

社内ではよく“ITの水先案内人”と言われますが、デパートのインフォメーションをイメージしてもらうとわかりやすいです。セレクトショップを探している人、おもちゃ売り場を探している人、食料品売り場を探している人、レストランを探している人。デパートを訪れる理由は人それぞれで、探している商品も違うことに対して、自分たちが最初の窓口となり、案内する役割ですね。もちろん、案内するだけでなく自分たちもシステム開発に加わって、最後まで伴走することも多くあります。

微笑みながら話すデジタルコーディネーターKENGO

どんなときにやりがいを感じる?

自分たちの業務は、IT関連のプロジェクトにおいて、人と人をつなぐのがミッションになるので、そのつながりから新しいサービスやアプリがローンチされたときは、やっぱりうれしいですね。結果につながって良かったなと。

また、そうして生まれたサービスやアプリを使ったファンやユーザーの人たちの声を、SNSなどで直接聞くことができるのも、やりがいにつながっています。もちろん、なかには厳しい声もありますが、そこは改善点と捉えて、次にいかそうというモチベーションにもなります。

また、PCの画面に向き合うことが多いIT系の仕事でありつつ、世界的なアーティストや大ヒットIPに関わる仕事ができるのはエンタメ業界ならではだと思っています。そういったアーティストやIPのライブチケットやグッズが販売されるシステムにも携わることがありますが、Webメディアを経験したことのある自分でも、考えられないほどのアクセスがあります。

そして、もしそこでトラブルが発生してしまうと、それだけ多くの方にご迷惑をおかけしてしまうので責任も重大です。当日、バックヤードの我々の部署には緊張したムードが漂いますが、この非日常感も仕事の楽しさにつながっています。

手を前に組み笑顔で話すデジタルコーディネーターKENGO

デジタルコーディネーターの仕事をするうえで、大切にしていることは?

相談が来てから動く部署ではありますが、大規模な案件や難題要素の多い案件は“これは自分がやりたいです!”と積極的に手を挙げることを心がけています。難しそうな仕事ほど、“この大変さを解消する方法はないかな”“難しいけれど、こういうやり方はできないかな”とアイデアを考えることになりますが、実はその時間も結構好きです。

もちろん、うまくいかないこともありますが、“どうしてうまくいかないのか”と考え続けるのが苦にならず、気づいたらあっという間に時間が経っていることも(笑)。

目の前の壁や難題に対してポジティブに挑める自分の性質は、この仕事で役に立っていますね。

どんな人がデジタルコーディネーターの仕事に向いている?

持ち込まれる相談は、Webサイトの制作、電子チケットシステムの開発、ライブ配信サービスの構築、ファンクラブサイトの機能追加、ライブ物販のデータ連携などさまざまで、何かひとつの知識だけでなく、インフラやネットワーク、アプリケーションなど幅広い知識が必要です。そのため、知識を吸収する力、新しい技術にも柔軟に対応できる力が求められると思います。

とはいえ、入社前に特別な資格や知識が必要というわけではありません。知識を一から吸収して土台を作り、身についた知識をどういかしていくのか。実務のなかで学んだことを、さらに深掘りして次につなげようとする、前向きな姿勢が大事なのかなと思います。

私自身も必要な知識は現場で身につけました。今もまだ勉強の毎日ですが、楽しく学びながら仕事をしています。

PCを手に打ち合わせをするデジタルコーディネーターKENGO

思い描くキャリアプランは?

今の仕事にも魅力を感じていますし、同じ部署の後輩たちに自分の知識や経験を共有して、育成にも力を入れたいと思います。ただ、せっかくさまざまなエンタテインメントビジネスを手がける会社にいるので、システム関連の知識をいかしつつ、別の会社、部門の仕事も経験してみたいですね。

それこそ、社内外の人と広く関わることの多いデジタルコーディネーターの立場をいかして、たくさんの人の話を聞きながらキャリアパスを探っていこうと思っています。今のうちに別の部署を経験し、また今の部署に戻ってくるというキャリアもありますし、キャリアを築くうえでの選択肢はソニーミュージックグループにたくさんあるので、楽しんでいきたいです。

手を後ろに組んで立つデジタルコーディネーターKENGO

文・取材:野本由起
撮影:干川 修

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