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エンタメ業界のお仕事紹介

プログラマー:テクノロジーの力で、エンタテインメントの新たな価値を引き出す仕事

2024.12.13

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音楽、アニメ、ゲーム、キャラクター、イベントなど、人に感動を提供するエンタテインメントにはさまざまなジャンルがあり、そのジャンルの数だけ多種多様な職種が存在する。

連載企画「エンタメ業界のお仕事紹介」では、ソニーミュージックグループで働くスタッフの生の声から、エンタメ業界に存在する職種と業務内容、そして、その仕事にどんな“やりがい”や“魅力”があるのかを紐解いていく。

第10回は、音楽ライブの自動撮影システムの開発などを行なう、プログラマーに話を聞いた。

  • プログラマーYOSHITAKAプロフィール写真

    YOSHITAKA

    ソニー・ミュージックエンタテインメント
    プログラマー
    キャリア:5年目

【解説】プログラマー

ソニーミュージックグループの価値向上のため、テクノロジーを活用した「エンタテインメント×テック」のサービス開発やグループ内システムの開発を担当。サービス開発の主な業務は、価値検証を目的としたプログラミングで、最先端テクノロジーやクラウドのマイクロサービスを駆使して、短いスパンでスクラッチ&ビルドを繰り返し、定期的なPoCを実施して新しい価値を創出していく。グループ内システムの開発では、システムエンジニアが作成した設計書に基づいてプログラミングを行ない、社外ITベンダーとも協力して開発を進める。そのため、コミュニケーション力や技術的な事項を正確に伝えるためのドキュメント化スキルも求められる。

プログラマーYOSHITAKA1日のスケジュール

エンタテインメント会社のプログラマーを志望した理由は?

大学では情報通信全般に加えて、電子回路を設計して基板を作り、動作検証をする研究をしていました。大学院に進んでからは、情報通信技術系の研究をしていたこともあり、就職先としてはメーカーを志望していたのですが、就職活動をするなかで、“自分の好きな分野に携わる仕事がしたい”という思いが湧いてきました。

自分はもともとゲームやアニメが好きで、実は情報通信系の大学に進んだのも、アニメ『ソードアート・オンライン』にハマったことがきっかけ。そんななか、自分の好きなアニメや音楽をはじめ、キャラクター、ソリューションなど、さまざまなエンタテインメントビジネスを手がけているソニーミュージックグループに興味を持ち志望しました。

ソニーミュージックグループには、正直エンジニアリングのイメージはなかったのですが、グループ内のIPを活用して面白いことができるかもしれないという期待もありました。

笑顔で話すプログラマーYOSHITAKA

どんなシステム開発を手がけている?

自分が所属している部署では、アニメ制作のDX化に取り組むチーム、AI技術の調査や試作を行なうチームなど、さまざまなチームがあります。そのなかで、自分が手がけているのは音楽ライブの自動撮影システムです。

コロナ禍を経て音楽ライブの配信が急速に広がりましたが、ライブの配信は費用もかさむため、誰もが手軽に導入できるわけではありません。しかし、無人カメラを使って撮影できれば、その分の人件費を抑えることができますし、無人カメラであるがゆえに、さまざまなアングルでステージを撮ることもできます。

そういったことを背景に、自動撮影システムの開発が始まりました。自分は、アルゴリズムやユーザーインターフェイス、ネットワーク関連などの開発を行なっています。基本的には、パソコンでプログラムを書き、システムの動作検証を行なって改善点を洗い出し、また開発を進めるというのが主な仕事ですね。

真剣な表情で話すプログラマーYOSHITAKA

どんなときにやりがいを感じる?

ITテクノロジーは社会インフラを支える重要な技術になっていますが、その規模のシステム開発となると、多くのエンジニアが分業制で開発を進めることになります。その結果、自分が担当したシステムが、どのように使われているのか、直接的に目にする機会があまりなかったりします。

その点、現在開発している自動撮影システムは利用シーンがはっきりしていますし、撮影した映像についてアーティストやマネジメントの方からいい反応をいただくこともあります。また、試験的に撮影した映像が好評で、ライブ映像作品に使用されたこともあります。こういった成果を得られたときは、特にやりがいを感じますね。

それに、まだ世の中にないシステムなので正解がないというのも、楽しいところです。どういう機能を導入すべきか話し合う場は会話も弾みますし、搭載した機能について、その道のプロである撮影ディレクターから“これいいね!”と認めてもらえれば、新しいものを生み出せたという実感も湧いてきます。

あとは、幅広い領域を担当させてもらえるのもうれしいですね。ソニーミュージックグループでは、さまざまな知識とスキルで業務に対応できるフルスタックエンジニア(複数の分野に知見を持つエンジニア)を目指すことができると思います。

PCに向かい作業をするプログラマーYOSHITAKA

システム開発をするうえで、大切にしていることは?

ファン目線を持つことですね。“こういう機能があれば、ファンにもっと刺さるんじゃないか”というツボがわかっていると、それをシステムに落とし込めるので自分の強みにもなります。

入社前と入社後で業務内容にギャップはあった?

入社前は、カメラに関するシステム開発をするとは思ってもいませんでしたね。カメラを扱うとなると、おのずと映像の明るさや色、フレームレート、ブロックノイズの原因などについても学ぶことになります。

自分の得意分野だけでなく、今まで触れてこなかった分野にも携わるので、勉強の毎日です。逆に言えば、それだけ成長する機会が与えられているということなので、自分自身の伸びしろをとても感じられる仕事だなと思っています。

微笑みながら話すプログラマーYOSHITAKA

どんな人がソニーミュージックグループのプログラマーに向いている?

ソニーミュージックグループに限った話ではないと思いますが、システム開発を行なう際には、自分の知らないプログラミング言語やクラウドサービス、AIの知識などが求められることがあります。こうした知識や技術について、積極的に調べて試す姿勢は必要だと思います。実務のなかでも知識や技術は身につきますが、自ら学ぼうというマインドは重要かと思います。

また、“こういうものを作りたい”というアイデアを持っていると、ソニーミュージックグループでは、より活躍できるのではないでしょうか。コストがかかることなので、当然、審査はシビアですが、上長を含めた周りの人たちは、やりたいことがあって、それに挑戦することを止める人はいません。熱意を持って取り組める人は、この会社に向いていると思います。

職場の雰囲気は?

なごやかで自由な雰囲気ですね。皆さん、好きなことに関するシステムを開発している人が多いので、いきいきと働いています。活発なコミュニケーションも特徴で、開発チームのメンバーが自分の好きなことについて持ち回りでプレゼンする場が設けられたり、新しい技術や機能についてディスカッションするときには、上司や先輩といった立場は関係なく、本音で話し合える環境です。

ちなみに、自分が好きなことをプレゼンする場では、将棋について熱弁をふるいました(笑)。

思い描くキャリアプランは?

まずは、知識やスキルをもっともっと身につけたいです。システム設計、ITベンダーのコントロールなども上手くできるようになりたいですし、予算やスケジュールがシビアなプロジェクトにも携わってみたいですね。知らない分野に積極的に関わることで、自分の知見も広がるはずなので。

さらには、部署を異動して、まったく違う分野のシステム開発に携わるのも面白そうだなと思うので、ソニーミュージックグループだからこそできる、テクノロジーを使った新しいエンタテインメントの開発を目指していきたいですね。

手を後ろに組んで立つプログラマーYOSHITAKA

文・取材:野本由起
撮影:干川 修

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